在宅患者と信頼関係を直ぐに築いた新人薬剤師① | 薬剤師の在宅医療奮闘記

薬剤師の在宅医療奮闘記

患者さんを助けるのは医師、看護師やケアマネージャーだけではありません。
薬物治療の担い手、薬剤師の活動を報告します。

ご無沙汰しております。

あらいぐまです!


今回は、弊社の新人薬剤師についてです!!



え~

あらいぐまの教育方針は

やってみて、失敗して成長すればええやない

自分で泳ごうとしないやつは溺れ死ねばいい
※泳ごうとした結果、溺れそうになったら救助します

ですっ!!



そこで、

入職3か月の新人を捕まえて

『在宅やってみる?』と聞いたところ

『やってみたいですっ(笑顔)』とのこと

ちゃんと考えての返答なのかは不明ですが

『やりたくない』とか『忙しくて無理』

という声が出てしまう在宅医療に対して

即答で『やってみたいですっ』という

気持ちは無下に出来んということで、

自分の担当患者を1人お願いすることにしました!!
※6月のお話し



どういった患者さんかというと

歩行に不安があり、

歳相応の認知機能低下が見受けられる

独居の男性です。


女性の新人社員ですし、

何かあったら大変ということで、

上記の様な患者さんを受け持ってもらうことにしました。
※いざとなったら逃げれそうだから



~初めての訪問~

もちろん最初から1人で訪問はさせません

一緒に患者さん宅へ訪問します。

患者さんには、

『病気やらなんやらで行けないこともあるから

もう1人担当薬剤師増やしますね』と説明

患者さんと打ち解けてもらうために、

配薬している間、雑談やら病状やら

色々会話をしてもらうことにしました。

患者さんも可愛らしい女の子が来たものだから

テンション高めで楽しそうに話していました!
※やはり異性の方がいいですよね・・・。

新人も正座して、

患者さんの思い、要望をくみ取ろうと

しっかり、傾聴していました。


そうこうしている内に配薬は済んだのですが、

あまりにも楽しそうに会話をしている患者さんの姿を見て

次の訪問予定もなかったことから

少し時間を取ってあげようと思い

2人のやり取りを聞いていました。


内容については記載しませんが、

初回から3、40分話し込むという・・・
※新人らしくずっと正座していた為、
 足が痺れてヨタヨタすることになりました(笑)
 いやぁ~初めての訪問でケガしなくて良かった!

まぁ相性が良かったのと

新人の物腰の柔らかさ、明るさなどが

孫キャラとして受け入れられたんだなぁと

信頼関係を初回から築けた感じでした。


ってなわけで、

とりあえずトライしてみろよ精神から

『次回から新人ちゃんがメインで

あらいぐまはサブになるから!

あと数回は一緒に訪問するし、

必要書類などの書き方は教えるけど、

患者さんにどんなサービスを提供するかは

新人なりに頑張って考えてやってね』

と伝えました(笑)


さてさて、

長文になってしまったので

2回目以降の訪問については

近日中に書く予定の

在宅患者と信頼関係を直ぐに築いた新人薬剤師②をご覧ください。