現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

虚無僧は誰のために?

2017-10-13 08:33:49 | 虚無僧日記

毎月一回、笹島の教室で、異業種交流の「結いの会」を開催している。

名古屋では著名なホテルの支配人、テレビ局のディレクター他

さまざまな職種の人が集まり、話は大いに盛り上がる。

昨日テレビ局のディレクターから云われたこと。

「虚無僧は何のためにやってるの?誰のために?

自分の美意識?、それだけでは番組にならない」と。

なるほど、名古屋市の助成金も「自分たちの満足のための

発表会は助成の対象外。自分たちの活動が一般市民に、

どのような影響を及ぼしているかが無ければ不可」。

「尺八の普及のため、虚無僧を知ってもらうため」ではダメ。

「尺八や虚無僧が 社会にとってなんの益になるのか」と

問われれば、返答に窮する。明治政府は「虚無僧は有害無益」と

断定した。今の世の中、虚無僧が社会のために有用となる要素を

見出さなければならない。

来週、〇〇小学校に招かれて、和楽器を子供たちに披露する。

それが和楽器のためではなく「子供たちに何を与えるのか」が

問われている。


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