未来は、いつでも変えられる | 「ひとりぼっち」のあなたへ

「ひとりぼっち」のあなたへ

NHK福祉番組出演、各地講演、生きづらさ書籍執筆――

幼少期の傷、自殺未遂、DV、依存…心の病サバイバー、咲セリが伝授する
生きづらい人生が「しあわせ」に変わる100の習慣と生の体験談
(「周りの人ができること」アドバイス付き)

前回 からのつづき)



親に甘えられなかった自分が、

自分自身を、あまえさせてあげるためには、

どうすればいいのでしょうか。


それこそ、

自分自身に訊ねてみましょう。



紙とペンを用意したら、次のようなことを書いてみます。


(1)親にされて、つらかったこと

   →父が私をどなりつけた時、母はかばってくれなかった

     泣いてあやまるだけだった


(2)どんなふうにつらかったか

   →母も、私を「悪い」と思っているのかとショックだった

    ひとりぼっちな気がして、悲しかった


(3)本当は、どうしてほしかったか

   →私の味方になって、父に言い返してほしかった

    泣いている私を、泣かずになぐさめてほしかった


誰にも言えずに、自分の中で抱え込んできた痛みを、

ちゃんと外に出し、自分だけは受け止めてあげるのです。



そして、次は、

泣いている自分に向けてのメッセージを書きます。


(4)自分にかける言葉

    →かなしかったね

     がまんして、えらかったね

     私は、わかってるからね

     ありがとう


できるだけ、いっぱい書くといいと思います。


自分を抱きしめて、よしよししてあげてもいいです。



心が少し癒されたら、

最後に、これを思い出してみます。


(5)親にしてもらったこと

   →小さなころ、喘息で眠れない私を、いつまでも抱いてくれた

    季節の行事には、凝った料理を作ってくれた

    お弁当をていねいに作ってくれた


すごくささやかなことかもしれません。

それでも、きっと、ひとつはあるはずです。



そして……

「してもらったこと」と、

「してもらえなかったこと」、

両方をみつめられるようになると、

気づくことがあります。


それは、

どちらも、結局は、「過去」だということ。


どれだけ悔やんでも、

残念ながら、過去は絶対に変わらない。


だけど、「今」や「これから」は変えることができます。


過去を全部出しきったからこそ、

それに縛られることなく、未来を向くことができるのです。


そして、親にしてほしかったことを、

これから、パートナーや子どもにしてあげることで、

自分の中にある、「ちいさな子ども」も満たされることができるのです。



「生きづらさ」を「しあわせ」に変える習慣6

親から愛されたかった、してほしかったことがある人は、

過去の泣いている自分の声に耳を澄まし、

自分を、ちゃんとなぐさめてあげる習慣をもちましょう♪











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