トラウマセラピストの花丘ちぐさです！
かつて
ソマティックエクスペリエンシングの
タッチトレーニングで
自転車で転んだ時のことを
あつかったことがあります。
小学校5年生の時に、
自転車でひどくころんで、
手と足にけがをしました。
すごくショックを受けたのですが、
たぶん、
そのことは誰にも言わなかったと
思います。
本当なら、
怖かった、といって、
しっかり抱きしめてもらい、
もう大丈夫だよと、
安心させてもらっていたら、
トラウマにはならなかったのですが、
「転んだといったら怒られる」
とおもって、
一人でショックをこらえていました。
手には傷が残ったのですが、
何年もたってから、
何気なくその傷を見た父が、
「なんだこれは、やけどか？」
というので、
「自転車で転んだの」と
いうと、
「いやちがう。
やけどだ」と言い張るのです。
私の言うことは、
まったく聞いてもらえませんでした。
私は、
私のことを理解しようとも、
慰めようともしない人に、
説明しても仕方ないので、
放っておきました。
諦めていたんですね。
ワークの時に、
トレーナーから、
「テレサが信頼できる人のことを
思い浮かべて、
その人が抱きしめてくれているのを
感じて」
といわれました。
その時気づいたのですが、
子どものころに、
安心してゆだねられる人は
一人もいませんでした。
祖母は丁寧に育ててくれたけれど、
ケガをしたといったら怒るひとだったので、
私には誰もいなかったんです。
その時になって、
そのことをまざまざと知りました。
トレーナーはよくわかっているので、
「想像上の人物でもいいよ」と
いってくれました。
キリストの顔が浮かびました。
ただだまって、
私の痛みを自分の痛みとして
感じてそばにいてくれたのは
キリストでした。
安心感が広がって、
体が少し痙攣し、
そのあと、
筋肉がゆるんで、
げっぷが出ました。
げっぷは、
副交感神経が働き始めたので、
いいことなんですよね。
トレーナーの
スティーブも喜んでくれました。
トラウマと向き合うのは
カッコ悪くなんかないよ。
向き合わないで
社会に迷惑かけている人は
かっこわるい。
そういう
偉い人たくさんいるしね。
偉くない人も（笑）。
悲しめる自分は
素敵なんだよね。
今日も来てくれてありがとう
おやすみなさい
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