母と台湾旅行、
4日目は九份へ。

「千と千尋の神隠し」の
モデルとして有名な九份。

その前にホテルの近くに見つけた
現代美術館へ。

「休館日」

ぎゃふん。

MRTで移動、
九份へ向かうバスが出る
忠孝復興駅へ。

さて、バス停はどこだろう?
駅前に長距離バスが出るような
バスターミナルは見当たらない。

士林駅では故宮博物院への行き方が
しつこいくらいあちこちにあったけど、
ここには無いようだ。

どこかで聞こうか、
そもそも旅行案内所とかないのか……。


Googleで検索してみよう。

「九份」で検索、経路案内表示。

九份へのバスバッチリ、バス停の位置が判った。
本当に便利な世の中だよ!

5日券のTAIWAN PASSで
乗ろうとしてエラー、
長距離バスは未対応。

やはりチャージ式の
悠遊カードの方が良かったかぁ。
帰国してから確かめたら
悠遊カードを使うと
割り引かれるようになってたと。

高速道路を使って1時間ほどで到着。
これで400円って安いなぁ!

バス停近くに展望台があったので
母と寄ってみる。
2階建て、細い階段。
やめようか?提案する前に
母は登って行ってしまう。

後からついて行く。
階段やエスカレーターでは
下に付いて転倒に備えている。

九份の展望台「まあ凄い風景!」

うん、山の中腹なので
眺めはとてもきれいだ。
でも九份の魅力は
展望台から見下ろす風景ではない。

特異な町全体が面白いのだ。

九份は金鉱で栄えた町、
急な山腹に張り付いた
道路と建物がRPGの
ダンジョンのように
入り組んで上へ下へ伸びる。

渋谷の裏道や神楽坂にも似ているが、
もっとアバンギャルドで野生的、
歩いていてワクワクしてくる。

九份老街観光客も凄い。
路線バスで来るばかりではない、
ツアーの観光バスが
専用の駐車場にたくさん
停まっている。

中国人、韓国人、日本人、
欧米人もちらほら混じってる。

「千と千尋」効果もあるだろうけど、
この風景は値千金、見れて良かった。

「お母さん、お腹すいた」

朝食あまり食べてなかったもんね。
でもお母さんは騒がしいお店だと
食欲無くすからなぁ。

「そんなことないわよ」

……自覚なしか!

じゃあここで。
小汚いけど、美味しそうな料理が並ぶ。

「1階は空いてないから
 2階にしましょう。
 眺めもいいかも」

確かに眺めは最高だった。
しかし眺めのいい席は埋まっていて、
山側の席しか空いておらず、
そこから外は見えなかった。

「注文を取りに来ないのかしら」

フードコートと同じ形式で、
客は自分で料理を買って
席まで持って行く形式のようだ。

ボクが買ってくるよ。

名も知れぬ料理漢字表記しかなく、
意味は判るものの発音できない。

指差しで3つ注文。

肉団子スープと不思議プルプル豚まん。

これが美味しい!
2人で500円以内、すご!
……野菜はないけど。

さあ、これから九份を周ろう!

「ここ、どこだっけ」

台湾だよ。

つづく。



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