父親との再会

本日は、痴呆症の進行から一般家庭で

は介護が不可能になって、現在では、

特別養護老人ホームで暮らす父親と、

久しぶりの再会を果たしました。



この日は、本当に偶然なのですが、双

子の弟達も勢ぞろいして、賑やかな再

会となったのです。

久しぶりに会う父親は、施設の健康的

な食事のために少し痩せていました。

僕「お父ちゃん、少し痩せて男前にな

  ったな。(笑)」

父「施設の人が、少ししか食べさせて

  くれへんねん。」

僕「ハッハッハッハッ!!(笑)典型

  的なボケ老人のセリフやな。」

僕が子供の頃は、凄く大きく、本当に

恐ろしかった昔気質の父親は、まるで

萎んだ様に小さくなり、いつも子供の

様に笑っているのです。

こんな風に屈託もなく、父親と話せる

様になったのはいつの頃でしょう…

父親が病に倒れて、ボケ始めてからだ

ったと思います。

それまでは、僕が高校生だったあの事

件以来、お互いに大きなわだかまりを

残していたのです。

その事件は、僕が荒れていた時代の、

ある日の夕食に発生したのです。

父親の何気ない一言が発端で、僕達は

激しい口論になり、激高した父親が、

いきなり僕の顔面を殴り付けたのです。

日常の風景であれば、殴られた僕が父

親に悪態をついて、自分の部屋でスネ

夫君になるはずだったのですが、その

日は僕の身体が父親の暴力に勝手に反

応して、父親の股間を蹴り上げてしま

ったのです。

これには、僕自身が驚いてしまい、悶

絶する父親を見下ろしたまま、なす術

もなく立ち尽くしていました。

それは、決して越えてはならない、た

とえ、既に越えていたとしても、それ

を絶対に示してはならないモノだった

のです。

僕自身も充分に理解していたはずなの

に…

その日以来、父親とはあまり話さなく

なりました。

父親も僕を避ける様になったのです。

しかし今、目の前にいる父親は、男と

してのプライドも、父親としての威厳

もなく、僕の買って来たカステラを子

供の様に無心に頬張っているのです。

お父ちゃんは、本当に幸せなんか?

どんどん子供にかえってる自分に、何

の焦燥感もないんか?

お父ちゃんは、この運命を受け入れて

るんか?

僕はまだ、今のお父ちゃんの姿を受け

入れられずにいるねん。

昔の、大きくて怖い、あのお父ちゃん

が忘れられへんねん。

変やな…

まだ、僕が子供なんかな?

でも、そこから逃げずに、また会いに

来るからな。

お父ちゃんの大好きな、カステラ持を

って。



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本日のわらチャン。

僕「この前までクーラーつけてたのに

  もう、衣替えしてストーブ出した

  んや。どんだけひ弱やねん…」



笑「べーだ!!何とでも言え!!寒い

  もんは寒いねん!!」



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