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米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

世界の収奪のカラクリ:世銀は途上国を救うためではなく搾取システムを構築するために存在する

2017年02月26日 | 雅無乱日記


ウィキペディア「世界銀行」

この歴代の世銀総裁の顔ぶれ(経歴)を見てみてほしい。連中はアメリカ政府の元要人か、もしくは金融界の重要人物ばかりである。

この世銀 → 多国籍企業の収奪のカラクリの全体像=実態は、TPPについての議論が進むにつれ、ネット上でも露になってきている。

ここにはっきりと断言したい。

世銀(IMFやIDAも含む)は世界から貧困を無くすためではなく、全く逆に第三世界を破壊してそこに住む人々から(さらには先進国の国民から)、多国籍企業が収奪し尽くすためのインフラ整備を担っている機関である。

それは、過去のこれらのエントリーをお読みいただけたら透けて見えてくる。

ODA…そしてIMF・世界銀行の真の意図とは…?

「コモンズ(共有財産)」のことごとくを商品化し、収奪構造を創り出す連中

グローバリゼーションは完全なダブスタ。「貿易の自由化」も「民営化」も搾取のための詭弁

アメリカが世界から収奪する仕掛けはこうして構築された

だがさらに今回は、ダメ押しとしてこのページを紹介したい。

 

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Emerging Revolution in the South
ミステリー:いかにして富が世界に貧困をもたらすのか

説明を要する「ミステリー」がある。すなわち、なぜ過去半世紀に亘り世界全域で、貧困諸国に対する企業投資や対外援助や国際融資が劇的に拡大したのと同時に、貧困も拡大したのか?貧しい生活を送る人々の数は世界人口よりも早い割合で増大している。これをどう解釈すればいいのであろう?

過去半世紀に亘り、米国の諸産業や諸銀行(及び他の西洋の諸企業)は、「第三世界」として知られるアジア、アフリカやラテン・アメリカのより貧しい地域に大量に投資してきた。多国籍企業を引き付けているのは、豊富な天然資源や、低賃金労働から生じる高利益率であり、また税、環境規制、労働手当や労働安全関連経費のほぼ完全な欠如である。

米国政府は諸企業の対外投資に対する税を免除し、移転経費の一部の支払いを受け持ちさえすることによって、この資本逃避に助成金を支給してきた――ここ本国で職が消失するのを目の当たりにしている労働組合の激怒をまえに。

多国籍企業は第三世界で地元商業を排除し、彼らの市場を先に専有する。米国納税者によって大量に助成された米国の複数の農業関連産業カルテルは、他の諸国で余剰生産物を原価以下で投げ売りし、地元農業経営者よりも安値で販売する。クリストファー・〔D・〕クックが『Diet for a Dead Planet〔死の惑星の食〕』で記述しているように、彼らはそれらの諸国で輸出用換金作物のために最良の土地を買い上げる。通例それは大量の殺虫剤を要する単一栽培作物であり、地元人口に食糧供給する数百種の有機栽培された食糧のための面積が次第に減少していく。

地元住民を彼らの土地から強制退去させ、彼らの自給自足能力を奪うことによって、諸企業は絶望した人で溢れた労働市場を創出する。彼らは貧民地区に押しやられ、(職を手にすることができた時には)乏しい賃金のため骨身を削って働き、多くの場合それはその国自体の最低賃金法に違反している。(中略)

大企業が海外の低賃金労働から得る黒字が、他の地域の消費者に低価格として転換されることはない。企業は米国の消費者が節約できるようにするために遠隔の地域に外部委託するのではない。彼らが外部委託するのは、彼らの利ざやを拡大させるためである。1990年にインドネシアの児童らが1日12時間労働、時給13セントで作った靴の原価はわずか2ドル60セントであったのにもかかわらず、米国では100ドルあるいはそれ以上で販売された。

米国の対外援助は通例多国籍投資との緊密な提携で行われる。それは第三世界で企業が必要とする基幹施設の建設に助成金を支給する。つまり港や幹線道路、そして精製所である。

第三世界の政府に対する援助はひも付きである。それはしばしば米国製品に費やさなければならず、被援助国は米国企業に投資優遇措置を与えることが要求される。消費を国産の商品や食糧から輸入品へと変化させることで、更なる依存状態、飢餓や負債の原因となる。

かなりの額の援助金が日の目を見ることはなく、被援助諸国の盗癖のある当局者たちのふところへと直接流れていく。

援助(の一形態)には他の出所もある。1944年に国際連合〔UN〕は世界銀行と国際通貨基金(IMF)を設立した。両機関の議決権は各国の資金的貢献に応じて定められる。最大の「供与国」として、米国は最も有力な発言権を有しており、それに続くのはドイツ、日本、フランス、そして英国である。IMFは主に富める諸国から選抜された銀行家や財務省庁関係者のごく限られた集団によって内密に運営される。

世界銀行とIMFは諸国の発展に手を貸すことになっている。実際に起きることはまた別の話である。自らの経済を強化するべく貧しい国は世界銀行から借り入れる。輸出売上高の下落や他の理由により、高い利子を返済できなかった場合、それは再び借り入れなければならない。今回はIMFから。

だがIMFは「構造調整計画」(SAP)を強い、債務国が多国籍企業に税制上の優遇措置を承諾するよう要請し、賃金を低減させ、また外国の輸出や外国の乗っ取りから地元の企業を保護しようと試みることはない。債務国は国営の鉱山、鉄道や公共事業を民間企業に法外な安値で売却することで、自国の経済を民営化するよう圧力をかけられる。

