今日の昼にドイツ人の知人宅でちょっとしたランチをした。

 

参加したのは私と知人、そして知人のお嬢さん(9歳)。

 

今日は久々に天気も良く、

 

和やかなムードでお喋りを楽しんでいたのだが

 

テーブルの真ん中に置いてあったピザに私が手を伸ばした瞬間、

 

知人のお嬢さんが突然

 

「ダメ!!!」

 

と叫んだ。

 

え?何が?と思わず首を傾げた私と知人。

 

どうしたの?と尋ねてみると、

 

「そのピザ、美味しいから私が全部食べるの!他のものを食べて!」

 

と言う。

 

 

 

あら・・・・・・。

 

 

 

別に他にも食べるものはあるので構わないのだが、

 

一応、みんなで食べましょうね、ということで買って来たピザである。

 

そもそも6切れもあるので彼女が一人で食べ切れるとも思えないが、

 

さて、どうしようか、と母親である知人の反応を待った私。

 

すると知人、私に対して申し訳なさそうな顔で

 

「ごめんなさいね。この子、これを一人で食べたいみたいだから

他のものを食べてくれる?」

 

と言った。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・おぉ?

 

 

 

いや、繰り返すようだが、他にも食べるものはあるし

 

別に私とて子供から取り上げてまで何が何でもピザを欲している訳ではない。

 

それ故こちらとしてはまぁ構わないと言えば構わないのだが、

 

教育的に、お宅は本当にそれで良いのか。

 

これがイヤイヤ期の2歳児なら、ママも大変ね、で済む話なのだが

 

相手は9歳

 

そろそろ世界はいつも優しくはない事を学んでも良いお年頃な気がするのだが

 

まぁ、母親の教育方針に私が口を出すのは余計なお世話であろう。

 

 

 

思い返せば私は

 

「あれが欲しいこれが欲しい」

 

ということを

 

思っていても全く口に出さない子供であった。

 

と言っても私が家計に優しい大変お利口な子供だった訳ではなく、

 

うちの親が「子が親になにかをねだる」ということを

 

絶対に許さない教育方針だったから。

 

ピシャリと怒られるのが嫌だった私は

 

スーパーの菓子売り場ですら石のように静かにしている子供で、

 

中高生になってからは学校で必要なお金のことすらうまく言い出せず

 

よくこっそりと夜中におかんの財布から千円抜いていた。

(まぁ、今思い返せばこちらの方が人としてどうかと思うが・・・)

 

それ故に大声で親に自己主張できる子どもを見ると、

 

羨ましいような、呆れたような、なんとも言えない気持ちになるのである。

 

 

 

まぁ、大声で泣き叫べばなんでも欲しいものが手に入ることが

 

果たして本当に幸せなのかどうかは私には分かりかねるが。

 

 

 

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ちなみに最近の私は前々からずっとほしかった

 

「固めるテンプル」

 

を日本から送ってもらえたお陰で大層な幸せ者です。

 

嗚呼、これで気軽に揚げ物が出来る・・・・・!(狂喜乱舞)

 

 

 

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こちらでも執筆させて頂いてます(´Д`)

 

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