■空地には空地の似合ふ姫女苑
………… あきちにはあきちのにあうひめじょおん No.917 …………
◆ハルジオンに似た花を咲かせる「姫女苑」。なかなか区別ができないが……。
◆「姫女苑」という、佳い名前を持っているにもかかわらず、雑草扱いされているように思う。
◆それでも、自分の"分"を弁えているのだろう…ちょっと切ないが、「空地」に咲き「空地の似合ふ」花だと思う。
【俳人の一句】
〈常の日のつねのかなしみ姫女苑〉 鍵和田秞子
◆この句も、拙句と似た発想の句でしょうか。
◆ただ「常の日のつねのかなしみ」の措辞は、市井の人の「つねのかなしみ」〜生きていることの哀しみ〜を深く捉えているように思います。
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