オデュッセイア(ホメロス)上-10 第十歌(P245-274) こういう話しなんだね、という感じ。 普通に面白い。 昔むかしの人たちの想像力が産んだ物語ということを考えれば、純朴な感じがするけれども、不思議と現代においても色褪せていないように思う。 古代の文学という、時の隔たりは感じるのだが、その文学は現代に至ってキラキラと脈動している。 2000年もの時間を経ても生き残る物語が持つ生命力の源泉とは一体何だろうかと不思議に思う。 物語はどんどんと転がっていく。 次の章も楽しみである。