イギリス英語の教材用につくられたドラマの
あるシーンを見て目が点になった・・・
娘に「がんばって!」とエールを送っている母親。
場面は何の変哲もない英国の家庭での朝のヒトコマなんだけど。
手が・・・
good luckといいながら、
手が・・・
これはニッポンでは、
”エンガチョ”のサインではないかっ。
あ・・・【エンガチョ】って、書いて大丈夫ですかね?
念のため以下【エ●ガチョ】にしておきます。
なんとなくタブーの匂いがします・・・
とはいえ、この【エ●ガチョ】という言葉、日本文化の根幹にある観念と密接にかかわっているのは確かで、だからこそ現役のタブーの臭いをふんぷんとさせているわけですが・・・
う~ん、タブーってどんな匂い?
以下、簡単にWikipediaから【エ●ガチョ】の説明を抜粋。
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エ●ガチョは不浄のものを防ぐために囃したてる子供による口遊びのひとつである。語源は不詳とされているが、網野善彦(←私、この先生の大ファンです)によると、エンは穢や縁を表し、「縁(穢)を(チョン)切る」を表すとしている。
他に「因果の性(いんがのしょう)」の転訛とする説、「縁が千代切った」の略とする説などがある。
口で「エンガチョ」と囃し、指先や身体で防御の印を結ぶことで不浄なものの感染を防ぐ事が可能となっている。
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つまり、穢れの感染を防止する呪的な言葉で、そのボディランゲージがしばしば人差し指と中指クロスさせたものなわけですね。
穢れ・・・というのは、まさに日本文化の根幹にある観念で、これについてはいつか記事を書きたいと思っていますけど。
この、エ●ガチョサイン、かなり古くからおこなわれていたようで、平治物語絵詞・信西巻にも、人々がエ●ガチョの指をしているところが描かれています。
この場面は、薙刀に結ばれた藤原通憲(信西)の首とそれを見て穢れを防ぐ人々。
図が小さくて確認できないのですけど、以前この絵についての説明を読んだことがあり、それによると手前の武者が薙刀に信西の首をくくりつけ歩いており、それを見ている複数の人間がエ●ガチョをしてるんですね、中指と人差し指をクロスさせて。
死は穢れ。罪も穢れ。そして穢れは空気感染もすると考えられていたようです。
余談ですが、
数年前のNHK大河ドラマ「平清盛」で、
政敵に誅されたこの信西役をやったのが、
現在「女城主直虎」で徳川家康を演じている
安倍サダヲさんでしたね。
さて・・・
GOOD LUCK!
Oxford English Daily Conversation
[Episode 1]
https://www.youtube.com/watch?v=xRTMsguD-So
同じ指のサインが
英国だと幸運を祈るってことらしい。
驚き!
ところ変われば
ボディランゲージも変わる。
これ、当然だけど
知らないとアブナイことも・・・?
日本人はいきなり相手を殴ったりってこと、
あまりないと思いますけど
それでも英国流グッドラックサインを
いきなりやられたら、
あんまりいい気分、しないかも、確かに。
最近イギリス英語のヒアリング
練習してます。
そしたらなんだか、コーヒ-よりも
紅茶を飲む回数が増えたような・・・・?
*
MAY YOUR DAYS
BE BRIGHT !
冬の寒さ、到来!
みなさま、どうぞご自愛を。
あらんみらより
~愛をこめて~
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PS
スノウさま、本日は違う記事になってしまいました。
あの映画に関する記事は、現在執筆中。
近いうちに!
■Aran-Mira
photo by あらんみら (C)Aran-Mira
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いつもありがとうございます!
こちらは、もしも指に余力がありましたら(笑)
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