レッスンで習ったことを1周間繰り返し練習し続けるのは大変だと思うんですが、それが一番の上達の近道です。
レッスンを受けてせっかくダンスが良くなって、この感覚で練習していって欲しいのに、先輩から受けたアドバイスを一生懸命練習してきました、ではせっかくの前回のレッスンが無駄になってしまい、効率が悪くなってしまいます。
プロの先生はずーっとそのカップルを見てきているので、ここを変えれば全体的にもっと良くなる、とかここは頑固な癖がついてるから直すのに時間がかかる、とかがわかっています。
つまり最短コースで上手になるように指導しています。
ですが、身近にいる上手な先輩(身近な権威ですね)のいうことを重視してしまったら、また一からやり直しになってしまいます。
冷静に考えればおかしくないですか?
お金を払ってレッスンを受けている先生の言うことよりも、タダでアドバイスしてくれる人の言うことを練習するなんて。
一週間経つと前にレッスンで出来たことが違うものになってしまっています。
これで競技会で勝てない勝てないって言っても、残念ながら僕から見れば当然の結果です。
”これをやれば勝てるコース”から外れていってしまっているんですから。
「守破離」という言葉通り、まずは「守」です。
レッスンで習ったことを何度も繰り返して練習してください。
練習していると必ず疑問点が出てきます。
そこを次のレッスンで聞くようにしてください。
これが一番効率のよいレッスンの受け方です。
そして僕達にとってもいい勉強になるんです。
こっちの方法で伝わらないなら、別のわかりやすい方法はないだろうかと考えさせられますから。
それで僕達も指導の幅が広がっていけるんです。
先輩の言うことと、プロの指導者の言うことのどちらが上達に早く近づけるかは、ちょっと考えるとわかると思います。
せっかく受けるレッスンは効率良くしていきましょう。
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