レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準で、これを明確に数値化したもの。
今年の皐月賞(G1)を占うにあたり、過去の上位馬のレーティング指数を参考に、何か共通点が見出せないか、検討してみようと思う。
≪2009年皐月賞1~3着馬≫
馬名 | 着順 | レーティング | 該当レース |
アンライバルド | 1 | 108 | スプリングS1着 |
トライアンフマーチ | 2 | 103 | 若葉S2着 |
セイウンワンダー | 3 | 112 | 朝日杯フューチュリティS1着 |
次いでアンライバルド、リーチザクラウン(13着)の指数108と続いていた。
≪2010年皐月賞1~3着馬≫
馬名 | 着順 | レーティング | 該当レース |
ヴィクトワールピサ | 1 | 112 | 弥生賞1着 |
ヒルノダムール | 2 | 105 | 若駒S1着・若葉S2着 |
エイシンフラッシュ | 3 | 106 | 京成杯1着 |
≪2011年皐月賞1~3着馬≫
馬名 | 着順 | レーティング | 該当レース |
オルフェーヴル | 1 | 110 | スプリングS1着 |
サダムパテック | 2 | 110 | 弥生賞1着 |
ダノンバラード | 3 | 110 | ラジオNIKKEI杯2歳S1着 |
≪2012年皐月賞1~3着馬≫
馬名 | 着順 | レーティング | 該当レース |
ゴールドシップ | 1 | 110 | 共同通信杯1着 |
ワールドエース | 2 | 109 | きさらぎ賞1着、若葉S1着 |
ディープブリランテ | 3 | 107 | 共同通信杯2着 |
≪2013年皐月賞1~3着馬≫
馬名 | 着順 | レーティング | 該当レース |
ロゴタイプ | 1 | 110 | スプリングS1着 |
エピファネイア | 2 | 108 | 弥生賞4着 |
コディーノ | 3 | 109 | 弥生賞3着 |
レーティング自体、その時のレースレベルが大きく反映されるから、数値だけ見ても判断できないところがあるけど、
例年だいたいレーティング指数の目安は110くらいだね。
共通して言えることは、指数が110を超えてこれば、安定した着順の馬が多いってことが言える。
逆にレーティング指数が低くても、2009年の2着トライアンフマーチのように、激走することもある。
その点はまた、血統等の考慮が必要になってくるのだろうと思う。
さて、これを踏まえて今年のレーティング指数はというと、
⇒ 2014年の皐月賞のレーティング指数はここをクリック
弥生賞が1着のトゥザワールドが指数111とトップで、そのあとに、指数110の馬がイスラボニータ、ロサギガンティア、ワンアンドオンリーと続いている。
こうやって例年のレーティングと比較をしてみると、レベルは高そうな感じを受ける。
あくまでレーティングは参考に過ぎないが、ファクターの1つとして見ると面白いかもね。
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