羽生結弦が羽生結弦であるために | アクセルは男前〜羽生結弦〜

アクセルは男前〜羽生結弦〜

The accelerator is handsome Yuzuru Hanyu © 2014 全員修造

久しぶりの更新です~。
もっと早くにブログ書く予定だったんですけど、
どうしても書けない事情がありましてん。
試験結果に落ち込んで、再起不能まで陥ってましてん。

まぁ、詳しくは別館ブログに事細かく書いてますんで、
興味ある方は見て下さい。(いねぇーよw)

スケオタ ケアマネにジョブチェンジ中


ケアマネ試験が終わったのが10月26日。
自己採点の結果と衝撃的なことがあり、落ちてる日々が続いてました。
ぶっちゃけ簡単に言うと、予想合格ラインから1点足りないか
もしくはギリで滑り込めるかといった感じです。

2つ試験項目がありましてん。
介護支援と保健医療。
介護支援の方は余裕で合格ライン。
保健医療は微妙。
合格発表までわからない状態です。

前へ進むために死ぬ気で頑張った勉強。
人生そんなに甘くないね~。
おかげで悔しさで号泣する日々が続いておりました。
まぁ、いいさ。人間は悔しさで出来てるんだよん。

そんな中、迎えた中国杯。
そこから、感じたことを綴りたいと思います。
相変わらずなげぇな前置きが(笑)




羽生選手のあの演技を見て、私は衝撃を受けました。
なんだろうな、感動とかではないんです。
衝撃です。

棄権せず、試合に立ち向かった羽生選手を目の当りにして
私は思いました。

何故、そこまでするのか。

正直、棄権すべきだと思いました。
頭部を強打しているという事実。
私の仕事柄、あの瞬間、脳裏に過ぎりました。

やめろ。死んでしまうじゃねーか!!!

介護職してるんですけどね、私。
昔、転倒して頭を打った利用者さんがいて
一か月後に頭痛や吐き気、しまいには麻痺が出来てて
診断されたのは慢性硬膜下血腫。
転倒して頭を打ったのが原因でした。
結局、車椅子生活になられましたけど。

羽生選手は意識はあった。
手足のしびれとか言語障害とかは、まぁアメリカDrが診断したということなんで
大丈夫と判断されたのでしょうが、あまりにも危険きまわりない。

試合を続行なんてありえない。
CTを撮ってきちんとした診断を受けたわけではないのに。
慢性硬膜下血腫とは、軽度な打撲でも脳に出血を起こし、
脳脊髄液が溜まって、その反応から出血が繰り返され、
血腫が大きくなる・・・じわじわとゆっくり症状が悪化していく。
だから、症状が出てくるのが遅い。
一か月後や数か月後ということもあるそうです。
もし、そうなったらどうする?
麻痺とか出てスケートどころじゃなくなる。

そんな危険を冒してまで、何故そこまでやる?

これが正直な私の感想。
棄権かという時、オーサーコーチに説得され涙を流していた羽生選手。
ああ、やっとわかってくれたんだ。
と、思いきや、聞いてない(笑)

全然、聞いてねぇ~~wwww
と思わず、ラインに実況。
羽生ファンの人、みんなそう思ったに違いない。

それでも試合を続行した羽生選手。
私は丁度、ゆづ友ちゃん達とラインで実況してたんだけど
思わず、書き込みました。

「今すぐ、中国行ってくるわ!!
顎からもう一発かまして失神させてくる!!」

やだ。意外と激しいのね、私て。うふ。
(普段はこんなんですから、すみませんねー
 育ちが悪いんですわ)

殴れ!オーサー、殴ってでも止めろ!!
とずっと書き込んでいた私の正直な思いでした。

でも、曲げない。
羽生選手は曲げない。
こういう人だって知ってましたが、やっぱり曲げない。

気がついたら、涙が出てました。
この涙てなんなんだろう。
感動でもない、悲しいでもない。
なんだろう、わからなかったけどとにかく涙が止まらなかった。

私、バカだから上手い言葉が見つからないや。
なんだろう、この感情。

何度も転びながら演技を続ける羽生選手。
私は言葉もなく、ただ泣いてましたわ。

まぁ、今回のことで医師を帯同するバックアップとか検討されるつう
ことなのでそのことはもう触れませんけど、
私個人の意見としては、棄権してほしかった。
自分の身体を大切にしてほしかったし、オリンピックチャンピオンなら
棄権すべきだった。

試合に勝ち続けることがチャンピオンの資質ではないよ。
羽生がやるんだから、オレも・・・とみんなは見習う。
一緒に小さいときから闘ってきた選手同士だもん。
そうなるでしょう。
影響されるでしょう。
これが本当の美化。
これが一番怖い。

と、その時はそう思ってました。


でもね。
ずっと考えてたんですよ。
あの試合から、ずっと。
思い出すたびに涙がとまらないですよ。

皆さんだったらどうしますか?
もし、自分だったらどうしますか?

