2016年5月31日火曜日

薄情


そんなに大きい家ではありませんが、


さすがに1人だけだと、ちょっと広すぎて怖いですね。



戸締りも厳重になり、使った事のないチェーンロックまでしてます。笑





今は誰もいないけど、後で誰かが帰ってくる。


その時の1人は、貴重かつ至福の時間だったのに、


今の1人の時間は、非常に長く、寂しさを感じます。






その後の父の容態ですが、落ち着いてるものの、


まだ元気に動ける状態ではなく、病室でだるそうにして居たり、


血糖値が高くインスリンを注射されたてます。


規則正しい生活で、少しは変わってくれればと思ったのですが、


食事も提供されても、そのまま放置して、後で気が向いた頃食べたり、


他の患者さんへの配慮もなく、好き勝手な事して過ごしています。


結局は、自宅での生活と何ら変わってなく、愕然としました。



 
これまで他人を気遣う生活なんぞ考えたことすらない人です。


今日も友人が見舞いに来てたのですが、話し声が大きいから、


病室だと他の人の迷惑になるから、デイルームで話すよう言ったのですが、




他の人は、もっと大きい声だっただの。

お前は神経質すぎるだの言い出す始末。




こういう人なんですよ、うちの親父は。


自分の配慮が足りない事を忠告されると文句だと言い出し、


挙句の果てには、反論してくるんです。


自宅なら細かい事は言いませんよ。


でも、そこは病院、しかも病室です。


他の人に迷惑が掛かるんです。


もう、謝るまで徹底的に言ってやりました。




はいはい、すいませんねぇ(うるせぇなぁ風に)。




捨て台詞吐き捨てたので、また言い合い。


もうジジイとはいえ、他の患者さんの配慮がないと忠告されて、


逆切れしてるとか、本当に恥ずかしい限りです。


アルコール飲んでなくて、これですよ。


これが、もし飲んでたら、一体どうなると思います?


母も自分も相当我慢して来てる事に、まだ気付けないとか、


もう、一体どういう神経してるんだか、全く理解できません。


アルコールの問題もあるのですが、今後生活していく上で、


やはりADHDか、もしくは精神科を受診させるべきか、正直悩む今日この頃です。








そういえば先日、母が良く通っていた介護施設のスタッフさんが、


忙しい中、焼香してくださるとの事で、久々に我が家を訪問してくださいました。


もう利用者でもない母を気にかけて下さるだけではなく、


残された我々親子の事まで心配して下さって、本当に有り難く思いました。


そして、そこの利用者の有志の方々が、花を贈ってくださり、


母への気遣いが、本当に有り難く感じました。





一方で、もう1つ通ってた介護施設も、ケアマネですら、


連絡の1つもなく、さらに焼香にすら来ないとか、どれだけ薄情なんだか。





介護施設の方は、4月末で辞めたので、もう関係は無くなりましたが、


そこまでビジネスライクにするならば、利用料等の請求と支払いが完了してない間は、


一応利用者として扱った方が、トラブル回避にもなるし、いいと思うのですが、


実際は、いつも通りの請求書と領収書に同封されたお悔みの文書。笑


もう利用者じゃないけど、払う物は払ってね、で、ついでにお悔み申し上げますじゃ、


正直、あまりいい気分に思う人って居ないんじゃないでしょうかね。





ケアマネに至っては、


早々に介護保険の資格喪失手続きを済ませた為か、全くの音沙汰無しです。



もう関係ないと言えばそうです。結構口煩かった自分が窓口でしたから、


終わって清々してるかも知れません。親身になってるようで、結局はビジネス。


ならば、最後締めくくって、きちんと終わらせるのが、ビジネスってもんです。




こういった、ご都合ビジネス解釈が、


結局は負荷が増える事になる訳で、それに気付かないんですかね。






 
薄情な人は、どこにでも居ますね。


こういう人って、事件や不幸等に顔を突っ込みたがるけど、


決して歓迎されてないって、自覚する事はないんですよね。




頼んでも居ないのに、告別式後、勝手に火葬場まで来た人が居ました。


大親友でもないのに、そこまで母を大切に思ってたのかと、


ちょっと気色悪さすら感じました。




ただ先日、父を訪ねて来た際、入院中で不在と伝えると、


母に線香1つあげたいと言う事もなく、そそくさと帰っていきました。



なのに49日には出席すると言い出す始末。




この人は母が脳梗塞で必死にリハビリしてる最中に、


自宅に何度も押しかけては、見舞いに行きたいから病院名をと、


しつこく芸能レポーター張りに訪問してきた人です。


本当の親友でもないのに、あんな姿見せられる訳がない。


しっかり断っておいて、正解でした。




そして、得た情報を、来店する客にベラベラと喋って、


不幸やら噂話を営業活動に使い、人を食い物にしてきてる人です。








また、介護施設で一緒だった、とある方は、誰から聞いたのか、


母の携帯に何度も連絡をしてきて、仕方なく訃報と葬儀の件を伝えたところ、


必ず行きますと言いながら、顔すら出さない。欠席の連絡もなし。




まあ、この方は、その施設にかなり長く通ってる人なので、


自分が知らない事が嫌なんでしょうね。


で、母の訃報を知ってたと、言いまわるのでしょう。


施設では威張り散らしていて、煙たがられてるのに、本人は気付いてないんですね。





共通するのは、自己満足の為に迷惑がかかる事を考えない人。





憎まれっ子世に。。。





昔の人は、間違ってませんね。笑







話を戻して、お花のお礼も兼ねて、そして別の日にその介護施設を訪問しました。


施設利用者の皆さんにも挨拶をしたのですが、




あら、お母さんに似てるわね。




そう言われました。




これまで、長く生きていて、母に似てると言われるより、


父に似てると言われる事が多かったのですが、


不思議な事に介護で母との距離が近くなるにつれて、


母に似てると言われる事が、増えてきていました。




以前は、親父と瓜二つと言われ、もうグレそうになる事が多かったのです。笑


自分で言うのも何ですが、父方より母方の方が美男美女が多く、


芸能界のスカウトだのが来たりだの、好みの問題はあるとしても、


まあ誰が見ても明らかに美形揃いなんです。




父の子でもあるので、自分はあいにく、到底及ばないレベルの見た目なのですが、


まあ、似てると言われるなら、お世辞でも美形よりな母方の方が断然気分はいいですし、


今となっては、そっくりではないにせよ、


自分に母の面影が残ってると言う事が、とても嬉しく感じます。






母の事を気にかけて下さり、ありがとうございました。

皆さんがお元気で、母の分まで楽しい日々を過ごす事が、

我々家族と母の願いです。このたびは、本当にありがとうございました。

どうぞ、お体ご自愛ください。





そう伝えてきました。



薄情な人が居る中でも、こうやって素敵な方々と巡り合えたというのに、


お別れしなくてはならないのは寂しいですが、


自分は、この方々には一生感謝し続けるでしょうし、


本当に母の分まで、元気で居て欲しいと心から願ってます。


ありがとうございました。




素敵な花、ありがとうございました。

















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