皆さんの周りには、せっかちなゴルファーはいませんか。
私は、色々な方とラウンドしていると、どうしてこんなに急いでいるのか不思議に思ってしまう方にしばしば遭遇します。

せっかちゴルファ―の特徴
・詰まるとやたら苛立つ
・詰まると前の組を下手扱いする
・詰まりが激しいと前の組の陰口が始まる
・行きから、帰りのことを気にする
・どんな天気予報だったとしても、「午後から下り坂」が口癖=暗に早くまわろうを伝えてくる
・帰りの話が圧倒的に多い
・帰りの渋滞ファーストな考え方や発言をする
・早く帰れることをとにかく得なことだと思っている
・昼食休憩が長いとゴルフ場の評価が一気に下がる
・「風呂、シャワーは家でする」と言って先に帰る
・常に、先のことばかりを考えている

せっかちの特徴はいろいろとありそうですが、「連休だし、帰りは渋滞しても仕方ないでしょ?」とか、「いまをもう少し楽しめばー」とか、「前の組、あなたよりうまいんじゃない?」とか言いたくなるほど、帰りのことばかり気にしていたり、前の組の悪口が多い方がしばしばいます。

コメント欄に、皆さんの身近なせっかちゴルファーの特徴やエピソードを教えてください。

なぜ、せっかちなのか
(個人の問題)

・疲れやすいため、家でとにかく疲れを取りたい
・精神的なゆとりも時間的なゆとりもない
・すべては前の組のせいではないにもかかわらず、前しか見ることができない単純な思考の持ち主
・結論や結果ばかりを求めてしまう性格
・単純にわがままで自分の思い通りにならないことにイラついてしまう。精神的に幼い。
・コミュニケーションが苦手で、陰口や悪口や批判以外に、ゴルフで話す会話の手段を持っていない
・他者に合わせることが苦手
・身内にはいい人だが、世間や赤の他人には厳しい
つまり、同伴者にはニコニコだが、ゴルフコース側や、前の組という見知らぬ他者には厳しいというわけです。その見知らぬ他者に自分の時間が奪われていくことが許せないのかもしれません

(社会の問題)
・やはり、日本の労働環境は影響していそうです。休日とはいえ、明日からの仕事を考えると早く帰っておきたいというのは誰しもが思ってしまうことかもしれません。
・日本のゴルフ場は首都圏など、自分の住んでいるところから遠いという点もせっかちゴルファーを生む大きな原因になっているでしょう。
・上記の問題に伴い、休みや連休にしか外出できない人が多く、高速道路などの渋滞が激しすぎる
・ゴルフの不人気などに伴い、コース側が組を詰め込みすぎているため、どうしても待ち時間ができてしまう
・既婚者の場合、家に帰って、家事や育児などもしなければならない
・パートナーへのせめてもの気遣いとして早く帰りたい

「その人の性格だ」と言ってしまえば、それまでですが、せっかちの背後には、結構大きな社会の問題や日本文化、日本の事情もあるのかもしれません。

せっかちゴルファーとどう接すればいいのか
・上記のように個人の問題だけではないことをふまえて、許してあげる
・朝一番に、「今日は天気もいいしゆっくりまわろう」と宣言しておく
・次の日が休みの日をラウンド日に設定してみる
・早朝スルーなどに挑戦してみる
・渋滞のなさそうな平日にラウンドしてみる
・仕事の愚痴などをじっくりと聞いてあげる
・最終組にして、この際、とことんゆっくりまわってみて、ゆっくりまわることの楽しさを教える
・ゴルフにとってゆとりが大切だとうんちくを語ってみる
・スコア中心のゴルフから、リラックスしたゴルフに変えてみる
・にぎりなどがあれば、それをやめてみる
・陰口が始まったら別の話題をしたり、スコア管理をしたり、ゴルフアプリを使ったふりをしてみる
・もちろん、一緒に行かないという選択肢は考えてもいいと思います
・その人が変わるのを「待つ」ことも大切かもしれませんね

あとは、個人の自覚も大切ですね。
せっかちは、周りを思ったより嫌な気持ちにさせています。そういうことにも気づいてもらえるといいなーと思います。

でも、日本のゴルフの場合、場所の問題や、労働の問題で、どうしても、せっかちになってしまいかねない部分は、考慮してあげたいですよね…

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