トルコはロシアから領土を守るためNATOに加盟!朝鮮戦争に3万人を出兵しようやく加盟できた! | チャンネルくららブログ
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TBS ひるおび! 2015.11.26
昔は“大国”だったトルコ・ロシア“因縁”の歴史


1299年
オスマン帝国成立

かつては国土も広く、貿易・交通の中心地だった

1683年 第2次ウィーン包囲
現在のオーストリアの首都ウィーンまで進撃 
最大領土のオスマン帝国 

18世紀
オスマン帝国VSロシア帝国 対立が本格化

ロシアが不凍港を求め南下をはじめる



320年にもわたる、度重なる露土戦争
10数回戦ってほとんどロシアに勝てないトルコ・・
その度、
ロシアに領土を取られていった

1853年~56年
クリミア戦争

英仏が参戦してようやくロシアに勝利



1922年 オスマン帝国滅亡
1923年 トルコ共和国成立


これ以上ロシアに攻められたくない・・・
どしてもNATOに加盟したかった
↓
トルコは、NATOに加盟するために朝鮮戦争に出兵した!
(解説:放送大学 高橋和夫教授)

トルコの日刊紙Hürriyet(ヒュッリイェト)2011.6.25付
7000キロ遠くに眠る、朝鮮戦争トルコ人戦死者たち


釜山市の戦死者墓地にあるトルコ兵士の墓
バラが植えられトルコ国旗がはためいている


(一部抜粋引用します)
1950年6月25日、北朝鮮が、韓国の兵士が境界線(38度線)を越え朝鮮戦争戦争勃発。(中略)
国連から加盟国になされた緊急要請において、韓国に対する攻撃停止と半島における平和と安全の確保を目的に、援助に加わることが要請された。
トルコを含む16カ国が国連要請にこたえ、各国からの軍事力をまとめて「国連軍」が結成された。参謀本部は、朝鮮半島への出征のため1司令部、3歩兵大隊、補助部隊からなる1旅団と、第231歩兵連隊に任務を割り当てた。
イスケンデル港より海路で朝鮮半島に向かったトルコ軍は、妻や、1歳にも満たない子供、父を、母を、そして兄弟たちを残し、7000キロ彼方の援助要請にに応えるため出征したのだった。
大多数が20~25歳であったトルコ人兵士は、21日間で朝鮮半島の東南部にある釜山港に到着。国連軍に合流し、各戦地で勇敢な戦闘をみせたが、軍隅里において四方を敵軍に囲まれ大損害を与えて、戦闘地域からは脱出し得た。
また、トルコ師団は、順川湾をも守ぬき、国連軍を全滅から救った功績により米国議会から「名誉勲章」を贈られ、韓国大統領府からもトルコ国軍に「連合勲章」を贈られている。
訳:東京外国語大学サイト
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20110626_071939.html
(引用ここまで)

約3万人の部隊を戦地におくり、将校37名、下士官26名、兵卒658名の合計721名が戦死しているそうです。

それでようやくトルコはNATOに加盟できたのです!

■集団的自衛権は不要、と言っている人に教えてあげたいですね。

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