ここ数日のブログを読めばお分かりいただけると思うが、最近は国産の石を採取して来ることにハマっているっていうか、それをウリにする方向でCanecryのさらなる発展と発展を狙っている。これが石だからまだいいが、もう一つのショーバイである革細工の材料も自分で集めたくなって、「みてみて！牛の革はいできた！」とかやり始めたら、もうこれは頭の方の病院に行ったほうが良い兆候なので、わたしの奇行が目立つようになったら読者諸君は遠慮なく指摘して欲しい。
それはそうとトイレットペーパーの在庫が切れそうなので、先ほど薬局へと赴いたのだが、近所の薬局は土地柄のせいか子供用の紙おむつのコーナーよりも大人用紙おむつのコーナーが広いという、少子高齢化の波をモロに反映した日本社会の縮図のようなお店で、その事実に今日気づいたわたしが大人用紙おむつのコーナーを凝視していたら、品のいいおばあさまに「まぁ、あなた、お若いのにこれ使うの？」等と話しかけられ、いきなり話しかけられてキョドったわたしは「や、山登りするので！」という訳の分からない返事をしてしまい、おばあさまの頭の上にクエスチョン・マークが5個くらい表示されたのを感じた。
しかし鉱物採集するためには事実、数時間にわたって山の中に入っていくわけで(参考記事：田上山トパーズ探索紀行)、山にトイレなんかないわけで、大人用紙おむつ、いいかもな・・・とかなんとか考えている自分もいるのもまた事実。だが、さすがにそれは結婚前の女子として終わっているだろうと思うので、今後において大人用紙おむつの使用をわたしが検討し始めたら誰か止めて欲しい。お願いします。
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そんなわけで、本日は採取してきた石のルース作りに終始していた。
こちらは滋賀県は田上山で採集してきたトパーズ(と思われるもの)。壁断面にボコボコした結晶が見られ、それがまた美しいのだ。わたしは鉱物標本が目的ではなく、採集した鉱物を加工原材料にするのが目的なので、欠けてようが割れてようが何の問題もない。というか欠けていたほうが加工しやすくて助かるわ～、くらいのイキオイである。
鉱物採集初心者であるわたしが採集できるものなんかは、たかが知れているので、加工技術で補う他はない。
まず、壁断面とは逆側を多面カットして磨く。工程は企業秘密(嘘です。いずれノウハウは公開します)。光が屈折しなくなるので、透明感が増して、光を当てる角度によっては薄いブルーにも見える石に変身する。
石の形状に逆らわず、直線的にカットして最終的にはランダムな片側10面体の石になる。
ひっくり返した片側は、断面の美しい結晶のボコボコはそのままにして、その周囲だけをぐるりと取り囲むように多面カットして磨いた。あまりガッチガチにカットしてしまうと、折角の国産天然モノのアグレッシブな美しさが消えて、その辺で売っているトパーズと同じようなものになってしまう。それでは面白くないのだ。
しかし悩ましいのは、わたしの鑑定目ではこれが『トパーズ』だと断定できないところである。そんじゃそこらで売っている石よりも断然綺麗に加工できたという自負はあるのだが、「何の石？」と聞かれても「た、たぶんですけど、トパーズみたいななんかです」としか答えられないのである。
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そんなわけで、こばっち店長Ｚよ、今日同じ石送ったので、所見を教えてくださいな。
加工より鑑定のほうが難しい・・・。でも、どんな石でも磨けば輝くのよね。
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