「信じられない」不安は「守る力」に変えられる【中編】 | 「ひとりぼっち」のあなたへ

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NHK福祉番組出演、各地講演、生きづらさ書籍執筆――

幼少期の傷、自殺未遂、DV、依存…心の病サバイバー、咲セリが伝授する
生きづらい人生が「しあわせ」に変わる100の習慣と生の体験談
(「周りの人ができること」アドバイス付き)

前回 からのつづき)



小さなころに「かけがえのない存在」として扱われた人は、

土台に、自分は「愛される」「大切にされる」という

理屈抜きの安心感を持っています。


ですが、それを手にすることができないまま大きくなると、どうなるでしょうか。


自分が「愛される」存在であるということが理解できず、

いつも、「見捨てられるかもしれない」という不安を抱えてしまうのです。


だから、どれだけ周りの人が、

「愛している」「あなたが大切だ」と伝えても、信じられない。


「そんなこと言うけど、今だけだろう」。
「どうせ、そのうち離れていくんだろう」。


と、過去の亡霊を、目の前の人に投影して、

まだ起こってもいない想像に不安になり、


「諦めてしまった方が、裏切られた時のショックが少ない」

「どうせだめになるなら、自分から壊してしまえ」


と、先読みして、手放そうとしてしまうのです。



けっして、本人は、心から「しあわせになりたくない」わけじゃありません。


できるなら、愛され、しあわせになりたい」。


ですが長年の経験から、自分を守るために、

「信じる」よりも「疑う」方が、ずっと「らく」だという、

“心のくせ”がついてしまっているのです。


この“心のくせ”を、取り除くにはどうすればいいでしょうか。


(つづく)






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