7/21 東大邱(トンテグ)駅傍の24時間営業のヘジャングッ店→近代建築 朝陽会館見学
2014年7月の全州(チョンジュ)・金堤(キムジェ)・大邱(テグ)レポ こちら↑のつづきです。
朝鮮三大市場のひとつである西門市場(ソムンシジャン)。
その南側に位置する啓聖(ケソン)中学・高校。
1906年、アメリカ人の宣教師アダムスが、自宅を開放して開校した啓聖学校という中等教育機関が前身。
1950年朝鮮戦争当時、陸軍が軍事施設として利用されたこともあったそうです。
キャンパス内のこちらの建物は、櫛のようなデザインが目を引きます。
1955年に陸軍から建物が戻されると、設立50周年となる1956年に合せて建てられたというシャタックホール(Shattuck Hall)。
当時は高校の講堂としては韓国で最大の規模だったそうです。
現在は、講堂兼体育館として利用されています。
サイドはレンガ構造。
自然光をより多く取り入れるために、高い位置にも多くの窓を配したそうです。
←ネットから拝借
さて、次に見学したのは、先程通り抜けた正門から真正面に2本の角のように見える建物。
大邱広域市 有形文化財第47号のヘンダーソン館(핸더슨관)。
現在は、中学・高校の本館として利用されており、校長室や図書室があります。
八角柱の2本の塔が、まるでお城のように見え象徴的です。
第5代校長であるヘンダーソンが、宣教師のブレアが募金で集めた資金を利用して、1931年に竣工さえたゴシック建築の建物。
当時は2階建てでしたが、その後1964年に3階建に増築されました。
校長の下、学生たちが花崗岩を積み上げる基礎工事を行い、建築工事は中国人のレンガ工と日本人の大工が担当。
アーチ形の正面玄関をくぐると、
ステキなデザインの窓枠が。
床の花模様が当時からのものだとしたら、何て素晴らしいセンスなのでしょうか。
階段の手すりは、ラーメンどんぶりの縁のようなデザイン。
あれは龍を表しているらしいけど、こちらは何を意味しているのでしょうか?
でも、これ感覚が広すぎて、安全面では危険ではないですか?(苦笑)
ヘンダーソン館の左手にある白色の建物は、1956年竣工のアダムスメモリアルホール。
その左手に並ぶレンガの建物は、大邱広域市有形文化財第45号に指定されているアダムス館(아담스관)。
1908年に、啓聖学校設立者である宣教師アダムスが、受け継いだ遺産を投じて建てた洋風校舎で、設計・監理はアダムス自身が行い、施工は中国人のレンガ工と日本人大工が行ったそうです。
屋根は伝統的な韓国式、壁は西洋ゴシック式の韓洋折衷建築。
壁面下部には、1907年に取り壊された大邱邑城の城郭の石が使われていて、ステキなアクセントになっています。
裏手に周ると、地下へ続く階段が。
壁の説明文によれば、3.1万歳運動の前日である1919年3月7日、啓聖学校教師と学生たちが集まり、この地下室で独立宣言文を書き写した場所だそうです。
大変見応えのある建物ばかりでした。
参考にさせていただいたブログ http://archur.blog.me/40142839606
見学を終え、キャンパスの坂道を下っていくと、通りの向こう側に赤色の十字架が。
啓明大学 東山医療院でした。
大邱の近代建築物を見学したい方は、観光案内所でこちらの地図をゲットするとよろしいですよ。
啓聖学校(계성학교)
住所 大邱広域市中区達城路35(대구광역시 중구 달성로35)
大邱都市鉄道路線図は、こちら からダウンロードできます。
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