8月後半、スカイプ座談会を開催します
関連記事:
母子旅の備忘録
2017年も半年が過ぎました〜!今年の夏もアメリカからブログをお届けします☆
[前編] アメリカ独立記念日パレード ☆ the July 4th of 2017
[後編] アメリカ独立記念日パレード ☆ the July 4th of 2017
ミシガン、コロラド、東京、山口、広島、そして、、、まさかのハワイを巡る変容の旅
この夏
ずっと願ったことがいくつか叶いましたが
その一つが
再びアメリカ西部を訪れること
遡ること8年前
2009年に私の父が
定年退職をしたお祝いに、と
アメリカ西部(アリゾナ州、ユタ州、ネバダ州)
を1週間かけ巡るロードトリップに行く
という旅をした事がありました
その時に周ったのは
セドナ
グランドキャニオン
ブライスキャニオン
レイクパウエル
ラスベガス
他にも行ったかな・・・?
ちょっとうろ覚えだけど
わたしにとって
初めての広大なアメリカを
この目で見た運転した経験だったのでした
全走行距離は約2000キロ
日本では味わえない自由を
満喫した旅でした
あれから8年の歳月が過ぎ
またどうしても、、、、
そのパワフルな地を
再び訪れてみたかった理由
それは
8年前の当時
大学院を
そろそろ卒業するという夫の
未来がまだ見えず
アメリカの景気もどん底で
本当にわたしたち夫婦は
どうなっちゃうんだろう。。。
っていう行き場のない不安に
いっっっっつも苛まれていたわたしが
(能天気な夫はそうでもなかったみたいですが)
この広大な
どこまで行っても
どこまで行っても
ひたすら目の前に広がる大自然と
大きな大きな太陽を見ているだけで
自分の悩みなんて
ほんっとにちっぽけだよなーーーー
って心から思えて
いや、絶対なんとかなるよ、
ならないわけないじゃんね?!
ってすごく楽観的になれて
実際に旅から戻ったら
本当に全てがトントン拍子に進み
夫はわたしたち夫婦の
希望だったアジアの国でチャンスを掴み
マレーシアにクアラルンプールに
移り住むことが決まったのです
今思えば
セドナやグランドキャニオンといった
アメリカでも有数のパワースポットと言われる
場所を巡ったことで
わたしの潜在意識に何かが
作用したのかな・・・
なんて思ったりするわけです
話を今に戻すと
この度は、アメリカ西部でも
訪れたことのないコロラド州へ行けることに
なりました
その地は
お義姉さん一家が毎年訪れる場所
ロッキーマウンテン国立公園
の麓の街、エステスパークにある
夫のミシガン州での休暇が終わった後も
息子と私が二人でアメリカに残り
お義姉さん一家と共に旅をすることに
なりました
結婚して10年
夫抜きで義理家族と旅をするのは初めて
本当の意味で家族になれたなぁ〜
とつくづく感じのでした
このコロラドへの旅は
観光とはまたちょっと違ってました
お義姉さん一家は過去10年
毎年コロラドであるサマーキャンプに
参加していました
そのサマーキャンプの目的は
異なる人種間の養子縁組をしている家族が
全米から集まり交流する、というもの
主にアジアの国々で生まれ
事情があって親元を離れることになった子供達と
そのアメリカ人の里親家族です
わたしの義姉には
18歳の血の繋がった娘と
15歳のベトナム人の息子がいます
赤ちゃんの頃にアメリカにやってきた甥が
まだ幼い頃からこのコロラド州で開催される
サマーキャンプに毎年参加していて
この一家にとって
コロラドが大切な場所となっているのです
「陽子にも是非いつか参加して欲しい。わたしたちの大好きな場所なのよ。」
お義姉さんがそう言ってくれた時
わたしはとてもうれしくて
二つ返事で「一緒に行く。」と言いました
仕事で行けない夫もすぐに賛成してくれました
(夫のこういうところが好きです)
3日間にわたる
そのサマーキャンプに参加する子供たちには
出生地のアジアの文化を学ぶ
ワークショップなどが
毎日企画されていて
息子も子供達に混ざってキャンプメンバーに
入れてもらうことに
親たちの為には
心理学者やセラピストを招いてのセミナーや
成人した養子の経験談やパネルディスカッションなど
心理学を学びコーチングを生業としている
私にとってもとても興味深い内容だったので
わたしも義姉と共に全ての
ペアレントセミナーに参加することにしました
そもそもアジアで生まれ育っている
アメリカと日本のハーフの息子と
外見はアジア人でも
一度もアジアで暮らしたことのない子供達
すっかり仲良くなったお友達と
毎日楽しそうに野山を駆け回っていました
生まれ育った環境が
全く異なるので最初はどうなることか
と物陰からひっそりと母は見守っていましたが
息子は初日こそモジモジしてましたが
翌日は他のメンバーのお子さんの助けもあり
みんなと打ち解けて
どうやら自分の知るアジアの文化を
ドヤ顔で紹介していた様子
息子が一番嬉しかったワークショップは
なんと、マレーシアではお馴染みの
ライオンダンスを学ぶクラス
マレーシアに住む子供は
一度は「大きくなったらライオンダンサーになりたい。」
と言うくらい旧正月の時期には各地で
ライオンダンスが見られるほどの人気なのです
でもライオンダンスを学ぶクラスに
行ったことはなかったので
もう大喜び!!
