■午後長し 行く先々に山法師

               …………  ごごながし  ゆくさきざきにやまぼうし  No.909  …………

◆先日のこと…その日は、いろいろな用事をまとめて済ませた。


◆「午後」…最後に、ずっと忘れていた手続きをするために市役所へ。
◆街路樹にも使われ、いろいろな場所で出逢う「山法師」 。市役所の前庭にもたくさん花を咲かせていた。 名前はちょっといかめしいが…その形・色、実に清々しい花。
◆この日1日…まるで「山法師」に導かれているようにも感じた。


【俳人の一句】

〈旅は日を急がぬごとく山法師〉 森 澄雄

◆日常生活は何かと忙しいもの。せめて、こんな心境で「旅」をしたいものですね。
◆この句でも「山法師」は、何かを示唆する道標のように描かれている。切れの後の「山法師」だけれど、擬人化されているような印象も。


⌘ Diary ⌘
◇昨日は…"湧俳句会"初めての"本部句会"に参加した。これまで、125回にわたり実施されてきた"湧吟行句会"を改めたもの。参加者は40名弱。遠く、大阪からの参加者も。午後には同人会総会もあるというので、こちらにも初めての出席した。
◇午前10時、当季雑詠5句の出句。この日も運良く、主宰:甲斐遊糸先生の特選(共鳴)4句の中に、次の句を取っていただいた。
〈たあいなきことが始まりソーダ水〉ヒロシ
◇"恋(初恋)"の句にしたいところをグッと抑えて、俳句の曖昧さを活かして詠んだ句。「たあいなき」は具体的なものでもよかったかも、との主宰評をいただいた……。
◇相も変わらず…"駄句"と"佳句"のサカイ目が見えない私でございますが。


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