お話の始まり↓
しあ楽1.
前回のお話↓
しあ楽239
途中に
読みきりシリーズとして
★なな潤や
★さと輪のお話が入ったりします
テーマしあ楽から
探してみてね
・・・・
240 しあ楽
階段を下りる膝が見え始めた頃
それが二人だと気付き
ななと輪がその方向に大きな反応を見せた
「 じゅ・・、あっ 」
ななが声を止めたのは二人がそれぞれに汐と廻を抱いて下りて来たからで、すぐに自分が甘えられる状態では無かったからだ
「 おはよう 」
「 おは~ ・・ ふぁ 」
ニノがななの隣から立ち上がると潤から汐を受け取り智はそのままでななの待つソファーへと廻を抱きしめて座る
「 よぉ、おはようなな 」
「 おはよぅ、まーくんは? 」
廻が姉のななに手を伸ばし
今度は受け取るなな
どうやら智よりは姉が良いらしい
やはり雅紀に似ているからだろうか
そのまま再び立ち上がりコーヒーもらえない?そう言って寝ぐせを付けた髪でテーブルに着いてしまった
「 雅紀の部屋から楽しそうな笑い声が聞こえてさ見に行ったら二人が喋ってた 」
智の説明によればベビーベッドで先に起きた二人に雅紀は気付かずに寝ていて、潤を誘いそのまま下に降りて来たらしかった
そうかまだ眠れてるんだ
コーヒードロップをセットしななの元に廻を迎えに行き先にオムツを確かめた
「 よーし、汐も見るか? 」
ニノに抱かれたままの汐にななが近づき小声で何かを聞いてから部屋にオムツを取りに行った
「 潤ちゃん・・ 」
やっと手の空いた潤にななが遠慮がちに近づく
「 ん?おはよなな 」
前に来た時よりは髪が伸びた
それを見上げるななの視線にオレの心が何かチクチクとしている
「 ぉはよ・・ 」
あれは見惚れてるんだ
無防備な潤に見惚れるとか
オレだって負けてない
明日は無精ひげで対抗してやりたい
「 ふぁふぁ、きょなにしてあそぶ? 」
「 輪そうだなぁ何しょうか、あと数日しか居れねぇしな 」
年の瀬に訪れた二人
けれどそれぞれに仕事もありあと2,3日が限度だろう
またしばらく家族だけになるのが寂しくも感じる
「 潤ちゃんも?あと少し・・ 」
テーブルに歩き出すとオレがセットしたコーヒーを智に入れる準備をする
「 そうだな、同じ便を取ってある 」
「 そう・・ 」
見惚れていた視線がとても寂しそうに変り、オレは明日の無精ひげを止める事にした
「 それまでずっと一緒に居るから 」
ぐはっ、・・なんだあれ
潤の言葉にオレはやはり明日無精ひげを生やす事にした
そしてしばらく静かだったのに
突然泣き声がして
それは輪だった
さっきの智の言葉からずっと我慢していたらしい
「 ぁああんぁだ!!ふぁふぁかぇったぁゃだ!! 」
あまりの大泣きに汐がまず反応し
そして廻も泣き始めた
その上に・・
「 ななもやだ!!じゅちゃ帰ったらゃだ!!ぅわーん 」
もはや大合唱だ
楽しい時間が訪れた分
終わりは寂しいもんだ
「 なに!?どうしたの?? 」
階段から慌てて降りて来る雅紀
寝巻きもそのままで半分寝ぼけた感じが可愛い
廻がオレの手から慌ててのけぞり雅紀の元に行きたがる
もはや・・
いつかハーフリタイヤして二人がここに住めば良いのに
「 なな・・ 」
潤も涙をにじませて
泣き始めたななを抱きしめた
「 ぉぇもだっこしてくぇ 」
それと同時に智もバカだなぁと輪を抱き上げた
「 汐~あの人たち忙しいね 」
ニノの落ち着きに汐は泣き止み
指をくちへと入れ始めた
「 よしっ!!飯だ飯を食おう!!腹が空いてるから哀しくなるんだ 」
もうななの頬にキスする潤も
雅紀を独占する廻も
智と輪のいつしか始まった大好きだよ、オレもだよな芝居さえ
全部腹の虫のせいだ
「 それが良いね汐もまんまだよね? 」
「 ぁむ、まんまぁう 」
やはりそうらしい
「 お前ら全員とりあえず顔を洗って来なさい。話はそれから 」
全員が並んで顔や手を洗いに行き
着替える者は部屋へ戻る
湯を沸かしスープの準備をする頃
朝早く携帯電話がテーブルの上で振動を奏で始めた
・・・つづく
おはようございます
昨夜は Mステ 嵐鑑賞会
からのMV鑑賞楽しかったね
来れなかった皆様
また一緒に出来たら嬉しいです
コメントって読み返すと楽しいね
みんなの言葉全部返したくなる^^
さて今日は春に転勤される
職場の方の送別会で
行ってまいります
まぁ夜だけどね
今夜は嵐にしやがれなかったのかな?
見れる時は記事あげたりするね
一人で見ても全然構わないので
では今日は良い天気だよ
素敵な一日を♪
なう