*介護の仕事*「おっかちゃん」になるため対応困難中 | 介護のすくーと&猫のモナカの癒し

介護のすくーと&猫のモナカの癒し

介護職としての介護技術と考え方、そして介護の現実
そして、猫のモナカに癒してもらおう!

今日はたまには認知症の事例です

今お泊りデイを利用している方です。

83歳女性 介護度1
家族:ご主人さまと2人暮らし
   子供はいるが家庭をもっているため
   介護の協力はあるが、常に介護はできない
ADL(身体機能):ほぼ自立
認知:
・5分前のことは認識ができない
・物への執着はあるが、自分の物と他人の物との区別がつかない
・感情の起伏が激しく、鬱の可能性がある
・他者との協調性が保つことができず、一人で行動してしまう
・帰宅願望が強いが、場所への認識ができていない
・ご主人様への依存は高い

あんまり詳しくは書けないから
基本的な情報はこんな感じで(^^♪


ここ最近忙しいのは
実は50%はこの方の対応に追われているのです・・・汗

前にブログで写メした
すくーとの腕を食べた方は
この方ですwww

てか・・・
介護度1じゃないっしょ!!www
認知症はなかなか介護度にはでてこないけど
区変かけたら2~3には絶対になるww

スタッフもこの方の対応に追われています
協調性が皆無のため、レクへの参加も拒否されほとんどできず・・・
一つの場所にとどまることができないです。

ほとんどマンツーでの対応になりますが、
職員の人数も限られているので
ずっとマンツーっていうわけにはいかないです
他の利用者さんもいるので。。。汗

主婦なのでキッチンで物をいじっていると
落ち着かれるので
キッチンに居ることが多いですが
キッチンにいすぎると
施設がご自宅になってしまい
他者がいることに混乱してしまい
鍋やら物が飛んできてカンシャクを起します・・・汗

一度混乱されてしまうと
職員の声掛けは一切耳に入らず
余計に混乱に拍車がかかってしまうので
言い方が悪いですが
危険がなければ
嵐が収まるのを耐えてる状況です・・・泣

そんな混乱が激しいですが
一瞬で泣き上戸になるときもあります

泣き上戸になると
職員が抱いて「大丈夫だよ~」「わかったよ~」
とか話をすると
混乱は落ち着きますが

混乱が落ち着くのも一瞬です・・・汗


集団生活にはちょっと難あり。。。な状況ですが
しかし
この方は
とても愛情表現が豊かな方でもあります。
やりすぎな時がありますが・・・汗

人のためにと愛情を分け与えたい方ですが
自分のために愛情を分け与えられることを嫌がるだけなんだと思っています


じゃ~どうする??

問題は職員と、この方との信頼関係が
まだまだ構築ができていないことが
この方の心の深層から遠慮の気持ちで
愛情を分け与えることへの拒否につながっていると思います

信頼関係はまだもうちょっと時間がかかりそうです
しばらくはまだ対応に追われるけど
このまま対応をしていくと
必ず信頼関係の構築はできると確信しています

すくーとのところの職員は
そんなヤワな職員ではないですww
みんな愛情たっぷりな職員なので
いつかは必ず
この難局を乗り越えられると思っています。!!!

そして、すくーとは
この利用者さんの近い将来の姿は想像ができます
いい「おっかちゃん」になっていると思います(^_-)-☆



介護の仕事とは
心のぶつかり合いなのかな~って思います

介助はだれでもできる
しかし
介護はその人すべて受け止めることが
介護なんだと思う