私だったら、絶対やるな。
即答よ。
悔いがないよう最後までやり抜く。
命が懸っても?
うん、それでも、やる。
そんなん関係ねーわ。
そこは運に任せるわ、人間いつかは死ぬんだもんよ。
後悔して生きていくよりはマシだもん。

結局、そこなんですよね。
まぁ、人それぞれ置かれている立場、環境がありますから、
子供がいる人とか旦那さんとか親とか彼氏とか、
そこまで犠牲にできないのは当たり前です。
責任がありますからね。
でも、私だったら、命懸ってでもやるわ。
逆に娘に私の生き様を見せつけてやるわ。
ママはこんな人だけど、許してね、
これが生きるつうことだ、てw

まぁ、アスリートの羽生選手と一般人を一緒にしては
いけないけど、(立場と環境が違いますから)
人それぞれ感じることは違うということです。


あの羽生選手を見て、感動した。
悲しかった、苦しかった。
辛かった。美しかった。
腹が立った。(危険をかえりみず挑戦したことに対して)


いろんな意見が出るのは当たり前です。
人それぞれですから。

それを感動したのがおかしいとかそこを批判する人もいたみたい
ですけど、それ違うと思います。

どう感じようが人の勝手ですよ。
感動した、美しいと思ったんなら、それでいい。
それがおかしい、という方が頭がおかしい。
まぁ大半は、スポーツの危険性を危惧する意見からくるものなので
その気持ちもわかりますけどね。
批判から繰り返される批判て感じですね。


あの羽生選手を見て、どう感じるかが全てです。
あの羽生選手を見て、何も感じない方がおかしいですわ。
私から言わせてみれば。



なので、羽生選手を見て、感じたことは大切にしましょうね。
決して感動することが悪いことではありません。
人の意見に惑わされるな、自分は自分よ。



では、何故、羽生選手がそこまで譲らないのか。
自分の為。
あれは、完全に自分の為。
だって試合だもん。
それでいいんです。
被災地をしょってみんなの為にと頑張ってきたけど。
これからは、自分の為にスケートをして欲しい。
それがみんなの意見。
それがあの結果です。


と、ここまで結論に至るまで時間を要したんですよ、私。
バカだから、ぐるぐる考えてずーーーーと今まで考え込んでいて。


きっとあそこで棄権していたら、羽生選手はずっと後悔するだろうし
悔しい思いをするでしょう。
衝突してから天井を仰向けに仰ぎながら考えていたこと。

「ここで僕のスケート終わるんだ・・・」

だからこそ、バックヤードで放った言葉。

「死ぬまで、やる」


生と死の狭間だ。

ゆづ友ちゃんがラインで呟いた言葉。
ひょっとしたら、そう感じたのかもしれません。

東日本大震災で生と死の狭間を経験したものだからこそ感じること。
人間いつ死ぬかわからない。
それは明日かもしれない。
今日かもしれない。
だからこそ、悔いを残したくない。
精一杯、今出来ることをやり遂げたい。



羽生選手よ、私は涙が止まらないよ。
これが、生きる ということなのですか?

私はね、羽生選手のソチオリンピックの演技を見てから
あなたに吸い込まれました。
あなたの背景にあるものに衝撃を受けた。
主人を亡くして5年間、死んでいたように生きてきた自分に気づいた。
そして、今まで私は何をやって生きてきたんだろうと思った。
まだまだやれる。
まだ何かできることがあるんじゃないかと思った。
私の人生はまだ終わっていないと思うようになった。

それから、怒涛のような毎日だった。
諦めていたケアマネ試験を本気でやると決めた。
キツイ勤務と勉強で4㎏痩せて、咳喘息にもなったけど
死ぬ気で頑張った。
たかがケアマネ試験と思うかもしれないが、私にとっては
合格してケアマネになることが、前へ進むための一歩だと
言い聞かせてやってきた。

結果は合否が微妙なライン。
自分の情けなさに悔しくて悔しくて、再起不能まで落ちてた。
世の中、努力しても報われないことが多い。
でも試験なんて、結果が全てだ。
点が取れるかとれないか、ただそれだけの世界だ。
点が取れなければ、努力不足だけのことだ。

私は恥ずかしくなったよ、あの羽生選手の姿を見て・・・。
こんなことで落ち込んで泣きまくっていた自分を。
全然、前へ進むどころか後ろに向いちゃってる自分。



「昨日のゆづ、みた~?
私もゆづを見習って、癌に勝つからね~!」

こうラインでメッセージをくれた友人。
送信主は、このブログにもよく登場していたスケオタ スケ子。

彼女とは別府のアイスショーに一緒に行った仲。
年齢は離れてるけど、私と気が合う友人の一人です。
私が主人を亡くした時の会社の同僚だったんだけど、
親身になって私を元気づけてくれた大切な人。

