シャッセの意味 | 札幌の社交ダンスと競技ダンス☆前掛けブログ

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社交ダンス、競技ダンスについてのお話です

「シャッセの意味は何ですか?」



僕はレッスンで生徒さんに聞きます。



「カニ歩きです」

「横に動く」

「閉じる」



いろんな答えが返ってきます。

イメージでは「カニ歩き」がわかりやすいかもしれないですね。



シャッセはワルツ、タンゴ、スロー、クイック、チャチャチャ、サンバ、パソに使われます。まぁ、ほぼ全部の種目ですね。



シャッセには種類もいろいろあって、特にチャチャチャのシャッセは9種類もあります。ただ、どのシャッセも基本的な概念は同じです。



社交ダンスにおけるシャッセの意味は



・QQSのタイミングで行われる、「開く、閉じる、開く」の3歩の足の動作のこと



です。



動作としては「開く、閉じる、開く」で、

タイミングは「Q,Q,S(クイック、クイック、スロー)」



開く閉じる開くがシャッセ、と知っていれば自分のルーティンのどこがシャッセなのか、そうじゃないのかはっきりしますね。



タイミングのQQSの最初のQ2つはSを半分にしたものです。

つまり、半拍です。



例えばワルツのシャッセフロムPPのカウントは「2と3」になります。

「2と3」と書くと、「2」「と」「3」のどれも同じ拍のように見えますが、「2」「と」は半拍です。「3」が一拍。



これを実際に音楽に合わせて踊って表現しようとすると、足を引き寄せる動作を早くする必要があります。



感覚的には「2」の足に体重がかかった瞬間に「と」の足を引き寄せてくる感覚ですね。



「2」「と」の2つの動作を限りなく近づけて、ほぼ同時にステップする感覚。

シャッセはフランス語で「追う」という意味もあり、開いた足を閉じる足が追うようなイメージです。





横だけでなく、前にも後ろにも斜めにもシャッセはあります。

シャッセが土台となって発展していくステップがローリングオフジアーム。

ベーシックを理解しておくとバリエーションになった時の考え方に役立ちますよ。



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