【閲覧注意】平成30年千葉県公立高校入試 前期選抜各紙まとめ


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前期選抜が終わりました。

 

昨年の平均点予想の記事がよく読まれています。せっかく覗いてもらったのに、何も情報が得られないのも申し訳ないので、前期選抜の非常に個人的な感想を書いてみたいと思います。

 

 

なお、この記事内容でショックを受ける場合もあるので知りたくない方は読まないようにして下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その前に、新聞各紙朝刊で取り上げられていた教育委員会・模擬試験会社・各塾(かまなび含む)の前期選抜入試難易度をまとめてみました。

業界の見解まとめ

数学は昨年よりも簡単だったというのが共通見解のようです。

 

対して社会は昨年度より難しくなったという見解が多数でした。

 

とはいえ、これは大人目線でのものなので、受験生達はどう感じたかはわかりません。

 

そこで受験生対象のアンケートとってみました。なんと100名以上の方がアンケートに協力してくれました。ありがとうございました!

受験生アンケート結果(2/18まで)

昨年平均点

国語

60.8点

数学

51.4点

英語

53.7点

理科

56.4点

社会

53.8点

全体

276.1点

昨年より難しかった 12 10 22 20

76

16
昨年並 36 21 53 42 23 47
昨年より簡単 66 83 39 52 15 51

受験生アンケートから

国語はやや簡単、数学は簡単、社会は難しい、全体としては昨年並みかやや易しくなったと感じている人が多いようです。

このアンケート結果から国数ではケアレスミスが致命傷になり、難しくなった社会ができると差がつきそうです。

かまなび講評

さてここからはかまなびの科目ごとの講評です。

 

【国語】

長い記述問題がないので難しくない問題でした。抜き出し問題が説明文で多く出されていましたが、時間かければ探せそうな感じがします。

 

そうすると時間配分がカギになりますけど、作文が書きやすいテーマだったので、作文を先に解く戦略を立てていた場合(かまなび生にはこの戦略を勧めています)は、読解にかなり時間を回せたのではないか。

 

そうすると前述の抜き出し問題にも時間が回せます。むしろ選択問題の方が丁寧に消去していかないと間違えてしまうのではないかと思いました。あと漢字と聞き取り(繰り返し聞き直せないので)です。ここで差がつくかもしれないですね。

 

 【数学】

大問2では反比例、相対度数を%に直すなど、苦手意識をもつ子が多そうな内容でしたが、全然歯が立たないという問題はありませんでした。作図も、正方形の対角線は辺から45度の直線だと気付けばできてしまいます。多段階の思考を要する問題ではなく、どこかでみたような問題が多いというのが第一印象です。

 

関数もとくにひねりはなく、例年通り(2)③はごちゃごちゃしていましたが、台形の面積をいっぺんに求めようとせず、図形を分割して丁寧に計算すれば解ける問題でした。

 

大問4の証明も答えは問題文中にほぼ書いてありましたので(1)はすぐに解けるはず。(2)は例年の傾向を知っていれば捨て問にしても良いですが、今年に関しては三平方と相似でゴリゴリやれば解けます。

 

今年の問題で最も難しいと思ったのは大問5の(4)。(3)までは数え上げればできてしまいます(本番でエレガントに数式を立てて解く必要はない)。

 

というわけであとは時間との戦いですね。基本問題が多かったので平均点は上がるかもしれません。

 

 

【英語】

リスニングが簡単でした。特に大問1は3問になっていましたが、英検の2次試験のやりとりみたいなものが出されていました。英検3級の2次試験今週末なので気がついたことです。(1)Here you are.や(2)Have a nice weekday.や(3)How do you come to場所に対する返答などは英検の2次試験では反射的に返せないといけないやりとりです。

 

去年からの英単語の問題も、4つのうち3つは音声で聞こえた単語のうちから書くものでした。形式は変わって戸惑いますけど、去年のクイズ式より簡単な気がするのですが、どうでしょう。クイズが苦手な子は助かったんじゃないでしょうか。

