今日は節分ですね
暦の上では立春で
この日から春に入って行きますよ

―という節目になります。

まだまだ寒波やらで
とても寒い日が続きますが、
雲間から時折のぞぐ
陽射しがだんだん強くなってきているのを

肌で感じることが出来ます。

そんな陽射しの変化に後押しされるように
雑草たちも少しづつジリジリと
上に伸び緑を拡げてきています。

さて
節分と言えば
「鬼は外!福は内!」
の豆まきです。

 

そして、
この時期に私がよく考えるのは

「この鬼は一体何なんだ?」

ということと

「なんでこの時期に豆をまくんだ?」


ということです。


まあどうでもいいことと言えばどうでもいいのですが、

「からだ」の専門家としては、

どうしても気になってしまいます。

 

豆をまくという体の動きの具体的な感じと

鬼というちょっと抽象度の高いイメージが

同一平面でぶつかる感じに

とても興味をひかれるのです。



そんなわけで、
自分の「からだ」感覚から考えてみた、

勝手な解釈を試みてみたいと思います。

豆まきはまず、

【鬼という邪をはらう呪術】

ということは単純に言えるのではないかと思います。

鬼は日本では、角の生えた異形の怪物ですが、

【鬼】という漢字の生まれた古代中国では

死者・幽霊・この世のものでないもの

―といったニュアンスで使われます。

 

そして、

うらみを持って死んだ人は“鬼”になって

生きた人を祟るという風に考えていました。

祟られるとどうなるのかというと

病気になったり体調不良になったりするのです。

 

おそらく、

日本でも豆まきが始まった頃は

病や病気を鬼≒死者と

ある程度関連づけて考えていたはずです。

 

その後、

病を死者や霊と徐々に切り離されて

体に生理機能を阻害する外部から

やってくるモノとしての“邪”になり

それが鬼という怪物の姿を

とるようになったのではと思います。

 

東洋医学の邪は形の見えないものですが

鬼という“人型”が残ったのも

死者という背景があるからだと思います。

 

つまり、

豆をまくことによって

鬼≒邪を払い病から逃れようとしてる呪術だと

私には思えるのです。

 

では、

なぜ立春の頃に

【鬼≒邪を払う】という呪術を

行うようになったのでしょうか?

 

恐らく立春頃から

伝染病が流行ることが

増えたからではないでしょうか?

 

当時は麻疹なんかだったかもしれません。

今ならインフルエンザでしょう。

 

この時期は

寒さの極みであると同時に

春へと向かい出すタイミングでもあります。

 

とても寒い日が続いたかと思うと

急に温度が上がって温かい日が

現れたりします。

 

この温度差で

「からだ」はリズムを乱されたに

違いありません。

当時は暖房器具や衣類も

今よりずっと貧弱でした。

温度差は本当に

「からだ」にこたえたはずです。

 

つまり

この時期に豆まきをするのは

伝染病が流行りやすい条件が

整うためではないかと

私には思われるのです。

 

 

 

※それっぽく書いてるからといって

簡単に信じてはいけません。

これは私の「からだ」の感覚から

想像の羽を伸ばして

書いてるだけのものです。

時代考証や

文献など一切あたっていません。

 

そういうわけで、

機会あれば

民俗学や歴史的な記録を

少し調べてみたいと思っています。

 

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