僕の旦那様200.櫻葉葉小説・nama | なうのこたつ保管部屋

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初めての旦那さま
→僕の旦那様1.


おさらい
僕の旦那様199








・・・・




僕の旦那さま200.祝





駐車場に車を停めて
一日ぶりの自宅



キーをかけて手を繋ぎエレベーターに乗った




「 ドキドキするね 」



「 うん・・ 」



そうだよ
何で今さらドキドキするんだろ!?


何回もしてるし
それに初めての時もかなりのドキドキをした


ただ一枚あるか無いだけ


それなのにドキドキ世界のドキドキワールドだ



手の平の中を
人さし指で撫でられ

オレの手は汗で湿ってるけど
翔ちゃんの指は冷たくて丁度良い



エレベーターからドアの前までなんて数秒しかない筈なのに



まるで何メートルも離れているみたいだ




ドアの鍵が外され
中に入ると自動的にライトが灯いた



ずっと我慢してたんだもん
黒髪王子に聞かされた声に、こんなに反応しちゃうなんて




「 んにゃ・・ ァッ  」



玄関すぐの壁に強く押され
左腕が雅ちゃんの腰の隙間に


翔ちゃんの右手は頭を守るような、固定されるようにしっかりと後頭部を支えていた




そのまま旦那様に捕られてしまい
オレはされるがまま


キスして
唇の端から舌が入って

すくうように ・・唾液が零れてしまう



何度もしてるのに
どうしていつも初めてみたいなんだろう



ゆっくりと落される細い鉄の重なり合う音



何度も見てるけど
こんな風に明るい場所で見るのは初めてだ




「 めちゃ上向いてる 」



「 雅ちゃんのせいでしょ 」



嬉しいけど恥ずかしい
だってオレも同じ


旦那様と同じなのに
オレは奥さんで、


一緒なのにされちゃう方なんだもん



知らない間に片足になり
ボクパン姿の雅ちゃん


色んな場所を手の平が
撫でるから力が抜けて思わず膝から座り込んじゃった




「 そんなにオレの食べたい? 」



床に着いてしまうと
確かに顔の位置と翔ちゃんのそれは同じ場所



あー・・んってする?



聞かれちゃえば、拒否る理由がなくて思わずハムって先を食べた



まだよく分からない
どうすれば良いのかとか

同じだけど
された事ないから



「 もう少し、くち開けて・・ 」



これがオレにとか
考えただけで、ドキドキMAXで


にゃんかやばい


息をするのが難しく
水の中でシュノーケルをするのと反対だ。鼻で息をしてくちでいっぱいにする




ちょこんと舌で
軽く撫で、吸ってみたら


ぎゅっと大きくなった



「 揺らすから、そのままにしてて 」



なに?何をどうするの?



頭を撫でるように固定され
いりぐち・・と

喉が苦しくなる場所まで 入り出てく



少し咳が出て翔ちゃんのを咬んじゃった



「 あっ・・ゴメンね 」


「 大丈夫、・・なんか抑えきれないな 」



それって我慢出来ないってこと?



翔ちゃんも膝を折り
オレと同じ視線まで顔を下げた



瞳の色は黒くて
奥の方にもっと黒いお月様のような楕円が見える


薄く解けるようなグレーがかった茶色



何をさせても緊張なんかしないように見える彼が、オレに緊張してるって嬉しい




「 翔ちゃん入口だけ試してみて・・まだ少し怖いから 」



無言で微笑み
オレの腰を軽く抱き上げると


今度は翔ちゃんが玄関の反対側の壁に背中をつけ



オレを膝にのせ呼吸が近くなる



一緒にしばらく何も布一枚もない場所で触れたまま




ただ一番近くにいて二人の鼓動は同じ速度でドキドキとしていた




「 湿ってる・・それに温かい 」



「 ん・・、翔ちゃんのもオレのにキスしてる 」



ゆっくりと覆いかぶり
ライトが日食のように翔ちゃんの影でオレを暗くした




「 何も隔たりが無いなんて初めてだ 」



それはどういう意味?
オレと?それとも本当に全部で初めて?



「 雅ちゃんは全部、翔ちゃんが初めてだよ。だから全部教えて? 」



ちょっと怖いけど
何も準備してないのに


だけど今は痛いとしても、このままで翔ちゃんと・・




「 雅ちゃんはオレの物だよ。他のヤツになんて絶対渡さないから 」



「 オレもやだ 」



翔ちゃん以外なんて
考えも出来ない



腕を襟足に添え
静かにスライドして角度を変える互いの身体



何も無いなんて不安だけじゃない
とっても幸せで


オレは翔ちゃんを見上げたままで
その時を待っていた




















・・・つづく


何も無いって大変だなぁ笑


でも何でも初めてって
楽しいね


今からふんわりパンケーキを作って
それで自由研究をします


さてさてどうなるやら
明日は書けるかな


まだ繋がって
ないもんねー!!


なう

水分補給してゆっくりね







オレ鳴や
きか飴、他新章を
アップしてゆきます↓
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