 

文法問題も簡単でしたから多くの受験生が全問正解できるんじゃないかと思います。

 

答案用紙の左側で差がつくかもしれないのは、英作ですね。ハンバーガー屋が行列になっている設定です。どう書けばいいか悩みそうです。

 

答案用紙右側の読解ですが、読んで解くのは難しくない内容でした。差がつくかもしれないのは単語を書かせる問題や英問英答でふさわしい単語が出てくるかですかね。7(2)favorite、7(3)find、8(3)understand。

 

英作などアウトプットの練習量少ないとすぐに必要な単語が出てこないということはあるかもしれないです。

 

一昔前の英語だと単語は書けなくても大丈夫みたいなアドバイスしていたんですけど、今は英作などで英語たくさん書いておく方がよさそうです。

 

 

【理科】

全体的に簡単でしたね。ひっかけ問題もほとんどありませんでした。

強いて言うのであれば正確な知識が必要な問題が多少あったくらいでしょうか。(でもそれは毎年そうですよね)また出題の仕方は定期テストや塾で使うテキストレベルでした。(どこかで見たことあるような問題、という意味で)

大問7(3)のbだけはひっかけ問題でした。台車の重さを忘れて計算している子が多そうです。1つのおもりの重力が斜面方向に分解されたときの大きさは辺の比で求められます。

あ、ひっかけといえば「等しく」とか答えさせる問題がありましたね…学校のワークかと思いました。

 

平均点は昨年も高かったですけど、それを超えてくるかもしれません。

 

 

 

【社会】

平均点下がるかもしれないのは社会ですね。

 

正確な知識が問われたもの(古代中世史の生活・文化史がたくさん出ています、近現代史ではイギリスの植民地)、時事的要素が強い問題(EPAなど)、並べ替え(原水爆禁止世界大会)、ピカソの絵、鎌倉府など、普段あまりお目にかかれないような出題が多かった気がします。

 

それであせって資料読み取る問題でもコケたりするなんてことも起きて欲しくないですけどどうでしたか。

 

Vもぎでは社会がいつも高得点だったけど本番は得点源にならなかったという受験生がいるかもしれません。Vもぎとは性質がかなり異なっていましたから。

 

 

 

【まとめ】

社会を得点源としていた受験生には厳しい入試になりそうです。各紙見解でも社会は難しいという見方が多かったです。しかし大丈夫です。後期選抜に向けたヒントも近日中に書きますから。前期の借りは後期で返します。そもそも前期選抜は、多くの高校で2日目の内容や調査書内容が影響してくるテストなんです。入試の得点通りには、そもそも決まらない選抜なのです。後期に向けて切り替えていきましょう!

 

ちなみに、前期選抜では事前に出題予想した理科の3つの単元は全て出題されましたよ(磁界は小問での的中でしたが、「自然界のつながり」と「火山」は狙い通りでした)。後期も全部当てるつもりで予想します!

早速、予想的中のお礼、驚きのコメントが届いています!

後期選抜まであと15日!

かまなびカウントダウンが後期に向けて再スタート!

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コメント: 4
  • #1

    後期うかるぞ (火曜日, 27 2月 2018 18:36)

    こんばんは。後期入試に向けて頑張っています。後期の予想問題を待ってます!(ホームページのどこかにもうのっていますか?)

  • #2

    かまなび (火曜日, 27 2月 2018 21:23)

    こっちのサイトでまとめました!頑張って下さい(^o^)/→https://www.jukunashi.com

  • #3

    後期うかるぞ (月曜日, 19 3月 2018 18:24)

    後期の理科も予想大的中で、なんとか柏の私服の高校に合格することができました!感謝です。ありがとうございました。

  • #4

    かままび (火曜日, 20 3月 2018 00:15)

    柏の私服のところですか!後期は倍率トップだったのにすごいです!現在、得点調査をかまなびのブログで集計してますので、点数開示請求してましたら教えて下さい(^o^)/