2017年4月2日日曜日

新任教師の高い離職率/新任教師として覚悟しておくべきこと

これから教師になる皆さんに
多少覚悟をしておいてもらいたいこと
を書いておきます。


というのも、
新任教師の中には
欝になってしまったり、
1年以内にやめてしまったりする人がいるからです。



新任教師の離職率が増加している
と聞いたことがある人も多いと思います。


その新任教師の高い離職率の原因の1つに、
学級崩壊があります。


学級崩壊の原因は様々にありますが、
私は塾の講師をしているので
1つ確実に言えることがあります。


それは、教育内容のレベルが低くなってしまっている
という現実です。


東京都内のある地域では、
通塾率が7割に達しているところも
あるほどです。


するとどんなことが起きてしまうのか。
学校の授業が、
ある子どもたちにとっては、
まるで絵本の読み聞かせのような
レベルに感じてしまうということです。


塾に行っている子が少なかった時代なら、
学校の教育にも権威がありましたが、
今は、子どもたちにとって、
わかりきったことを
もったいぶって教える先生に
退屈しきっているという事実があるんです。


塾で講師をしていると
子どもの生の声が聞こえるので
これは事実です。


また、保護者の人もそのことに
気づいている人が多くなってきていて、
学校は楽しく通ってくれていればいい
というレベルでとらえている人も
増えています。


授業をしていても
上位の子どもたちの目が死んでしまっていて、
そのことに先生が怒りを覚えても、
授業内容は完全に理解してしまっている。


そんな子どもたちを前にすると、
どう注意して良いか迷ってしまう人もいるようです。


そこから、学級が徐々にほころび始めてしまいます。
退屈した子が、徐々に乱れはじめて、
それが他の子に伝染していくからです。


では、どうしたら良いのか。
これは、学校のシステムを
少人数の習熟度に変えないといけないんですが、
そこは私達個人が考えることではありません。


個人として考えることは、
上位の子たちが退屈しない授業を
どう考えていくべきか
ということです。


また、授業の質を知識伝達から
方向性を変えるということも大切です。


思考力をどれだけ高めることができるのか、
というところに軸をおいていくなら、
知識ばかりが膨大に膨れ上がった
上位の子も退屈しない授業をすることができるはずです。


昔に比べると、
知識がグーグルなどでも容易に手に入る今は、教師として
より学級経営が難しくなっているのは事実です。


そのことを十分に考えておかないと、
新任として希望あふれて教師になっても、
厳しい現実に直面する可能性があります!


ぜひ、教員採用試験の内容とは関係ないですが、
必ず合格するみなさんなんで、
考えておいた方が良いと思います。

参考になればうれしいです!


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