不正アクセスって何ぞやというお話 | Time Goes Around with Wildcat.

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日々感じること、気づいたこと、思ったことなどを文字に起こしていく...yuにとっては意味のあるブログです。こっそり不定期気まぐれ更新中。

「不正アクセスに気を付けーよ!不正アクセスは違法ど!」と言われちゃ
いるが、そもそも”不正アクセス”が何か分からんと話にならない(説明
できないと意識しづらい)ってんで解説しやす。

5回以上は記事を作ってますが納得できるものができてないのと
こういう情報は、くどく流さないと周知は難しいってんで…。

えとえと、不正アクセスってのは”不正アクセス禁止法”っていう凄い
分かりやすいタイトルの法律で禁止されとります。実は、これは略称で
”不正アクセス行為の禁止等に関する法律”っていう長ったらしい正式名称が
ございます。

そんで、不正アクセスの意味ですが、法律には3つ書いてましてね。
この3つを要約すると不正アクセスってのは、

1.ネットを通じてパスワードで保護されている他人のアカウントにIDと
パスワードを入力して勝手にログインすること

2.ネットを通じてパスワードで保護されている他人のアカウントに
パスワード入力しなくても済む情報を送って勝手にログインする
こと

だす。ちなみに、法律に”識別符号”とあるんですけどね。
これ、管理会社との間で秘密にされる情報として設定される符号のことで
アメーバの場合はIDは常に公開されるので、識別符号とはならず、
パスワードのみが非公開なので識別符号となるんです。サービスによっては、
IDが非公開(私は知りませんけど)のとこもあるやもってんで、一応の
注釈を挟みます。

そんで、何で不正アクセスがダメかという物凄い根本的なお話。
理由は超絶簡単。”凄く迷惑だから”。

企業のネットワークに侵入するとお客さまの情報(顧客情報)を
見られる可能性があります。でも、だいたい、そういう大切な
情報は厳重に管理されてますから、簡単には見れないので精々、
新商品などの利益に直結する大切な情報を見られてしまう可能性が
あります。

SNSなどにおいては、”なりすまし”による信用の落っこち、
オンラインショッピングにおいては、勝手な購入による高額請求。

じゃー防ぐ手立てはというと、もちろん、企業はセキュリティを
日々、強化する必要がありますが、自分が誰かに言ってしまったり
分かりやすいパスワードだとセキュリティレベルが高くても
元も子もねーてなわけで…。

1.パスワードは教えない(運営会社、警察、裁判所、弁護士
などは聞きません)

2.パスワードは無意味で英数字を含むものに
例:ia9s552faeuh1

3.他社サービスと同じIDとパスワードの組み合わせを使わない

4.IDとパスワードを同じ文字にしない

5.パスワードをパソコンで保管しない

6.定期的にパスワードを変更する(正直、面倒よね)

確か、昨年の5月に法改正が行われ、これまでパスワード
(識別符号)を聞いたり保管したり入力させたり情報を渡したり
しても罰せられなかったのが、罰せられるようになったので
不用意にパスワードを聞くのはお止(よ)しよ。

じゃー、友達のアカウントにログインできんのかー!つったら
できまっせ。法律には、運営会社や利用者の許可があれば問題ない
って書いてます。ただ、嘘ついてOKもらったときはアウトっす。

よく不正アクセス=乗っ取りとお考えの方がいらっしゃいますけど
乗っ取らなくても勝手にログインすりゃ不正アクセスは成立します。
この解釈からいけば家族のアカウントに勝手にログインしても犯罪。
ただ、法律じゃそうでも警察が立件するには少々、乗っ取って
もらわんと(損害が出んと)難しいようです。

余談ですけど、乗っ取った時点で不正アクセス事件じゃなくて
窃盗事件に切り替えりゃイイんじゃね?とか思ったりもして。
”万引き”ってのは、万引き罪なんてもんはなくて窃盗罪として
処理されるわけで。その窃盗の最中に、人を傷つけたら”強盗”に
見事昇格するわけです(どこへ行く、この話)。

んで、乗っ取られてもーたー!どーしよー!助けてくりょー!って
人に朗報?。多くのサービスじゃ”パスワード再発行”ができます。
速やかに”パスワード再発行”の手続きをお済ませください。ただ、
このとき、乗っ取った人が登録しているメールアドレスを変更して
いるとパスワードの再発行ができません。

いずれにしても、乗っ取られたら運営会社に連絡を入れるのと、
あなた様のお考え次第で警察へ通報するのとをオススメしますわ。
あたしにご相談いただいても結構ですけど、あたしは弁護士さまでも
神様でもないので強制的に取り戻したりってことはできません。

記入もれが無いことを祈って終わろうか…