西遊記1-3 | 世界文学登攀行

世界文学登攀行

世界文学の最高峰を登攀したいという気概でこんなブログのタイトルにしましたが、最近、本当の壁ものぼるようになりました。


P175-210(第五回)

天界から帰ってきた孫悟空に、部下の将軍が椰子酒をさしあげると、悟空「うへっ、まずい!まずい!」と。
そこで部下の将軍が言うシーン。

「大聖(孫悟空)さまは天界で仙酒・仙肴ざんまいでしたから、こんな椰子酒なんかお口にあわないのでしょうがね、しかし、こんなことわざがありますですよ、《味はよくともわるくとも、やはりおいしい故郷の酒》」(P193)

翻訳の調子もあるだろうけど、こういう言い回しが結構好き。