あなたの歯科医院に「罰則規定」はありますか? | 歯科医院専門のマーケティングとマネジメントサービスを提供する、株式会社デントランスの公式ブログ

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歯科医院の入り口となるような
マーケティングとマネジメントを提供する会社です。

デントランスの黒飛です。


先日、大学の先輩の先生から
相談を受けました。


「これから新しいスタッフを採用するのに
スタッフマネジメントを考えて、
罰則規定を作るのだがどんなものがいいか」


という相談です。



「罰則規定」



何か怖い響きのある言葉です。


罰則規定については、
一概にこれとは言えませんが、

本質的な話をすると、

「何のために、罰則規定を設けるか」

ということを考える必要があると思います。


罰則の反対は、褒美でしょうか。

で、あれば、賞与は褒美になると思います。


何のために、
罰則や賞与があるのでしょうか。


歯科医師経営の視点で言うと、
スタッフのモチベーションの為だと思います


そして、

罰則が
ネガティブなモチベーティングだとすれば、
(「罰を受けないように頑張ろう。」)

褒美は
ポジティブのモチベーティングだと思います
(「褒められるために頑張ろう。」)


ですので、願わくば
罰則がゼロで、褒美だけで
スタッフマネジメントで
できれば理想的です(^^)



ただ、罰則規定がないと、

本当にやばいスタッフが来たときに
ルール化していないため、
歯科医院が被害を被る可能性があったり

ルールがあるから社会がなりたつという
事実もありますので

作っておくべきだとは思います。


また少なくとも、

賞与よりも罰則があるから
より頑張るスタッフも居ると思うので。。
(減らしたいですけどね、、^^;)



しかし、罰則のために、いいスタッフの
モチベーションが下がってしまっては、
元も子もないと思います。


例えば、
「無断遅刻すると賞与から3万円減給」

無断遅刻はなくなりそうですが、、、
これを見ると、良いスタッフの
モチベーションも下がってしまいそうです。


罰則規定は
みんなのモチベーションが
上がるための物にしたいですね。


つまり本質的には、

罰則があるという理由だけでルールを
守らせるためはなく
(それではその医院のレベルが低すぎます)

何かあったときのための罰則にしておいて、

基本的には、

ポジティブ・プラスのベクトル
(やりがい、賞与やコーチングなど)で
モチベーションを上げるようにすると
良いと思います。


今回の相談に対する結論は、

「罰則は今のスタッフのモチベーションを
下げない程度に盛り込むと良い。」

という事になると思います。



あなたの歯科医院では罰則はありますか。

その罰則は、
スタッフのモチベーションを上げてますか?
逆に下げていませんか?


1度、考えてみてくださいね。



株式会社デントランス
歯科医師 黒飛一志