ガザ空爆とは?イスラエルとパレスティナの歴史を学ぼう!8月31日は宮脇淳子先生の特別歴史講座! | チャンネルくららブログ
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イベント8月31日() チャンネルくらら公開収録やります
★宮脇淳子先生 特別歴史講座 『歴史とは何か』 
現在、イスラエルのガザ空爆、ウクライナ紛争、過激派イスラム原理主義組織ISIS(通称イスラム国)など、世界各地で、民族、宗教の違いによる紛争が激しさを増しています。
その背景にどんな歴史があるのかを「日本人のための歴史学」岡田史学で学び、武器としての世界史を手に入れましょう。

イスラエル軍が空爆を再開したガザ地区


岡田英弘先生によると、日本の高校で教わる「世界史B」は「東洋史」と「西洋史」が合体したものだそうです。
以下、岡田英弘先生の著書より引用します。
「その結果、日本抜きの世界を日本の学校で日本人が学習するということになってしまう。まるで日本は世界の一部ではないみたいであり、日本は世界史に何の関係もなく、何の影響も与えない、あってもなくても変わりない存在であるみたいではないか。」(岡田英弘著『日本人のための歴史学』p33)

今回の歴史講座レジュメの一部をお見せします

第5回「ゾロアスター教とユダヤ教とキリスト教」
(全10回、毎月1回開催予定)

1.ユダヤ教教典でもある『旧約聖書』の歴史観
ユダヤ教の『旧約聖書』は「律法 (トーラー) 」と「預言者 (ネビイーム) 」に分かれる。
律法の書は「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」の五篇のこと。
預言者の書は「ヨシュア記」以下の諸篇のことで、『旧約聖書』の主要部分が成立したのは紀元前7世紀末、パレスティナのユダ王国である。
パレスティナという名の語源は、海上から来て海岸地帯で農業をしていたペリシテ人にある。前13世紀初め、北アラビアの砂漠から出て来たヘブル人という遊牧民集団は最初はペリシテ人の支配下にあった。

●パレスティナの語源ペリシテ人が描かれた絵画
旧約聖書に登場する怪力の持ち主サムスン。当時ヘブル人(ヘブライ人今のユダヤ人)はペリシテ人に支配されていた。
「目を(ペリシテ人に)えぐられるサムソン(ヘブル人)」レンブラント画



紀元前9世紀頃のユダ王国とイスラエル王国


 前11世紀末、南部出身のサウルによってヘブル人の十二部族が統一され、イスラエル王国ができた時、十二部族の同盟の契約を監視する神として選ばれたのがヤハヴェ(エホバ)であるが、この段階ではヤハヴェはまだイスラエル人の唯一の神ではなく、イスラエル人は一神教徒ではなかった。
 その後、同じく南部のユダ部族出身のダビデイスラエル王となり、ペリシテ人を撃破して、南部の二部族と北部の十部族の中間のイェルサレムに都を定めた。ダビデ王の息子のソロモン王イェルサレムにヤハヴェの大神殿を建設した。

●イスラエル王ダビデ像



●ソロモン王が描かれた絵画
「シバ女王のソロモン王訪問」エドワード・ポインター画




●嘆きの壁はイェルサレム神殿の壁の一部

続く・・

イベント8月31日()は チャンネルくらら公開収録


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【8月26日配信】倉山満の直球勝負 ゲスト 上念司 真実の朝鮮史 後編 【チャンネルくらら】