札幌2歳ステークスのデータ展望です。

本日は、前走レース別にざっくりと好走傾向を探っていきたいと思います。まずは各前走レースを以下のように分けてみていきます。合わせて過去9年(2013年函館開催除く)の全体成績も記載しています。
<過去9年(函館開催を除く)、各前走レース別成績>
■前走函館2歳ステークス組
0-0-1-3(連対率0.0%、複勝率25.0%)

■前走クローバー賞組
2-0-3-10(連対率13.3%、複勝率33.3%)

■前走コスモス賞組
1-4-1-11(連対率29.4%、複勝率35.3%)

■前走未勝利戦組
3-0-0-17(連対率15.0%、複勝率15.0%)

■前走新馬戦組
3-5-4-54(連対率12.1%、複勝率18.2%)

過去9年の全出走馬の前走レースは、上記5レース、いずれかに該当しています。
今年はデルマカオルが、前走ダリア賞組となりますが、過去9年の中には、前走ダリア賞の該当馬はいませんので、残念ですが、今回の傾向では取り上げません。



では、ここから各組の好走馬に該当した共通点などから、ざっくりですが絞りこみを行っていきます。
■前走函館2歳ステークス組
0-0-1-3(連対率0.0%、複勝率25.0%)

この組の該当馬4頭の当日人気、前走人気、前走着順は以下の通りでした。
キッズライトオン(当日12番人気):前走2番人気1着
コスモシルバード(当日7番人気):前走5番人気2着
カネスフォルテ(当日14番人気):前走9番人気13着
モエレジーニアス(当日4番人気):前走3番人気1着

唯一の好走馬はモエレジーニアスになりますので、当日人気馬、もしくは前走勝利馬なら、好走の可能性がありそうですね。

□該当馬
ナシ



■前走クローバー賞組
2-0-3-10(連対率13.3%、複勝率33.3%)

この組の好走馬5頭に共通した点は…
・前走1着馬

前走1着馬のみに絞り込むと→2-0-3-1(連対率33.3%、複勝率83.3%)

前走1着馬であれば、可能性がグッと上がりますね。また今回は前走1着馬という点で絞り込みましたが、この絞り込んだ6頭は、共通して、当日5番人気以内に支持されていました。


□該当馬
コスモフレンチ(前走7番人気5着)
ネコダンサー(前走6番人気13着)
リッジマン(前走13番人気2着)
※()内は前走人気、着順

今年の該当馬の中に、前走1着馬はいません。当日人気になる馬が出てくれれば可能性は残っているかもしれないですが、傾向的には望みは薄そうですね。



■前走コスモス賞組
1-4-1-11(連対率29.4%、複勝率35.3%)

この組の好走馬6頭中5頭に共通した点は…
・前走連対馬

前走連対馬のみに絞り込むと→1-4-0-5(連対率、複勝率50.0%)

前走連対馬であれば、2頭に1頭が馬券になる数字となりますね。
唯一、連対馬でなく、好走したのは2007年13番人気3着のホウザン。前走5番人気5着で、勝ち馬とのタイム差は0.3秒でした。基本的には連対馬に注目というところですが、このホウザンのようにそこまで勝ち馬に離されず、掲示板に乗っていれば注意したいところですね。


□該当馬
クロコスミア
ラヴアンドポップ


ラヴアンドポップは前走勝利馬ですので、当然注意したいところではありますが、クロコスミアも勝ち馬からは0.3秒差の4着と健闘していますので、こちらも注目したいですね。



■前走未勝利戦組
3-0-0-17(連対率15.0%、複勝率15.0%)

この組の好走馬3頭は、当日人気、または単勝オッズが好走の境目となっていました。以下、2つに注目したいと思います。
・当日6番人気以内
3-0-0-2(連対率、複勝率60.0%)

・単勝オッズ20倍未満
3-0-0-1(連対率、複勝率75.0%)

どちらから絞り込んでも高い好走率となっていますね。当日どれくらいの人気になるか注目したいですね。


□該当馬
ペイシャフェリシタ
ボーダレス


予想オッズを見る限りでは、どちらも厳しい印象ですが、ペイシャフェリシタは前走同じ舞台を完勝していますので、抽選突破となれば少し注意したいと考えています。



■前走新馬戦組
3-5-4-54(連対率12.1%、複勝率18.2%)

最も該当馬が多い組となりますので、以下のような分け方で、傾向を探っていきました。
■前走札幌(ダート戦、1200m以下を除く)
2-3-3-26(連対率14.7%、複勝率23.5%)

■前走札幌以外(ダート戦、1200m以下を除く)
1-2-1-16(連対率15.0%、複勝率20.0%)

前走同じ札幌舞台だったのか、そうでないのかで分けています。また前走ダート戦、また1200m以下に出走していた該当馬からは好走馬が出てきていませんので、その部分は除いています。


ここから、この2組を少しだけ絞り込んでいきます。まずは前走札幌組から。
■前走札幌(ダート戦、1200m以下を除く)
2-3-3-26(連対率14.7%、複勝率23.5%)

この組の好走馬8頭に共通した点は…
・前走3番人気以内
・当日一桁人気(二桁人気馬を除く)

の2点。

この2点をクリアした該当馬のみに絞り込むと→2-3-3-14(連対率22.7%、複勝率36.4%)

複勝率はまずまずですが、前走人気しており、当日も二桁人気にならなければ、当日1番人気~9番人気まで、幅広く好走馬が出てきています。


■前走札幌以外(ダート戦、1200m以下を除く)
1-2-1-16(連対率15.0%、複勝率20.0%)

この組の好走馬4頭に共通していた点は…
・前走函館以外
・前走上がり3Fタイム2位以内


この2点をクリアした該当馬のみに絞り込むと→1-2-1-6(連対率30.0%、複勝率40.0%)

前走函館だった馬たちは、0-0-0-7と好走馬が出てきていません。昨年人気になったスワーヴジョージも該当馬でしたが、10着と敗れています。どこまで傾向が続くのか気になるところですね。


□該当馬
・前走札幌
アラバスター(前走1番人気)
アラモアナワヒネ(前走6番人気)
スパーキングジョイ(前走6番人気)
プロフェット(前走1番人気)
ペイシャオブマーシ(前走2番人気、前走芝1200m)
ラシーム(前走2番人気、前走芝1200m)
リアルキング(前走8番人気)

・前走札幌以外
アドマイヤエイカン(前走函館、上がり3Fタイム1位)
アフターダーク(前走函館、上がり3Fタイム1位)
ディーズプラネット(前走新潟、上がり3Fタイム2位)
※各組、絞り込みに用いた点を()内に記載しています。


今回注目した点が、今年もキレイに全て引き継がれ、傾向通りとなれば、以下の馬たちに好走の可能性があるといえますね。
アラバスター
プロフェット
ディーズプラネット

の3頭。

正直、自分が注目していた馬たちが1頭も傾向に乗っていなかったことに落胆(゚ д゚ ;)。。。どこかは崩れる可能性もあるかと考えていますが、反対にどこも崩れなければ、前走新馬戦組からは上記3頭しか可能性がないということになります。自分で書いておきながら、どこか信じ難いところもあり、注目馬を取るかデータを取るか当日まで悩みそうです。。。

以上が、過去9年(函館開催を除く)、前走レース別の傾向となります。



先にも挙げた通り、もともと注目していた馬たちは、傾向に乗れていなかったので、その他で考えれば、
ラヴアンドポップ

D人気ブログランキング(※クロコスミアでした)
の2頭が、現時点での軸馬、穴馬候補として注目したいですね。

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