あなたとMishaと名古屋の夜 vol.8 言語化困難な想いを私にもたらしたある一言 それは | フィギュアスケート観測所

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フィギュアスケート全般について
あれこれ自由に書いています

だらだらと続いております。すみません。

Twitter
YURINA✰さん
@yuri_yuzu_misha
さんが
#ミーシャFM
で、まとめて書いてくださっています。
質問の内容を要領よくお知りになりたい方は YURINA☆さんのTwitterで。。。



あの日から二週間以上経つ今
まだこうしてあの日のことを書いて 記憶をたどれることに感謝している。

左の脛の内側に薄いバンドエイドしてたけどあれは何だったのかな、とか

ちょっとした確認(笑)をした後
「身体的な問題は何もないんだ」
彼はそういって 頼もしくそれまでに見せなかったやや誇らしげなほほえみを見せたことや


セルカ棒で自撮りする時は彼がそれを持つから 写真の中央にいつもいるけど
「みんなで写真を撮りたい」と彼が言い
いざ 写真を撮る時に 彼は 端っこに立った
それを 私が 「センターセンター」って促して真ん中に立ってもらったんだけど
その 端っこに立つっていうその心持ちに 
何ていうんだろう 「ファンの人たちと自分」というスタンスではないものを感じて
思い返しても思い返しても 何とも言えないいじらさを覚えたり。


その後 一緒に撮った写真を管理人さんがメールしてくれて
そのメールに
「フィギュアスケートについて皆さんともっとお話したかったそうですが、時間がなく残念がっていらっしゃいました。」とあったこと。
あれだけかなりの時間をいただいて 厄介な質問を脈絡なそれぞれがくぶつけたにも関わらず
「フィギュアスケートについてもっと話したかった」
だけでなく
「時間がなく残念がっていた」
「時間がなく」



というわけで 私は次回用の質問リストを 着々と準備中なのです。


参加者のみなさまとは時々やり取りしたりして。

あの日、結局何のお茶を飲んだんだっけ?と問う私に
Aさんは「リラックス効果のあるハーブティだったと思います」と答えてくれた。
そのお茶はMさんとSさんが 1stオーダーが品切れだったことを受けて
「今の私たちに必要なのはリラックスだ!」として注文してくれたらしい。
なんて頼もしいんだ。
どうもその辺りの経緯を全く覚えていない私は
緊張をほぐすために臨席のHさんにずっと話しかけていたのだと思う。

Hさんは「ミーシャがロスに帰国してからと言うもの まさにミーシャロス」
と 駄洒落か!と私に突っ込ませてくれて
「ウズベキスタンの人がロスでも帰国になるのか?」との問いに
う~ん、、、となり
もう この際 日本に来た時もミーシャは「ただいま」という気持ちで来てほしい
その時は私たちは「お帰り」と言おうね、と言ったら
Aさんは「絶対に言いたいです!」と答えてくれた。

私達は住む場所もてんでばらばらで
まず 普通に生活していたら出会うことはなかっただろう。
加えて どの方も素敵な女性で
私とは別のカテゴリの方々なので
たとえ居住区が近くても 私はなかなかご一緒できなかったと思う。

でも こうしてミーシャをきっかけに出会えたことを心から感謝している。


あれこれつらつら思い浮かべる中で
どうしても忘れられない一言がある。

前回書いたが
「写真を撮って両親に見せたい」というミーシャのことばを聞いた時は
その瞬間に落涙しそうになったのであったが、
日が経って 今 思い返して
どうにも簡単には説明がつかない感情を引き起こすことばが一つある。
その時の情景を思い浮かべれば思い浮かべるほど
本当に稀有な、何か深遠で尚且つ広大なものに触れたような
そんな気がしてくるのである。


それは こんな一場面だった。

私が彼にサインをしてもらっているときだ。
彼は 先に書いたように 真剣な面持ちで一字一字サインを描いている。
(書いている、ではなくて 敢えての表記)
その最中に 私は彼の試合を観に行ったときの話をしていた。
 
演技後、彼が万感の思いを込めて観客に挨拶し
その姿に私も感激して 彼の名を呼んだ
その時彼はこちらを向いて反応してくれた
そう話した時 管理人さんが
「良かったじゃないですか!」と言ってくださったのだ。

私は その演技後の話を知人の何人かにしていて
同様に「良かったね!」とは言われている。
そして この話をしたときに 「良かったね」と言いつつ その言葉の裏に
「やりよるな」
「今度は私も反応してもらえるようにがんばろう」という気配を示しそうな人には
この話はしていない。
かくも男子応援とは 難しいものなのである。

