スミスグランマの告別式
アメリカの大学に通っていた頃、
一番仲良かったお友達のお父さんが
バレンタインデーの夜亡くなりました。
奥様とのディナーに少し遅れていたためでしょうか。
急いで車を運転して事故にあったそうです。
私はその時初めてアメリカのお葬式に行きました。
奥様へのサプライズ用に車のトランクには
たくさんのバラの花が敷き詰められていたそうです。
そんな話を聞いて、
私の友達が涙ひとつ見せずに冷静に
佇んでいるのを見て、
なぜか私が号泣したこと思いだします。
今回の告別式はとても明るいものでした。
スミス君の母方のお祖母様の告別式だったのですが、
20年前ほどからボケが進行していて
スミス君ママを見ては、あなたは誰?
私のローラはどこ?あなたですって?
私のローラはこんなに歳をとっていないわ。
と言ってたみたいなので、
最後は本当に誰もわかっていなかったみたいです。
でも、幸せな死に方です。老衰ですから。
告別式ではスミス君ママと
スミス君ママの妹さん二人が
お料理や飲み物を用意してくださいました。
我々も日本からの煎餅をそっと出す。
さすがアメリカ。
隣のクッキーには大敗です。
全員集まったところで
長女であるスミス君ママが皆様にご挨拶。
そしてみんなにスミス君グランマとの
思い出を共有して欲しいとお願いをしました。
テレビにはグランマのスライドショー。
家族はもちろん、介護付き老人ホームで
グランマのお世話をしてくださった方や、
グランマの妹さんなど、
いろいろな方がユーモアセンスたっぷりの
思い出をシェアしてくれてみんな笑ってた。
こんな風にみんながグランマのために集まって
ほっこりしているところを
きっとグランマは天国で微笑んで
見ていると思います。
初めて知ったことですが、
グランマは写真を撮るのが大好き。
文章を書くのが好き。
同じように仕事してても男性ばかりが
出世する世の中にうんざりして
末っ子が高校生の時に大学院に行った。
運転が究極に下手。
熊を怖がらない。
目標を定めたらそれを達成するまで遣り抜く。
そういう人だったらしい。
このあとは家族だけで
ロングホーンと言うステーキハウスの
チェーン店に行きました。
チェーン店といえども、
USA真ん中にしかない!
確かにシアトルで見たことなかった。
ケンタッキー州にもあるみたいだけど、
大学のあったレキシントンにはないみたい。
知らないはずだ!
なんじゃ、この副菜のメニュー!
野菜は全てクリーム、ソース、
チーズかけじゃないか!!!!
脂肪食べてんのか、野菜食べてんのか
わからなくなる!!!
でも、うまそう・・・
渡米初日の晩がバーガーだったので、
次の日がここで正直痛かった。
けど、恐らくメニュートップ5に入る
健康食を頼んだので
脂肪摂取量は一応コントールできたかも???
クルトンは食べず、
ブルーチーズとドレッシングは
別容器に入れてもらい、
必要に応じて食べる!これに徹します!
確かに美味しい!
久しぶりのミッドウエスト。
とっても嬉しくてワクワクしたけど、
肥満と貧困と言う2文字が
ちらついて仕方なかった。
貧困な土地には安くても満足感のある
ジャンクフードを食べる機会が
増えるのか、太ってる人が多い。
太ってると健康体を維持することが
できず、病気にかかったり、
手術をしなくてはいけなくなり
もっと貧困になる。
ネガティブスパイラルです。
人はみんないい人なのに、健康に対する
意識が低すぎるんです。
車社会と言う問題もあるけど。
アメリカの地方都市も
抱えてる問題が大きいですね。
この問題を変えるには幼稚園からの
食育が必要なのではと思います。
本当に肥満の問題は深刻よね。と思われた方!告別式がとてもポジティブな会でよかったね!と思われた方も!左をクリック!「あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起こります」ように。(斎藤一人さんのお言葉)