何故なら、学校の超憂鬱イベント【The 遠足】があるからです。
ぼっちにとって、事前にやる遠足の班決め程、恐ろしいものはありません。
先生から「クラスで仲のいい者同士で自由に班を作りなさーい」の掛け声と同時に命がけの戦いが始まります。
幾ら無友人とは言え、クラス全員の見守る白日の下にぼっちを晒すわけには参りません。
兎に角、おみそでもいいので、グループの末席に入れてもらうべく、全身から必死に僕も仲間だよねオーラを出して輪に入れてくれるように心の中で懇願します。
その必死さが実ったのか、というより整数になった方が都合が良いといった曖昧な雰囲気のおかげも相まって、リーダーのお情けで何とか班に入れてもらえます。
これにて遠足の班決めで自分一人だけ取り残され、先生から「おーい誰かぁ、山中も班に入れてやる奴いないかぁー？」と言われた後、クラス全員からクスクスと失笑される悪夢だけは避けられる事になる訳です。
しかし、いざ遠足の本番の日まで全く、安心は出来ません。
バスの座る席順に始まり、歩行パートナーとの会話、現地でのフリータイムの所作等、憂鬱ポイントの波が繰り返し繰り返し襲って来ます。
もう、丸一日、生き地獄とすら言っても過言ではありません。
そして、ようやくこの恐怖イベントをクリアしても半年後には、またこれが繰り返される事が完全に予想されているのです。
当然、これが宿泊学習や修学旅行となるとこれの２倍３倍にパワーアップされて襲われる事までも子供心に予感されており、そしてまた予想を更に上回るダメージを与えてくれる事になるのです。
よく大人は子供に向かって、「大人になると大変だよ」とか言いますが、学校の遠足に勝る大変な事ってそうそうありません。
ぼっちの自分は本音ではこう叫びたかったのです。
「頼むから学校は勉強以外何もやらないでくれ。」と
私も遠足の前は３カ月前から毎日憂鬱でたまらなかったよってお仲間はポチッとお願いします。
↓
リタイア日記 ブログランキングへ
にほんブログ村
アルファポリス
お暇でしたら姉妹ブログも覗いてやって頂ければ幸甚です。
↓
「人は株のみで食べていけるか？」