観客が歓喜に沸いて
彼も感激し
その中で私も思わず彼の名を呼んで
彼が反応した
それによって私の席の周りの人たちも沸き立ち
「素敵な選手ね」って 彼の好感度が更に増した。
そして 私は 彼がどんなルーツを持っていて
どんなスケーターか 見知らぬ観客に話し
その後 彼がしばらく留まっていた上位者が座る席からの中継が入ると
「あら あなたの応援してる人 なかなかいいわね」なんてやりとりが
しばらく続いたのだった。

私はこの話をするときに 上記の一連を話すことにしていて
「彼が反応してくれた」という部分にウェイトをおかないようにしている。

それは そこの部分だけクローズアップされると厄介だからである。
反応してもらいたくて名前を呼んだのではないし。

しかし世の中にはさしてスケーターの足元も観ずに
周りの人間とコミュニケーションをとることよりも
「私だけを観てほしい」と躍起になる人間がいることも事実で
私はどちらかと言うと そういった方々に辟易している側である。
辟易、というか 恐怖すら感じることもある。

そんな私が その時 その演技後の一連を思い出したり
一部を そこで話したりしていたのだが
さっきも書いた 管理人さんの
「良かったじゃないですか!」って
その時のぱっとした表情やことばを思い出すと
何とも表現し難い何だかすごくあったかい感情がわいてくるのだ。

ちょっと 説明がつかなくて申し訳ないのですが。

あの「良かったじゃないですか!」っていう言葉の
スピードとか表情とか言葉の抑揚が、ですね
例えば パスポート落としちゃって絶望してたけど 
奇跡的に届けられてて帰りの飛行機に間に合ったて時に
お世話になっていたホテルの方に
「良かったじゃないですか!」って言われるくらいの感じに思えるんです私には。

もしくは ものすごく算数の苦手な子が
毎日毎日頑張ってドリルをこなして
いざ、算数のテストで
周囲の予想を裏切ってクラスで一人だけ満点をとった
その答案を持ち帰った時のご両親が
「良かったね!」って子どもに声をかけてくれるような。

その「良かった」ってことが起きた場面にはいなくても
その当事者の気持ちにすっと入って
一緒にはいなかったし他人であるにも関わらず
その時に戻ってその人の立場で喜んでくれるような
そんな言葉だったのです。

すごく個人的なことを
そのとき初めてお会いした方に「良かったじゃないですか!」って
共感してもらえた、という実感。
あの時、それを期待していなかったのに
(彼が反応するとも思っていないし 落としたパスポートは届けられるはずもないと思っている)
そうなって そのとき起こったかのように「良かったじゃないですか!」って改めて言われて
ああ、そうだ 嬉しかったんだ、私 って 
数か月経って初めてそのこと「だけ」を喜ぶことができたのです。
そして そう言ってもらえた喜びとも嬉しさとも少し違う
何とも言えない気持ちが 日が経つにつれて不思議と 徐々に大きくなっていくんです。

ここまでかなり淡々と書いてきたけれど
実際の私はただ 淡々とだけしていたわけではなく
厄介な質問を彼にする一方で
ああ、私は本当にこの人のファンなんだな、と実感ばかりしていたのです。
だから管理人さんも自然と「良かったじゃないですか!」とおっしゃったのだと思うのだけれど。


ファンって一体何だろうな?と思うことがここのところ多くて
そんなに小難しいことを考えなくてもいいんじゃないか、と思うんだけど
まぁ でもちょっと面倒なことがあったりすると
「手放しの応援」こそが難しいな、としみじみ感じたりして。

そんな中で この「良かったじゃないですか!」という一言は
まるで親のように私の中のファン心理を読み取って喜んでくれた
そんな気がしたんです。

なんか めんどくさいファン業界にいるなぁって 今書いてて思うけど。


スケーター⇔私 だけの関係しか見えない人は
マナー違反を犯しがちだと思います
一方で「前の席の人にスタオベされると後ろの席の人は見えない 
     ∴過度のスタオベはマナー違反」
とか言う人もいるらしく それはそれで私には理解できない
(後ろの人が立つときだけ意識して立てばいいのか?
 過度のスタオベとは どこからか 定義できますか?という意味で)

そんな何だか窮屈な環境で日々応援しているんですね、私たちは。

そんな日々だったので あの
「良かったじゃないですか!」は 何だか忘れられないのです。

そういう方のサポートを受けている
この Mishia Geという選手が ますます尊く思えてきたりして。

私はこの二人があの日の会 そして 大阪 仙台の会を設けてくださったことを
しっかり受け止めなければならない、と思ったのです。


(続く)

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この一連の書き込みに関しては コメント欄を設けないことにします。
もしも お読みになって少しでも Misha Ge選手にポジティブな想いが生じたなら
彼のTwitterやインスタ等にコメントしてほしいから。
是非 是非 是非・・・
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