そのスケ子が今回、大病を患いました。
大腸がん、ステージは言えません。
そのことがわかったのはケアマネ試験を受ける少し前。
人手不足の職場で過酷な勤務だったけど、痛み止めを
飲みながら仕事を続けていました。
3人で回す夜勤なので、一人が休むともうむちゃくちゃになる。
みんなに迷惑掛けると、ヤバくなるまで病院にいかなかったようで・・。

そのスケ子も今回、ケアマネ試験を受けました。
食べ物を食べると30分で下痢となって出てくる状態の中、
試験は飲まず、食わずで挑みました。
もちろん、止めました。
身体が一番大事なんだよ、と。

勉強だって、そんなにできていないと言っていたスケ子。
過酷勤務と体調不良があったのでそれどころじゃなかったんだから、
今回は諦めなよ、どうにかなったらどうすんの?といいました。
腸閉塞の恐れもあると言われていたからです。
出血多量でショック死もあると医師からも言われていたのに。


「悔いは残したくない」


そうスケ子は言ったのです。
試験で倒れても、横に医大の病院があるから大丈夫じゃん。
と笑っていっていましたが、(試験会場は同敷地内の福祉大学でした)

「死んだら、死んだよ~
でも、死なないけどね、私」

と言われ、もう返す言葉がありませんでした。


結局、同じなんですね。
誰も止められない。
そこまで言われたら、とめられない。

だって、その人の人生だもの。
他人がとやかく言う筋合いなんてない。
たとえ、心配でもね。
本人にとっては、大きなお世話。


今回ね、丁度、試験とスケ子の件と羽生選手の件が重なったので、
私は打ちのめされたんだな。



そして、生きるということは、このことなんだと思った。


人間いつ死ぬかわからない。
それは明日かもしれない。
今日かもしれない。
だからこそ、悔いを残したくない。
精一杯、今出来ることをやり遂げたい。

過去に生きるのではなく、
未来に生きるわけでもない
今を生きる




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羽生結弦は今を生きている

羽生結弦が羽生結弦であるために






まーた、暗くなっちゃったよ。
GPシリーズ始まったら、普通のブログに戻そうと思ってたのに。
なんか、死別ブログみたいになってたんで嫌だったんですけどね。
でも、私がそう感じてきたことだから仕方がない。

この件から、主人のことを思い出し、
あの人は突然逝ってしまったけど、悔いを残さず逝ったのかな、とか
思い出して、またわんわん泣いていたんですけどね。
で、無性に会いたくなって結局辿りついた答えがこれ。

勇貴が死んでから生きてきたこの5年間。
私は頑張ってこれたかなぁ・・・
ちょっとは褒めてほしいわ、よく頑張ったね、と。
今はきっと多分、私の人生において分岐点であると思った。
足掻くことしかできなかった5年間だけど、
少しは前へ進めたのだと思う。


私が私であるために
今を生きる
一生懸命、生きていきたい
後悔する人生なんて送りたくない
人の人生なんて、いつ終わるかわからない
明日、交通事故で死ぬかもしれない
誰かに刺されて死ぬかもしれない(おいおい)
なら、どうする?
目の前のことを精一杯やり遂げることだけだ
何事も本気で立ち向かうだけだ


いいんだよ、これが私が感じた全てだよ。
その為にブログがあるんだよ。


あ、試験結果12月10日ですねん。
運がよければ合格です。
合格したら、春からケアマネになります。
不合格だったら、負けずにまた試験受けます。
落ちたその日から勉強開始すっぞ!
受かるまでやってやる!!
ちきcしょおおおお!!
悔しい!!!!とまた号泣するだろうけど、これもまた人生ね。
やられたらやり返すだけのことよ。
ていうか、合格できると信じているけどね。



最後に・・・ちょっといいですか?


だから、
好きなんだよ!!
羽生結弦が!!


(笑)



今はモンハンでもしてゆっくり静養して下さい。
あと、硬膜下血腫が怖いので完全に治るまで出場は禁止ですよ?
脳は怖いんですよ。
あとから、麻痺が出てきたらどうすんの?
今からの経過観察がとても重要よ?
あと、こんな行為はこれが最後にして下さい。
オリンピックチャンピオンの影響は多大です。
フィギュアスケートの未来を想うのであれば、これで最後に。


でもね、よく頑張ったね。

私はファンであることを誇りに思います。

(つうか、上から目線ですみませんw)



フィギュアスケートてさ、
見てるとなんだか演じている人の気持ちとか伝わってくるんだよね。
表現力て結局そこだよね。
だからさ、今回のこともこれからのいい演技に繋がると思う。

いい演技=人生経験を積むこと だと思うな。

泣いたり、喜んだり、悔しがったり、怒ったり。

人間臭くていいじゃないか。

私もそんな自分でありたいな。


あ、これ書きたかったこと、もう一つ。

正直、今回の羽生選手を見てね

羨ましいな と思ったんだ。

自分の夢や目標にがむしゃらに立ち向かう その姿に。

本当にそう思ったんだ。