(前回 からのつづき)
小さなころに「かけがえのない存在」として扱われた人は、
土台に、自分は「愛される」「大切にされる」という
理屈抜きの安心感を持っています。
ですが、それを手にすることができないまま大きくなると、どうなるでしょうか。
自分が「愛される」存在であるということが理解できず、
いつも、「見捨てられるかもしれない」という不安を抱えてしまうのです。
だから、どれだけ周りの人が、
「愛している」「あなたが大切だ」と伝えても、信じられない。
「そんなこと言うけど、今だけだろう」。
「どうせ、そのうち離れていくんだろう」。
と、過去の亡霊を、目の前の人に投影して、
まだ起こってもいない想像に不安になり、
「諦めてしまった方が、裏切られた時のショックが少ない」
「どうせだめになるなら、自分から壊してしまえ」
と、先読みして、手放そうとしてしまうのです。
けっして、本人は、心から「しあわせになりたくない」わけじゃありません。
「できるなら、愛され、しあわせになりたい」。
ですが長年の経験から、自分を守るために、
「信じる」よりも「疑う」方が、ずっと「らく」だという、
“心のくせ”がついてしまっているのです。
この“心のくせ”を、取り除くにはどうすればいいでしょうか。
(つづく)
人気ブログランキング
に参加しています♪
皆さまのワンクリックが励みになります。
ポチッと応援して頂けるとうれしいです。