毎月一回、笹島の教室で、異業種交流の「結いの会」を開催している。
名古屋では著名なホテルの支配人、テレビ局のディレクター他
さまざまな職種の人が集まり、話は大いに盛り上がる。
昨日テレビ局のディレクターから云われたこと。
「虚無僧は何のためにやってるの?誰のために?
自分の美意識?、それだけでは番組にならない」と。
なるほど、名古屋市の助成金も「自分たちの満足のための
発表会は助成の対象外。自分たちの活動が一般市民に、
どのような影響を及ぼしているかが無ければ不可」。
「尺八の普及のため、虚無僧を知ってもらうため」ではダメ。
「尺八や虚無僧が 社会にとってなんの益になるのか」と
問われれば、返答に窮する。明治政府は「虚無僧は有害無益」と
断定した。今の世の中、虚無僧が社会のために有用となる要素を
見出さなければならない。
来週、〇〇小学校に招かれて、和楽器を子供たちに披露する。
それが和楽器のためではなく「子供たちに何を与えるのか」が
問われている。