彼らが余儀なくされることは、それに伴う環境破壊に配慮せず、彼らの森林を皆伐に、彼らの土地を露天採鉱に開放することである。債務国は更に保健、教育、交通機関や食糧に対する補助金を縮小しなければならない。債務返済を満たす更なる資金を手にするべく、国民に対する支出はより少なくなる。輸出所得のために換金作物を産出することを余儀なくされ、彼らは自らの国民に更に食糧供給できなくなる。

こうして第三世界全域で、実質賃金は低下したのであり、国の借金は、その貧しい国の輸出所得のほぼ全てが債務返済に吸い上げられる段階にまで急増した――このことが債務国が自国民の必要とするものを更に提供できなくするゆえに、更なる貧困をもたらす。

これで「ミステリー」の説明がなされた。 当然ながら、煙に巻くようなトリクルダウンに追随していなければ全くミステリーではない。なぜ対外援助や融資や投資が増大したのと同時に貧困が深まったのか?

答え:貸付金、投資やほとんど全ての形態の援助は、貧困を克服するためではなく、地元人口を犠牲にして多国籍投資家達の富を増大させるよう設計されているからである。

そこにはトリクルダウンなどなく、唯一骨身を削って働く多数から、金持ちの少数への吸い上げがあるのみである。(後略)


訳文で多少分かりにくいが、このカラクリを噛み砕いて説明したエントリーはこれである。

世銀・IMFは「援助」のためなどではなく、途上国から徹底して収奪し尽くすために存在する


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※画像の出典はこちら
  http://www.under.ch/SansTitre/Archives/Images/Vrac3/Vrac3.htm



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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今の世銀総裁はゴールドマンサックス出身 (まいたけ)
2007-11-27 01:10:51
最近、この理事はスピーチの中で「sustainable globalization」(持続可能なグローバル化)などという新しい言葉を作って、グローバリゼーション(民営化と規制緩和、貿易自由化、市場拡大)を必死で肯定かしようとしています。また、ドーハのWTO総会でも暗躍していたそうなので、誰がどうなってもアメリカ出身の総裁の下では世銀も変わりようがないのが実態でしょう。ベネズエラやエクアドルの世銀やIMFの脱退は正しい選択でしょう。
ゼーリックですね (雅無乱)
2007-11-27 04:14:47
まいたけさん、コメントありがとうございます。
早速投票ボタンを修正してみました^^;)

彼はかなりの曲者のようですね。

http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/03/post_7.html

なんとあのエンロンの計画倒産にも一枚咬んでいる可能性がありそう。

コレ(小指)で世銀をクビになったネオコンのウォルフォウィッツよりはマシか…なんて考えていましたが甘いような気がしています。
TBありがとうございました。 (松本哲)
2007-11-27 18:08:17
このような内容の記事、読んだことがあります。大体理解しました。
sustainable globalization (経済ニュースゼミ)
2007-11-28 20:16:16
sustainable development かと一瞬思いましたが、sustainable globalization ですか。

 アメリカがやっていることで、sustainableなものって、あるのでしょうか。

 それにしても、財務省もそうした米国の要請を受け入れるようではいけません。

 玉木国際局長に、抗議しましょう。
フロンティアが無くなれば市場は終焉する (雅無乱)
2007-11-29 22:32:53
松本さん、seijiさん、コメントありがとうございます。

>アメリカがやっていることで、sustainableなものって、あるのでしょうか。

まったくですね。

存在不安から、過剰消費か被害妄想⇒敵視⇒破壊を繰り返すだけの彼らを、日本は止めていかなくてはならないと思います。

これからも宜しくお願いします。
こんばんは ^^ (恩義(Oblige347))
2008-05-16 07:03:07
* すみません、↑のコメ消しておいてください! 名前の欄で、クッキーの影響で変なHNがでてきちゃいました ^^;;;








 …う~む、やはり経済学を勉強している小生にとっちゃ、IMFのサイトには課題なんかで大分お世話になったんですが、やはり組織の本質は腐っていますね。

 実は、政治社会思想において、小生は、本来あるべき国際視野における自由主義に立ち戻ることを主張しています。 ですから、国連解体を主張しています! それは、今現在の世界全体主義を打破するためです! 国連およびIMFの主導による世界諸国への干渉は正に全体主義です! これが続く限り、世界は恐怖政治へと突入するでしょう。

 あと、グローバライゼーションそのものにはポジティブですが、問題は貨幣経済において、$本位体制が危険なものであることも啓示しております。 小生の場合は、市場制度そのものを覆すのではなく、貨幣経済のあり方を指摘することを主な活動としております。 どうも、現状のグローバル市場は貨幣中立論に基づいて国家ごとに経済が過度に専門化されてしまっているんです。 その国際貿易の自由は認めても、ひとつの通貨を機軸として動く経済は、その通貨を供給する勢力がかなりの制御権を持ちますし、どこかの経済にて景気が悪くなれば、ほぼすべての国家市場が共倒れになるんです。 これは支那(中国)を見ればわかりますね。 個々最近、支那市場により世界経済は低インフレを満喫していたから国際貿易が円滑でしたが、支那経済の総供給が後退して支那経済からインフレが誘発されれば、現在の国際経済は一気に不況に陥ります!


 国際貿易は世界全土が低インフレの時には上手くいきますが、インフレ率が高ければ高いほど、インフレ予測に対する残差費用が高くなりますので、国際貿易はすべての国をダウンさせることになるでしょう!

 一刻も早い共通通貨幻想からの脱却に、グローバライゼーションにおける貨幣革命を起こすべきです!
robertjohn (business management dissertation examples)
2022-10-08 16:37:56
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