6月の渡韓(6/10~6/14 全州・完州・大邱・ソウル)レポ こちら↓の記事の続きです。
6/11 6月の全州の朝散歩~蘇州街→ウェディング通りで日本統治時代の面影を、そして全州韓屋村
全州駅からムグンファ号に乗車。
長閑な景色を眺めながら、揺られること8分。
こちらは恐らく 湖山書院。
息つく暇もなく、全州市をぐるりと取り巻く完州郡にある参礼(サムネ)駅に到着。
飛飛亭(ビビジョン)マウル(비비정마을)へ向かいました。
駅前の道を、駅舎を背にして全州方向へ。
この標識が見えたら右へ。
ガード下をくぐって、こんな道をさらに進みますと、
駅から10分ほどで、ビビジョンナガンという看板が見えてきました。
こちらについては後程。
そして、その奥に見えるこちらのタンクに萌え~(笑)
日本統治時代に、参礼(サムネ)と隣接する益山(イクサン)の住民のための水源として、目の前を流れる万頃江(マンギョンガン・河の名前)の水を汲み上げ保存したという揚水タンク。
現在は揚水タンクとしては使用されていませんが、展望台という新たな役割を果たしてくれています。
自然に錆びたものなのでしょうが、どこか計られたような色合いで芸術的に見えます。
眺めも最高!
東側の眼下に見えるレンガの建物が、モーターなどが保存されている揚水場です。
こちらの白色の建物にはビビジョンマウル事務所と書かれていたので、マウルの成り立ちについてお話を伺おうと訪ねてみました。
突然の訪問者に驚きながらも、丁寧に説明してくださったおにーさん。
もともとこちらの地域には、貧困な人々が住んでいたそうです。
そんな街の再生と活性化のために、完州郡が新文化空間の造成事業として費用負担をし、4年の歳月をかけて2012年に完成したのが、ここ飛飛亭(ビビジョン)マウルです。
こちらは、カフェ飛飛亭落雁(ビビジョンナガン・카페 비비정낙안)。
「雁(ガン)が休みに来る場所」という意味だそうです。
大きく開放的な窓からは、万頃江(マンギョンガン)を眺めることができます。
ビビジョンナガンでは、住民たちが育てた農作物で作ったお菓子やお茶をいただくことができますよ。
こちらが手作りのレモン茶。
他にも柿の葉茶、タンポポ茶、桑の葉茶など。
これまでいただいた中で一番ヨモギの香りが強くて、フレッシュさを感じました。
サービスのクッキーには有機農砂糖を使用。
サジャンニムではないそうですが、優しいアジュンマがビビジョンマウルについていろいろとお話ししてくださいました。
こちらのカフェや、この後伺ったレストランなど現在のビビジョンマウルが出来がるまでには3年の年月がかかったのだそうです。
貧しく職がない住民たちの働き口ともなるこのマウルが完成した2012年以降、数多くのメディアが取材に訪れ、マウルの存在はたちまち有名となり、全国から観光客が訪ねてくるようになったのだとか。
カフェおよびレストランはあくまで完州郡所有なので、賃料を支払って運営しているそうです。
こんな資料も見せてくださいました。
ベランダには1ヶ月前に生まれたばかりという子猫ちゃんが、母猫のおっぱいを一生懸命飲んでました。
美味しいヨモギ茶の香りに包まれながら、可愛いネコちゃんと長閑な風景に癒される、そんな空間でした。
飛飛亭(ビビジョン)マウル(비비정마을)
住所 完州郡参礼邑参礼里1478-92(전북 완주군 삼례읍 삼례리 1478-92)
道路名住所 完州郡参礼邑飛飛亭キル96-9(전북 완주군 삼례읍 비비정길 96-9)
カフェ飛飛亭落雁(ビビジョンラガン・카페 비비정낙안)
電話番号 063-291-8608
営業時間 火~日 10:30~21:30
毎週月曜定休
全州からの行き方
殿洞聖堂(전동성당)から310,311,313,315,374,375,380番乗車、
または忠慶路客舎(충경로객사。全州客舎の向かい側)から383,381,385,380,383,385,381乗車し、いずれも飛飛亭(비비정)停留所下車(約55分)すぐ
全州駅からムグンファ号で約8分(2,600ウォン)参礼駅下車 徒歩10分
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