Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

梅ちぎり

2018年06月05日 20時52分29秒 | Weblog

2018年6月3日

毎年、梅雨時期になると悩みだす、実家の梅ちぎり

母が生きている時には、家族恒例の行事でちぎり、梅干しや梅酒等の加工品にも活かされていました。
母が居なくなると途端、今では無用となり、熟して落ちて汚すだけの迷惑樹になってしまいました。

昨年は、いかにももったいないと、農業大学校の研修生に声掛けし、手伝ってもらい収穫しました。

さて、今年は
5月、facebookで『梅の悩み』を書いたら、10名ほど『来たい!やってみたい』の返事があり、俄然期待をしました。
果たしていよいよ1週間前になり、メッセージで『6月3日日曜日午前9:30、水辺プラザ集合』の連絡をしたら、帰って来た返事は『子どものスポーツ大会の応援・地域の環境清掃日・イベント・・等々』を理由に前々日まで、0ゼロ人となり頭抱えていました。
しかし、前日になり、知人A君の『地域の環境清掃が終わってから、駆けつけます』の連絡で、望みにかけました




今年の梅は、例年にない寒波でアブラムシも無く、黒星病の斑点やカメムシの吸った跡が少し見受けられるも、豊作の様で枝は重みでしなっていました。



日当たりの良い枝は、果皮が真っ赤になって、『早く、ちぎって』と言っているようです。

前日から梅雨の中休みの快晴
日曜日は、適当な日差しで暑すぎることもなく最高です。
早朝から実家に向かい、梯子や道板、収穫袋を準備し
10時過ぎまで一人でちぎっていました。

ナビと携帯電話の説明で、結果的に大人5人と幼児一人が実家に直接来てくれました
初対面のご夫婦もあり、樹上で挨拶の後、収穫要領を説明。
午前中は、敷地の南側にある、南高梅(ナンコウウメ)をちぎってもらいました。




こんな感じで、納屋の上の屋根の上、瓦に登っての手ちぎりです。
親父は体重が軽いので、細い枝先まで渡り歩き一緒に参加しました。




枝は空に向かって伸びているので、足場の道板や、枝、樹上に登っての収穫です。



梅の枝は、枯れると固く鋭く尖っていますので、帽子と長袖は必須です。



梅の粒が大きいので、収穫袋は頻繁に満杯になります。
下に降りる人についでに託しながら、集積場で反すと、みるみる小山が築かれます。




この老木(おそらく70年生)は1本の木ですが、屋根沿いに張らせた太い枝が折れることなく面積を稼いでいます。




午前中の収穫量は、これだけありました。目測180kg



あっという間に、12時を過ぎました。
賄いにソウメンをする予定でしたが、お昼ごはんの差し入れ(炊き込みご飯のおにぎり&貝汁&デザート)をいただき、感謝でした
ビールはノンアルコールです
樹上では、懇親できない突っ込んだお話しで、楽しい食事が出来ました。




午後の南高梅は、割と短時間で収穫終わりましたので、裏の梅まで全部ちぎってしまうことにしました。

こちらは、ブルーシートを広げてたたき落としました。



私道に広げて、受け止めます。
中央の窪みに、集まる効率的な方法です。



北側の梅の品種は、『難波』と思われ、梅干しには適した大きさで、毎年、嫌になるほど実りますが
朝日が良く当たるのが裏目に出る場所で、今年は受粉時期の霜や寒波で花(花粉)がやられて不作でした。



先導的なA君に叩き落し役を一任
でも叩く人には、枝葉の死角があるもので、実が見えなくなると、もう無いと判断します。
下にいる人からは、取り残しが良く見えるので『もうちょっと右・右あ・あ~行き過ぎもうちょっと左そこそこ叩いての怒号指示が飛び交います



叩き落しでは、枝葉も一緒に落ちますので、分別が必要です。
半分は、枝葉のゴミです。
分別作業も顔突き合わせると会話の機会になり、自然と楽しい時間になります。
これを一人や、親父とやっていると、ため息しか出ないものです




おかげさまの大人7人で、早く終わる事が出来ました。
農援に来てくれた皆さんに感謝です。
南高梅は、みんなに好きなだけお持ち帰りして貰ったのに、小山は崩れずたくさん残りました。


みんなが帰ったあとは、親父と2人っきりの静けさ。
口数少なく、選別しながら袋詰めするも、なかなか減りません。
午後7時までかかり、やっと袋詰めを終えました。
8kg袋×18袋=144kg 5kg袋×1袋=5kg 合計 149キロありました

1本の老木ですが、トータル200キロ近く収穫したことになります
これで一安心です

大正14年生まの親父は、明日6月6日で、93歳になります。
来年の親父の参加は、もしかして無理かもしれません。
息子としては、これからの事を考えなければなりません。
案1=親父が居なくなったら、梅2本だけでなく、柿園20a・栗園30aとも伐採する。
案2=今回の様な方法で、facebook等で参加者を募る。
案3=漬物業者や加工業者等の商売の人に、収穫作業ごと売る。

『形成資産とは、継承し活かしてこそ価値がある。活かせなければ、ただの負債に変化する。』(金光語録 B/Sより



実は、我が家だけでなく世代が代わると、こんな未収穫のまま落ちている果樹類が、ご近所にも、山にもあふれています
それが、イノシシやシカ等の害獣の餌付けになっている事も認識しています

これが、継承されず高齢化する田舎の現実です。

僕が、FACEBOOKを活用して農援を呼びかけて、協力を得ているなんて、稀な事でしょう


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
立派な畝ですね! (樫木すみこ)
2018-06-18 07:26:09
波野は月末に、、波の暦では7/2日だと先日聞きました。やっぱり豊作です。我が家は梅干し用の小粒の2種類の木、一本はもう200年ぐらいの老木で我が家用5kgぐらいしかなりません。もう1本は60年ぐらいなのでしおれるほどなっています。梅干し大好きお友達家族3軒分で、ちょうど良い量です。やっぱり近隣から、もらってのお誘いがいっぱい来ます。
実りを無駄にしたくないですよね〜
なんでも手軽に安価で買える時代になったので、伝統食材も料理も残念ですが、消えつつありますね〜〜
ありがとうございます! (金光剛助)
2018-06-18 09:38:36
畝でなく、梅ですね!メッセージありがと(*ゝω・*)実りを無駄にしたくないのですが、一人ではどうにもできず、facebookにお世話になっています!

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