12月の声を聞くころ、ありがたいことに親類が手作りの沢庵を届けてくれます。
届いたその日は、もちろんメイン・ディッシュです。
沢庵と、白いご飯(麦飯ですが)と、具だくさんの田舎風味噌汁があれば、なにもいりません。
しかし日がたつにつれて副菜となり、箸休めとなり、お茶うけと降格の一途をたどり、しまいには食卓に出し忘れて冷蔵庫待機を甘んじる夜が、いつかは来るもの。
このまま発酵が進み、冷蔵庫の肥やしになってしまうのでしょうか?
いいえ、酔っ払いによってレスキューされ、めでたくツマミに改造されるのです。
定番は細かく刻んだ沢庵に醤油と胡麻油をたらし、七味唐辛子を振って和えたもの。
ビール、酎ハイ、日本酒、ウイスキーソーダと、酒を選ばない万能ツマミに変身します。
唯一、白ワインだけに違和感を覚えます。
今回は、沢庵を白ワインに合わせるための改造手術なのです。
まず、細かく刻むまでは同じ。
醤油は使いません。沢庵に塩気があるので問題なし。
胡麻油のかわりに、オリーブオイルを使いました。
そうなると、七味唐辛子のかわりに、おろしニンニクをからめます。
これで白ワインを試してみました。まあ、悪くありません。
でも、ふと思いついて粉チーズを振ってみました。
忘れてました。漬け物とチーズって、すごく合うんです。
胡瓜の糠漬けや白菜の浅漬けに、スライスチーズでいいから、ちぎってのせて食べてごらんなさいな、ビックリするほど白ワインが捗りますよ。
と、いうわけで、嫌いでなければ粉チーズは最初から投入してください。
聴くところによると沢庵の缶詰なるものもあるそうですが、私はまだ試したことはありません。
原価 100円前後
難易度 ★☆☆☆☆
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