余談ですが
ワークショップを主催してくれた
Colorado Asian Cultural Heritage Center
のライオンダンサーのシーフー(師匠)は
ベトナム出身でコロラドに30年前に
移住した青年でしたが
わたしがマレーシアに住んでいるというと
いきなりどういうわけか大興奮!!
理由を尋ねると
彼の大先輩の師匠がマレーシア人なのだそうで
今年、念願の米国ナショナルチャンピオンになった
マレーシア人の師匠にやっと嬉しい報告が
できたんです
と大変お喜びでした
周りを見渡すと
アメリカ人の親御さんたちと
見た目はアジア人でも
アメリカの家庭で育った子供達
わたしと息子はその中では
とても異色な存在だったようで
わたしが自己紹介をして
スモールトークが始まると
興味を持った方たちがとにかく
わたしたち家族の話を熱心に聞いてくださいました
わたしがみなさんにした昔話は
わたしが10年前に嫁に来てから
家族にアジア人が一人増えたので
よく冗談を言い合ったこと
誰がどう見てもわたしは
当時まだ5歳だった甥の
血の繋がった母親か、または叔母か
贔屓目で見れば姉にも見えなくはない?
(当時わたしは30歳でした笑)
忙しく働くワーキングママだった
義姉の不在時には
隣町に住む当時学生だったわたしたち夫婦の
狭い狭いアパートに
いつもワンコたちと共にやってきては
わたしの手作りの日本食を
美味しそうに頬張っていました
よくワンコをつれてお散歩にも行きました
見た目的には全く違和感のないわたしたち
偽親子はよく「親子ごっこ」をしていました
そんなエピソードを紹介すると
「お義姉さんと甥っことあなたの信頼関係があるからこそ
このような場に足を運ぶことになったのね」
と
会う人会う人から
「このコミュニティへようこそ!」
と温かいハグがあり
それが本当にあたたかくて
私の方も
お一人お一人の家族の物語を聞きながら
時には一緒に涙したり
キャンプ最後の夜はパーティーだったので
一緒にお酒を飲みながら笑いあったり
きっと生涯忘れないだろうなぁ
と思う時間を過ごしたのでした
私たちはそのキャンプの前後に2泊して
ロッキーマウンテン国立公園を
お義姉さんの運転するレンタルカーで周り
コロラド川の清流を下るラフティングや
大きな岩がゴロゴロしている山道を高台に向かって
走るジープツアーなどに参加しました
8年前のわたしが感じたように
日々のちっぽけな悩みなんて
軽く吹き飛ばしてしまうような
ひたすらエキサイティングで
とにかくでっかいアメリカ西部の大自然の景色と
なんでも受け入れてしまうような大らかな空気
Photographed by Bao Polkowski
甥がロッキーマウンテン国立公園に
ハイキングに行って撮影した一枚です
コロラドに滞在した1週間は
文字通り
心も身体も洗われるような
毎日でした
また写真付きで少しずつご紹介していきますね
長くなったので続きます
いつも訪れてくださりありがとうございます
ポルカウスキー陽子
2017年8月11日
読者登録、イイね
ぜひポチッと応援よろしくお願いします〜!
↓↓↓
にほんブログ村