(前回 からのつづき)
親に甘えられなかった自分が、
自分自身を、あまえさせてあげるためには、
どうすればいいのでしょうか。
それこそ、
自分自身に訊ねてみましょう。
紙とペンを用意したら、次のようなことを書いてみます。
(1)親にされて、つらかったこと
→父が私をどなりつけた時、母はかばってくれなかった
泣いてあやまるだけだった
(2)どんなふうにつらかったか
→母も、私を「悪い」と思っているのかとショックだった
ひとりぼっちな気がして、悲しかった
(3)本当は、どうしてほしかったか
→私の味方になって、父に言い返してほしかった
泣いている私を、泣かずになぐさめてほしかった
誰にも言えずに、自分の中で抱え込んできた痛みを、
ちゃんと外に出し、自分だけは受け止めてあげるのです。
そして、次は、
泣いている自分に向けてのメッセージを書きます。
(4)自分にかける言葉
→かなしかったね
がまんして、えらかったね
私は、わかってるからね
ありがとう
できるだけ、いっぱい書くといいと思います。
自分を抱きしめて、よしよししてあげてもいいです。
心が少し癒されたら、
最後に、これを思い出してみます。
(5)親にしてもらったこと
→小さなころ、喘息で眠れない私を、いつまでも抱いてくれた
季節の行事には、凝った料理を作ってくれた
お弁当をていねいに作ってくれた
すごくささやかなことかもしれません。
それでも、きっと、ひとつはあるはずです。
そして……
「してもらったこと」と、
「してもらえなかったこと」、
両方をみつめられるようになると、
気づくことがあります。
それは、
どちらも、結局は、「過去」だということ。
どれだけ悔やんでも、
残念ながら、過去は絶対に変わらない。
だけど、「今」や「これから」は変えることができます。
過去を全部出しきったからこそ、
それに縛られることなく、未来を向くことができるのです。
そして、親にしてほしかったことを、
これから、パートナーや子どもにしてあげることで、
自分の中にある、「ちいさな子ども」も満たされることができるのです。
「生きづらさ」を「しあわせ」に変える習慣6 過去の泣いている自分の声に耳を澄まし、 自分を、ちゃんとなぐさめてあげる習慣をもちましょう♪ |
人気ブログランキング
に参加しています♪
皆さまのワンクリックが励みになります。
ポチッと応援して頂けるとうれしいです。