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今日も寒かったのですが、

日本は寒波が来ているとの噂?!

ですので、

日本列島よりもマシかもしれない、、、

パリ(とその周辺)です。

さて、

昨日のクリスマスに食べるケーキ(ブッシュ・ド・ノエル)の話題と少し関連してはいるのですが(コチラ)、

フランスには街の至る所に、ブーランジェリー(パン屋さん)があり、

恐らく、その大半が個人経営の小さなブーランジェリーかと思います。

このブーランジェリーにはパン以外にも色んな種類のケーキ類を置いている場合がほとんどで、

そんな小さなブーランジェリーの場合、少ない人員と小さな作業場で、

パンも毎日作り、更には色んな種類のケーキまで作るのはとっても大変。

そして、こんなクリスマスの時期には、昨日の記事に書いたような(コチラ)、クリスマス用のケーキであるブッシュ・ド・ノエルの注文が入りてんてこ舞い。

そんなブーランジェリーを助けて?いる商売があるようで、

丁度、テレビのドキュメンタリーの潜入番組でもやっていたのですが、プロのブーランジェリーからも実際に聞いた話しではあるのですが

それは、、、

大きな工場で大量生産をして既に出来上がったケーキを仕入れて、それを自分のブーランジェリーで売ることっ☆

・・・って、

え?

自分のお店で作って無いけれども、あたかも自家製のような形で売るのでしょうか?!

特に自家製かどうかを表記しないといけない?とかいう法律は今の所無いようで、しれっとそのまま自家製っぽく売っても大丈夫な模様。。。

なかなか巧みなのが?、このようなケーキ類を個人商店へ搬入する際には、トラックには何のマークも付いていないものをあえて用意して、何が入っているのか、どこの会社なのかが全くわからないようにして運んでくれるそう。笑

ま、でも、そんなことするのは、ごくごく少数の悪徳?個人商店でしょ?!

と思うかもしれませんが、、、

フランス全土の75%近くのブーランジェリーがこのような方法でケーキを販売しているそう。。。

まあ、ケーキをよく手作りしたりする方なんかはご存知かとは思うのですが、

ケーキって、自分で作ると材料費はそんなにかからないけれど、手間が大変ですよね。

生地を焼くくらいならまだしも、美しいデコレーションなんかしようと思うと、やっぱりあれはもう完全に職人技だと思うので、素人でも相当熟練?しないとお店で売っているような様々な美しい見た目のケーキを作るのは大変なので(って、あれ?そう感じているのは、私だけ?かもですが。。。)、

家族経営の少人数の町の小さなブーランジェリーで、このような技術の必要なケーキ類を大量に毎日作るのは、技術を持った人員を増やす必要もあるでしょうまし、とっても大変で採算が合わないのは、素人の我々でもきっと想像が付きますよね。。。汗

ま、工場で大量生産されたケーキだったとしても、消費者がそれで満足していれば別にいいかもなのですが、、、

このような工場で大量生産されたブッシュ・ド・ノエルのようなケーキの仕入れ値が、2ユーロ前後なのに、それが店頭に並ぶと、30ユーロ前後で売られているという事実も多い模様。。。汗

もう少し緩い?バージョンだと、

ケーキを作るために必要となる材料や素材が、ある程度出来上がっている状態の材料を、個人経営のブーランジェリーへ販売し、このブーランジェリーは、提供されたレシピに従って混ぜ混ぜして、レンジでチンしてチョコクリームを溶かして上からかけて出来上がり、、、とかそんなバージョンもあるよう。

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(このような、混ぜ混ぜするだけ?サービスを提供しているDawnというアメリカの大手企業さんの写真をお借りしました。。。因みに、大量生産した完成品のケーキを販売する会社さんとはまた別です。)

この場合、色々な分量を自分達で試行錯誤しながら計量して、混ぜ合わせたりする手間が大幅に削減できますし、材料と共に提供されるレシピ通りに作れば間違いない?!ので、小規模な個人商店なんかではとっても便利なんだそう。。。

こんな現状でも、消費者が特に文句も言わない?のは、知らずに買っているから?というのももちろんかとは思うのですが、

もしかしたら、グルメの大国?のフランスなので、工場で大量生産されたケーキでも、結構美味しいから?なのかもしれませんが、、、笑

一生懸命技術を磨いている有名パティシエ(ケーキ職人)の中には、このことについて何らかの表示義務や法規制が出来る様に訴える活動をしている人達もいるので、

もう少ししたら、自家製か出来合いのケーキかを表示する義務が発生するかもしれませんね。。。

ま、だからと言って、恐らく旅でフランスを訪れるようなみなさんは、きっと有名なブーランジェリーやパティスリーできちんと自家製を貫いているお店に狙いを定めて足を運ばれる方々が多いかとは思うので、

あまり被害?に合う事は無いかもしれませんが、これがグルメの国フランスの現実ではあるようですね。。。汗

でも、フランスだけでなくって、こういった食品関係の問題はどこの国でもよくあることではありますよね。。。

(因みに昨日の記事でご紹介したオーガニックのブーランジェリーPatibioでは、人材を投入して、技術を持ったケーキ職人さん達が一から作っているケーキですよっ☆)

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