平成27年度予算成立 | 富津市議会議員 平野 英男 オフィシャルブログ ~ 平野ひでおと富津の未来を創る会 ~

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アメーバ平野ひでおです。

市内外の皆様の注目が集まる平成27年度予算ですが、3/16(月)~17(火)の予算審査特別委員会での審議を経て、3月議会最終日の24(火)に正式に本会議場で議決されました。 ここに富津市平成27年度予算が成立したことをお知らせいたします。


予算審査特別委員会



昨年8月末の記者発表に端を発した財政問題以来、住民説明会や経営改革会議では多くの皆様にご意見 ・ ご提言をいただきました。 ありがとうございます。
経営改革元年として臨む平成27年度は、市の貯金に当たる財政調整基金 ( 災害など不測の事態に備えるお金 ) を取り崩さずに、その年度の歳入をもって歳出をまかなうため、富津市としては初の試みである、包括枠配分方式により予算編成をおこないました。 各部の要求可能一般財源は、原則として各部の平成26年度当初予算の一般財源に調整をおこなった額の97%ということで、予算要求段階から各部とも緊急性 ・ 必要性 ・ 重要性などの優先順位をつけることに頭を悩ませたと感じています。
特に一般会計においては削減という一言に尽きる編成となり、前年度当初予算に対して マイナス 2億5千万円の156億円で成立しましたが、各会計の当初予算は以下の画像の通りです。


平成27年度予算


※ 各年度ごとの予算書はこちら → http://www.city.futtsu.lg.jp/0000000178.html


また昨年8月末に発表した中期収支見込み額にも修正が生じたのでお知らせします。 ※ 3/16(月)現在

平成26年度決算剰余金     1 千万円  →  約 2 億 7 千万円

財政調整基金 ( 市の貯金 )  1 億 5 千 6 百万円  →  約 6 億 5 千 6 百万円


まだまだ予断を許すことはできませんが、8月末に予測したカツカツの数字は回避して、平成27年度を迎えることになります。



更にこの度の平成27年度予算成立に当たっては、法的拘束力はありませんが、議会として市当局に注文 附帯決議 を付けました。 よって市当局には以下の3点を尊重することが求められます。

1 . 従来の中期収支見込みから更に踏み込み、「 中期及び長期の財政計画 」 を策定し計画的な財政運営に努めること。
2 . 各事業計画について、財政計画との整合性を図り適切に遂行すること。
3 . 財政計画及び事業計画は、透明性を保ち、市民 ・ 議会への周知に努めるとともに、必要があれば計画期間内であっても見直しの対象とすること。

現在市当局においては財政再建に向けて 「 富津市経営改革プラン 」 と、それを実現可能なものとするための 「 実行計画 」 策定に向けて動き出していますが、ぜひとも中長期の事業計画との整合性も図り、具体的なものを策定いただきたいと思います。


市役所1



今後富津市が本気で取り組まなければならないことは、成長戦略であり、歳入増加策です。
それは住民間の税の公平性の観点から、市税徴収率の県平均以上である93%を達成したとしても、年間で徴収できる市税見込み額を見れば明らかです。

平成27年度は93%の徴収率を達成したとしても、前年対比 マイナス 276,079千円
平成26年度当初予算時は前年対比 マイナス 118,895千円
平成25年度当初予算時は前年対比 マイナス 525,513千円

毎年億単位で市税の減少が見込まれていますが、その主な原因は生産年齢人口の減少と、企業の業績の伸び悩みから十分な設備投資がおこなわれないため、固定資産税の一つである償却資産税が減少しているからです。
なので徴収率の向上もさることながら、市税の分母を大きくするために、個人市民と法人市民を増やさなくてはなりません。
市当局でも地方創生に向けて、さまざまな施策を検討していると報告を受けていますが、市内活性化の実現に向けた企画に期待します。


3/5(木)の代表質問で私からも発言をさせていただきましたが、7年間で最高126万円を交付する定住奨励制度が終了した今、新たな定住人口促進に向けた施策として、子育て世代を対象とした空き家の活用でUJIターンを推進していただきたいと思います。 田舎暮らしを希望する人たちの最低条件 ( ・ 景観の良さ ・ 都心に近い ・ 光ファイバー網の整備 ) は富津市に整っています。
また交流人口促進に向けては、既に富津市では数多くおこなわれているスポーツ大会やスポーツ合宿の実績と強みを生かしつつ、オリンピック・パラリンピックを契機とした県内経済活性化を目指す千葉県と連携強化し、スポーツツーリズムを実現して欲しいと思います。
富津市は 「 するスポーツ ・ 見るスポーツ ・ 支えるスポーツ 」 を柱とした観光振興を目指すべきです。

先の財政報道以来、暗い雲に閉ざされている感のある雰囲気を一掃できるのは明るいニュースしかありません。 今後も市民の皆様に明るいニュースが届けられるように、日々の調査研究と学習に励みたいと思います。
なにはともあれ富津市平成27年度予算が成立しました。 今後も兜の緒を締めて議会活動に臨みます。


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