『グレープフルーツ・ジュース』(オノ・ヨーコ著)を読みました。 | ARTS&WORDS

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こんばんは。

今日も1日お疲れ様でした。

3連休、楽しめましたか?

 

 

さて、私は『グレープフルーツ・ジュース』を読みました。

オノ・ヨーコさんの著書です。

 

東京都現代美術館で個展を見てから、好きになったオノ・ヨーコさん。

アート作品を美術館で見かける機会はあっても、著書を手に取ってみることはなく、巡り巡って今このタイミングで読みました。

『グレープフルーツ』という作品が好きだった、という風にブログで書いているわりに、その内容は曖昧で、その時に見た『グレープフルーツ』と今回読んだ『グレープフルーツ・ジュース』の中身の違いがよくわからないのが現状です。

どうやら、『グレープフルーツ』の言葉を選び直し、写真をいっしょに付けたのがこの本のようだ、というのが訳者まえがきを読むとわかります。

中身の違いがわからなくても、2年以上の時を経て読んで、やっぱり好きだったというのは変わらない。

そのことに少しほっとします。

好きだな、と思ったから、訳者まえがきで引き合いに出されていたジョン・レノンの『イマジン』のビデオ・クリップを検索して実際に見て、しばらく上機嫌で『イマジン』を口ずさんでいたりしました。

平和ですね。

 

『月に匂いを送りなさい。』のような無理難題が書かれているページもあれば、『心臓のビートを聴きなさい。』のようなすぐにできそうなものもあり、ページに書かれている文章の意味を考えたり、その言葉の余韻に浸ってみたりして楽しみました。

禅問答ってこういう感じなのかしら?

哲学的な気配の本でした。

ときどき、左側のページにモノクロの写真が入っていたりして、それにうっとりと見入ったりして。

その写真というのも、撮影者がそれぞれ違っていて、篠山紀信さんだったり、石内都さんだったり。

この本だけで、展覧会が構成できそうな気がします。

言葉を書き出したパネルと大きくプリントした写真を展示して、言葉で指示された行動を実行できるような小道具を配置して。

想像は膨らみます。

アイデアが溢れてきます。

 

 

 

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詳細はこちら。

グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

 

関連記事。

『オノ・ヨーコ 私の窓から』展(東京都現代美術館)に行きました。

 

明日もいい日になりますように。

 

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