【お知らせ】

知人で、仁川官洞ギャラリーおよび図書出版土香(ﾄﾋｬﾝ）を営んでいらっしゃる作家・翻訳家の戸田郁子さんが、11月に神保町のCHEKCCORIで「本づくり」についてのトークショーを行います。

(写真はCHEKCCORIホームページからお借りしました）
日時 11月3日（木・祝）12:00～13:30
場所 神保町 CHEKCCORI

詳細はこちら→　★

運悪く、私はこの日から渡韓予定なので伺えないのですが、大勢の皆様に私の尊敬する戸田さんのお話しを聞いていただければと思います。

t'way航空の成田-大邱直行便を利用した9月の韓旅（9/1～5。大邱・浦項・亀尾）レポ

こちらの記事↓のつづきです。

9/2 大邱直行便就航記念の旅 浦項編 土砂降りの雨だけど浦項の海と美味しい海鮮を満喫

3日目。またも朝から雨がぱらつく中、コンビニでの簡単な朝食を済ませ、バスでMEGA BOXへ移動し、ハ・ジョンウ主演の映画「トンネル」を観賞。

朝イチの回は早朝割引といって、通常よりチケット代がお安いんですが、「テーブルがある館なので、他より千ｳｫﾝ高くなりますがよろしいですか？」と言われ7千ｳｫﾝでした。

映画館にテーブル必要ですか？（苦笑）

映画はというと、トンネル崩落事故に遭い救出されるのを待つ男と、懸命に救出方法を検討・実行する勇敢な消防士の話で、見応え充分。大満足。

バスで大邱駅方面へ移動。

ランチの約束までちょっと時間があったので、北城路（ﾌﾟｸｿﾝﾉ）を散策。

日本統治時代は多くの日本人が住んでいたエリアだったので、当時建てた日本式建物が今でもたくさん残されています。

日本から開放された1945年以降、全国の腕の良い職人たちが集まって来て工具通りが形成されました。

大邱駅に近かったことから、朝鮮戦争当時は鉄道で運搬されてきた戦車の修理をするなど、北城路は活気に溢れていていたそうです。

1990年以降商圏が東城路（ﾄﾝｿﾝﾉ）へ移って以降、すっかり衰退してしまった北城路にかつての活気を取り戻そうと、2013年に日本式建物のリノベージョン事業が始まり、その１つ目の作品がこの写真↓の奥に見える2階建ての工具博物館。

2014年にリノベされたmixcafe BOOKSUNGRO（믹스카페 북성로）　は、1950年代に建てられたコンクリート製の建物の奥にある1910年代の木造建築物を融合させた重建築物。

ここでスイカジュースを買いました（たしか7千ｳｫﾝ）。これ、めっさウマ！

ちょっと怪しげな一角なのですが、北城路名物の練炭プルコギと鍋焼きうどんの店が開店準備中でした。

昨年から一斉に新しい看板に掛け替え、以前より垢抜けてしまったのがちょっと残念なんですが、それでも大都会大邱の中の「昭和」を感じられる貴重なエリアなのです。

グレイの部分は、かつての大邱城郭の址。

ツラい時代の遺物である日本統治時代の建物を、現在でもこのように利用してくださっていることに胸が熱くなります。

取り壊された切妻屋根の址が残る壁面。

そろそろ待ち合わせのお店に向かいましょう。

日本式建物が残る北城路（ﾌﾟｸｿﾝﾉ）・香村洞（ﾋｮﾝﾁｮﾝﾄﾞﾝ）はこちら。

大邱の情報は↓こちら↓をクリック
　　　　　　　

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2016年8月より「より旅Korea」公認ライターとなりました