タイトルにある通り日本ダービーへの主なステップレースは現在施行
されている青葉賞、プリンシパルS、京都新聞杯の3つで
青葉賞、プリンシパルSからの
出走馬に日本ダービー優勝馬無し
青葉賞はG3として1994年から施行され、2001年にG2へ格上げしてからも勝ち馬無し。
プリンシパルSも1996年から施行され勝ち馬なし。
なんでだ!?
本番の日本ダービーでの最高着順も2着が最高で勝ち切れない
個人的にPOGで指名馬がここ数年連続で青葉賞に出走していて
2014年 ワールドインパクト 2着 (ダービー10着)
2015年 レーヴミストラル 1着 (ダービー9着)
2016年 レーヴァテイン 3着 (権利取り出来ずダービー未出走)
そこそこ好相性なだけに好きな重賞の1つではあるんですが本番に繋がらない
ちなみにプリンシパルSにもPOG指名馬が出走していて
2014年 ベルキャニオン 1着 (ダービー8着)
そんな青葉賞とプリンシパルSが、何故本番の日本ダービーに結果が繋がらないかを
自分なりに考えてみると・・・
1. 権利取り出来ている馬の出走が殆ど無い
既にダービー出走に必要な収得賞金が足りている馬達がわざわざここを
ステップに本番へ向かう必要が無く、有力馬が集まりにくい。
2. 若駒が芝2400mの重賞に連続出走、好結果を出すにはハード
青葉賞に限りますが、まだ身体が出来切っていない若駒に2400mのレースは
ハードと言われますがそれを連続して、しかも重賞レベルのメンバーとなるので
消耗が大きい。関東馬ならともかく、関西馬となると2つのレース共、連続遠征に
なる点でもマイナス。
こんな感じなのかなぁと。
項1に関しては皐月賞へ出走してからのローテーションを考えると結構キツイ
ですし、項2に関しても本番でお釣りが無くなりそうな感じが
青葉賞とプリンシパルS、過去2つのレースから日本ダービーで通用した馬達
を見ていくと・・・
【 青葉賞からダービー好走した馬達 】
※ 1994年からの23回分のデータから抽出
2013年 青葉賞2着 日本ダービー3着 アポロソニック (関西馬)
2012年 青葉賞1着 日本ダービー2着 フェノーメノ
2011年 青葉賞1着 日本ダービー2着 ウインバリアシオン (関西馬)
2006年 青葉賞1着 日本ダービー2着 アドマイヤメイン (関西馬)
2004年 青葉賞1着 日本ダービー3着 ハイアーゲーム
2003年 青葉賞1着 日本ダービー2着 ゼンノロブロイ
2002年 青葉賞1着 日本ダービー2着 シンボリクリスエス
1994年 青葉賞1着 日本ダービー2着 エアダブリン (関西馬)
※ 日本ダービー3着以内に好走した馬は全て皐月賞未出走
【 プリンシパルSからダービー好走した馬達 】
※ 1996年からの21回分のデータから抽出
2009年 皐月賞9着 プリンシパルS2着 日本ダービー3着 アントニオバローズ (関西馬)
1996年 皐月賞未出走 プリンシパルS1着 日本ダービー2着 ダンスインザダーク (関西馬)
皐月賞経由ではローテーション的にもダービー迄に関東への輸送が3度と
なるので、大半は未出走。唯一の皐月賞出走馬はアントニオバローズのみ。
相当タフだったんだな アントニオバローズ
そして何よりも2つのレース合わせて44回分のデータから日本ダービーで1着した
馬が1頭も居ないのはなかなかのインパクトがあります。
とはいえ青葉賞の方は、かなり惜しい2着も多々あるのでその内勝ち馬が現れても
可笑しくないのかなぁとも。
次に、上記のプリンシパルSとほぼ同じ施行時期のダービー関西最終便となる
京都新聞杯はどんな成績になっているかというと
【 京都新聞杯からダービー好走した馬達 】
※ 春の施行となった2000年以降の17回分のデータから抽出
2015年 京都新聞杯1着 日本ダービー2着 サトノラーゼン (関西馬)
2013年 京都新聞杯1着 日本ダービー1着 キズナ (関西馬)
2012年 京都新聞杯1着 日本ダービー3着 トーセンホマレボシ (関西馬)
2005年 京都新聞杯1着 日本ダービー2着 インティライミ (関西馬)
2004年 京都新聞杯1着 日本ダービー2着 ハーツクライ (関西馬)
2000年 京都新聞杯1着 日本ダービー1着 アグネスフライト (関西馬)
※ ハーツクライのみ皐月賞出走(14着)
京都新聞杯の勝ち馬であれば、ほぼ3回に1回は日本ダービーで好走する好結果
勝ち馬もアグネスフライトとキズナが出ているのでステップレースとしては最も
優秀
と、言っても過言ではありません。
特に関西馬であれば青葉賞よりも京都新聞杯で好走する方がダービー本番での
期待度は高くなると思います。
※ただし、青葉賞と違ってトライアル認定ではないので、ダービー出走枠が無い分
勝つか賞金加算出来ないと出走する事すら危うくなりますが。。。
最後に、今年の牡馬クラシックは大混戦、これから行われるステップレースにも
3歳春に台頭してきた馬達が多く出走します。その中でも青葉賞へ出走予定の
アドミラブル
写真は新馬戦の時の物ですが、当時現地で見た感想が
緩々の馬体で良く見えない
その印象の通りレースで大敗しましたが、喉鳴りを克服し復帰戦から2戦連続圧勝と
まぁここまで良くなるとは想像出来ず、ホントにサラブレッドは奥深いなぁと。
そんなアドミラブルが青葉賞で権利を取り日本ダービーでも勝利を掴めるか
これまでの青葉賞出走馬の連敗記録を止める馬になるのか注目したいと思います
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