最近読んだ本。今週は忙しくて新しい本は買ってなく、今のところ雑誌のみ。
 

 
25日。Dモーニング。「GIANT KILLING」。王者東京ビクトリーと対等に戦うETU。椿対持田が楽しみ。「へうげもの」。敗戦処理、という感じだが、この辺りは史実とはかなり違う展開になってきている。どういうオチをつけるのだろうか。古田重嗣と福島正則の今後をどう描くのか。「疾風の勇人」。ついに吉田内閣総辞職、鳩山内閣成立という場面。これは「小説吉田学校」などでも一つの見せ場だったように思う。吉田に総辞職を進言に行くのは池田だったかどうか、よく覚えてないのだが。何しろ、「小説吉田学校」もコミカライズを読んだだけだから。最近Dモーニングでは「ジパング」も含めて歴史物を読んでるし、歴史物が厚くなってきた印象。あと、デジタルなので読みたいところしか読まないので、読んでない作品にほとんど興味を持たなくなってきた。紙雑誌なら少しは目にするわけだけど。これはデジタルの弊害の一つだと思うし、よく言われる電子辞書の弊害とも共通していると思う。
ヤングジャンプ。「キングダム」。ついに李牧と決戦。楽しみ。「東京喰種」ちょっと読んでみようかなと思った。絵が魅力的。「ヘルベチカ」不思議な話だな。「源君物語」うーん。よく分からない。「クノイチノイチ」割と終幕近い感じなのだけど、まだ話が見えないところが。「うらたろう」この爽やか青年ぶりが先の展開の読めなさを。最近ヤンジャン、肌色成分がかなり多めになってきた気が。
 
ユーベルブラット(19) (ヤングガンガンコミックス)
塩野 干支郎次
スクウェア・エニックス
2016-12-24


 
ビッグガンガン。「ユーベルブラット」。帝国軍とグレン軍の戦い、という構図になってからケインツェル=アシェリートの影がなくなったことはこの漫画の性格を少し変えた感じがするのだが、ダークサイドから光のサイドへの帰還というのはある種一つの定番ではある。しかし、実はあまり見ないな、そういうパターン。「レ・ミゼラブル」なんかはそう言ってもいいのかな。この作品はすごくたくさんのキャラクターが出てきて設定も複雑な割には最近言葉での説明が少なく、この場面で何が起こっているのかかなりその世界に入っていないとわからなくなってしまう。ラシェブの僧院(このキャラは最初の方で少し出てきた超小物なのにこの一番盛り上がったところで場を汚しに出てくる感じでなんか可笑しい。)でのグレン軍ラングザッツと新たなブラッドマイスター・イクフェスの戦い。そこに現れた赤ちゃんのバケモノ(「千と千尋の神隠し」の坊が竜と合体したみたいな異形キャラ)が出てくるのだが、これは実は帝国軍を率いるエルサリア(アルクサルト選帝侯の娘)の元いいなづけ(親同士の約束で作中で初めて会う)の、グレンの力によって異形の者と化したゾルデーン候の息子・アルギドだった。このキャラほとんど忘れていたのだが、エルサリアとの会話を見て調べて前のところを遡って調べたら15巻にその出会いの場面があった。このアルギドを見守る母・ヴィシェーネの姿も確認。アルギドの力で盛り返すかに見えたグレン軍だが、それをケインツェルが倒す。しかしグレンの都の上空には異変が起こり、巨大な闇が広がっていく、というところで終わり。来月は休載とのこと。

 

ビッグガンガンではほとんど「ユーベルブラット」しか読んでなかったのだが、今回少し興味のある作品が増えた。一つは新連載のねこクラゲ「薬屋のひとりごと」。古代中国らしき王宮の下女として仕える猫猫(ミャオミャオ)は実は薬屋の娘、という設定。皇帝の子供達が謎の死を遂げる真相を薬屋視点でつかんだ猫猫は王妃に見出され、という展開。雰囲気としては灰原薬さんの平安時代・菅原道真と在原業平を取り上げた「応天の門」に似てる。興味深い。
 
 

 

 

もう一つは「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」。吹奏楽部のエースとその顧問の関係、みたいなのが面白いなと思ったのだが、BGのバックナンバーを読んだら実は今回はサイドストーリーで、本当はバンドの話だった。ちょっと残念だったが、余裕があるときに少し遡って読んでみたいと思った。コミックスは8巻まで出ているようだ。

 

 

26日。週刊漫画Times。いつも思うけど、週漫は平均点が高い。その中で印象に残ったのは「なみだ坂診療所」だな、今週は。息子を失った母と夫を失った妻、嫁と姑の心の交流。その縁を繋いだのはピンチヒッターで診療所の医師を務めた西村だった。こいつ本当にいいやつなんだよな。

 

 

というわけで、今日はビッグガンガン関係のことをたくさん書きましたね。