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共同通信 2014.10.20
【香港デモ】 民主意識、マカオに波及 きしむ「中国の夢」
現在のマカオ中心部
香港や台湾で相次ぐ学生を中心とした政治運動が、香港と同じ「一国二制度」下にあるマカオの若者たちを刺激している。今年、普通選挙の実現を問う異例の市民投票が実施されるなど民主化を求める動きがじわりと拡大。台湾統一を視野に、中華民族の団結を呼び掛ける習近平指導部の「中国の夢」がきしみ始めている。
「居ても立ってもいられずここに来た」。香港大規模デモで学生らが座り込みを続ける中心部のアドミラリティ(金鐘)。マカオで看護師を務める何さん(22)は、民主的な選挙実現を求める学生らの訴えに共感して駆け付けた。「台湾や香港で学生が立ち上がっているのを見て政治に関心を持ち始めた」と話す。
マカオは1999年、ポルトガルから中国に返還。香港に比べ政治的に安定しカジノ産業の拡大で急速な経済発展を実現。2009年には胡錦濤国家主席(当時)が「返還後の10年は一国二制度がマカオで成功した10年」と強調、制度の〝優等生〟と持ち上げた。
一方で経済格差が一段と深刻化。中国本土客らを相手にしたカジノや観光に依存しすぎる経済から脱却できないことへのいら立ちも市民の間でくすぶっている。
今年7月、マカオの民主派団体は、マカオ政府トップで親中派の崔世安行政長官の信任や19年の次期長官選からの普通選挙導入を問う市民投票を実施すると発表した。
経済から文化界まで親中派が影響力を持つマカオでこうした動きが出るのは異例。発起人が当局に拘束されるなど圧力を受けながらも8月に実施され、約8500人が投票。9割が普通選挙導入に賛成し、8割が崔氏に対し「不信任」と回答した。
投票を呼び掛けた団体幹部の蘇嘉豪さん(23)は「マカオには自由があるが、将来の中国との同化に危機感を持つ若者が増えている」と語った。
マカオでは5月に政府トップらに手厚い恩給を支給する法案の撤回を求める2万人規模のデモが発生するなど、民主や権利意識の高まりを背景にした活動が増えている。
習氏は12年に中国の最高指導者となって以降、基本的人権や民主主義など人類共通の「普遍的価値」を拒否する意思を鮮明にした。こうした姿勢が中国の〝異質さ〟を際立たせ比較的自由な環境で育った香港、マカオの若者らの拒絶反応を起こす結果を招いている。
一国二制度方式で台湾統一を目指す中国政府は、香港やマカオで制度そのものへの信頼が揺らいでいる事態に「衝撃を受けている」(共産党関係者)。マカオの親中派を通じて学生らに圧力をかけ〝民主の芽〟を強硬的に摘み取る可能性もある。蘇さんは「中央政府はマカオの声を聞き、政治改革の必要性に気付いてほしい」と訴えた。
(引用ここまで)
■香港もマカオも、アヘン戦争後、清朝末期(1841年、1887年)にそれぞれイギリス、ポルトガルの植民地となりました。その後、1990年代末に中華人民共和国に返還されています。
(引用ここまで)
■香港もマカオも、アヘン戦争後、清朝末期(1841年、1887年)にそれぞれイギリス、ポルトガルの植民地となりました。その後、1990年代末に中華人民共和国に返還されています。
■清とはどんな王朝?
現在の中華人民共和国の前の王朝とされる清朝は、そもそも漢民族ではありません。
むかしの女真人の後裔であるツングース系の満洲人の王朝です。
清初代の王 ヌルハチ
- シナ(チャイナ)とは何か (第4巻) (岡田英弘著作集(全8巻))/藤原書店
から引用します。
p93
①清朝時代のシナは満洲人にとって植民地であり、清朝はけっしてシナではなかった。
②清朝はのちに北モンゴルを、次にチベットを併合し、最後に中央アジアのジューンガルを破って新疆を手に入れ18世紀に最盛期を迎えた。
③清朝は漢人と満洲人の結婚を禁止し、漢人が満洲、モンゴル、チベット、新疆などの地域に立ち入ることも禁止した。
④清朝の時代を通じ、シナは清帝国の一植民地であり、独立国ではなかった。
⑤清は、満洲人、モンゴル人、チベット、新疆、漢人と、五大種族の同君連合帝国だった。
■テレビ・新聞報道では、その真実を知ることができない「厄介な隣国シナ」
日本は戦後、中国に6兆円もの援助をし、お陰で中国は、世界第二位の経済大国となりました。
しかし恩を仇で返す中国は、日本に感謝するどころか、日本固有の領土尖閣諸島の領有権を主張したり、世界中で弱いものいじめをし、少数民族に対する虐殺を繰り返しています。
■中国共産党の一党独裁政権に脅威を感じ、台湾、香港で学生によるデモが激しくなっているのです・・
■真実の「シナの歴史」を岡田史学で学び、プロパガンダ上手の中国人に二度と騙されないようにしましょう!
(※参照)
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●明日は宮脇淳子先生「歴史とはなにか」特別講座!中国は歴史的に汚職なしで回らない世界だった!
http://ameblo.jp/channelcrara/entry-11930495056.html
●9月27日(土)は宮脇先生歴史講座でシナを学ぼう!中国当局によるウィグル族への締め付けの裏には?
http://ameblo.jp/channelcrara/entry-11930116051.html
●教科書問題の裏側には中国の権力闘争!9月27日宮脇淳子先生「歴史とは何か」第6回でシナを学ぼう!