♪歴史教育と異なる記録…「逝きし世の面影」で知る失われた日本…日本滅亡編


☆☆☆

こんばんは~

以前、紹介した
「エドガー・ケイシー」氏
リーディングという能力を通して、
予言した一つに、

日本の”究極的破滅”があります。

(Q)中国と日本の関係は
どうなりますか。

(A)国際干渉によって、中国の
一部で人口が復員されるとともに

1936年迄に中国か日本の
どちらかが国家としての
究極的破滅を迎えることでしょう

※1932年2月8日、自宅にて

この予言は当たらなかったと
批判される事が多いのですが

今回紹介する本、
「逝きし世の面影」
によれば、江戸時代の日本人の
価値観が国際介入によって
完全に消滅させられた

と解釈できるのでは、と
感じました。

「逝きし世の面影」
江戸時代末期に日本に訪れた、

海外の人々の記録を集め、
当時の日本の状況を客観的に
研究したものです。

その中にも、近く日本の
良き文化は、西洋化によって
失われると、当時の海外の人の
目には映っていたようです。

「逝きし世の面影」
渡辺京二氏著 平凡社
2009年9月9日出版 1900円

・成員の親和と幸福感、与えられた
人生を無欲に楽しむ気楽さと諦念、

自然環境と日月の運行を年中行事
として生活化する仕組みにおいて、
異邦人を賞嘆へと誘わずには
いられない文明であった。

しかし、それは滅びなければならぬ
文明であった。

・西洋思想の新ファッションを追う
官学・私学のスマートな
教授ジャーナリストたちの多くに
とっては、

過去の日本は捨て去るべきもので
あった。

…自分が日本人であることに自信を
持てず、日本の過去が価値がないと
思えたからこそ、それだけ安直に
新思想に「ウイ ウイ セサ
(フランス語でええ、その通りです
の意味)」と飛びつきもしたのだろう。

【西洋化へ】

・異邦人たちが予感し、やがて目撃し
証言することとなった古き日本の死は、
個々の制度や文物や景観の消滅に
とどまらぬ、ひとつの全体的関連と
しての有機的生命、すなわち
ひとつの個性をもった文明の
滅亡であった。

・「日本を開国して外国の影響を
受けさせることが、果たして人々の
普遍的な幸福を増進する所似であるか
どうか、疑わしくなる」ハリス

・「日本人は、支配者によって誤らせ
られ、敵意を持つように、そそのかされ
ないときは、まことに親切な国民
である」オールコック

【過去の抹殺】

・「明治の日本人知識人が己の過去を
羞じ、全否定する人々だった」
(チェンバレン)

・「現代の日本人は自分自身の過去に
ついてもう何も知りたくないのです。
それどころか、教養ある人は
それを恥じてさえいます。」(ベルツ)

・「我々には歴史がありません。
我々の歴史は今からやっと始まる
のです」(ベルツ)

・「新日本人の人々にとっては常に、
自己の古い文化の真に合理的な
ものよりも、

どんなに不合理でも新しい精度を
褒めてもらう方が、はるかに大きい
関心事なのです」(ベルツ)

…私たちが学んだ歴史は、
学び直す時なのかも知れません…

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

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