恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

秘め事~その1~その5

2014-12-01 09:20:28 | ハル君ルートで茶倉譲二

ハルルートの譲二さんの話の続編
『それぞれの道』で譲二さんがヒロインと別れて、七年が経ち、ヒロインはハルくんと結婚した。
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『Je te veux (おまえが欲しい)~その2』の続き



秘め事~その1

〈譲二〉
 
 午後の時間、いつものように客足が途絶えた。

 洗った食器を拭いて片付けていると、チャイムがなった。

譲二「いらっしゃい」

 声をかけながら出て行くと、思い詰めたような美緒が立っている。

譲二「…どうしたの?」

 彼女が何をしに来たのか、分かっていて敢えて聞く。

美緒「…」

 美緒は無言で俺に抱きついた。

 彼女を抱きしめて、囁く。

譲二「また…、俺に抱いて欲しいの?」

 美緒がこっくりとうなづく。

譲二「じゃあ、俺の部屋で待っていて。closeの札をかけてくるから…」

 美緒は「うん」と小さな声で返事をすると二階に上がって行った。
 
 半年前に、美緒は春樹と結婚式をあげた。

 俺は結婚式にはでないつもりだったが、美緒に「でないとみんなに怪しまれる」と言われて、仕方なく出席した。

 ウエディングドレスを着た美緒はとても奇麗で輝いていた。

 春樹と並んだ姿はお似合いで、俺の胸はえぐられるように痛んだ。

 彼女は挨拶以外では俺に見向きもしなかった。

 その夜、美緒との永遠の別れを記念して、酒を浴びるように飲んだ。


 しかし…、






 美緒は結婚後、市の福祉課を退職した。

 家に入りたいと言うことらしかった。

 もちろん、春樹の稼ぎなら美緒1人ぐらい十分に養えるし、別に不自然なわけではなかった。

 その新婚間もない頃から、美緒は月に一、二度、俺の所を訪ねて来るようになった。

 最初は単にコーヒーを飲みがてら、話をしに来ているのだと思った。

 しかし、今日のように客が誰も入っていない時には、俺にしがみついて「抱いて欲しい」という。

 以前、まだ2人が結婚していない時に「美緒が抱いて欲しいなら、俺はいつでも抱いてあげる」と言ったことが確かにある。

 しかし、今は新妻。さすがの俺も他人の妻を抱く気はなかった。

 だが…、惚れた女に「抱いてくれ」と言われて拒める男はいないだろう。

 美緒が訪ねてくると、小一時間ほど濃密な時を過ごすようになった。



☆☆☆☆☆

 俺はcloseの札を架けると急いで2階にあがった。

 美緒は俺のベットに腰掛けて、俺を待っていてくれた。

譲二「美緒、どうしたの?」

 俺が抱きしめると美緒は俺にしがみついた。

 唇が重なり、キスは激しくなる。

 何も言わなくても、美緒は俺を求めているのだとわかる。

 美緒の服を脱がすと丹念に彼女を愛撫した。

 こうして美緒を抱いていると、昔のままで、時が経っていないかのように錯覚してくる。

 指で彼女をいかせると、俺は聞いた。

譲二「俺が欲しい?」

美緒「…うん」



 彼女の中に分け入って一つになる。

 俺はうわ言のように「愛してるよ、美緒」と何度も囁いた。

 美緒も「譲二さん」と応えてくれた。

 押し寄せる快感の中で、いつしか罪悪感も忘れていた。


その2へつづく

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秘め事~その2

〈譲二〉


 息を整えながら、美緒を抱きしめて優しく口づける。

譲二「…こんなことになるんだったら、どんなことをしてもハルから奪っておくんだった。」

美緒「そうしたら、私は時々ハル君のところへ行っていたかもしれないよ」

譲二「…それでもいい。美緒を自分のものにできるのなら…。
こんな風に泥棒猫みたいに美緒を抱くんじゃなく…」

 美緒は寂しそうに笑った。

譲二「ねえ、前にも聞いたけど…、ハルとうまくいっていないの?」

美緒「そんなことないよ…。ハル君は忙しいけど、ちゃんとお休みもとって私のことも考えてくれているし…。相変わらず優しいし…」

譲二「それならなぜ? 毎回美緒を抱く俺に言えた義理じゃないけど…。
なぜ、俺のところにくるの?」

美緒「どうしても、時々体が疼いて、譲二さんが欲しくなるの…」

譲二「…それは…。光栄ですって言うべきなのかな…」

 時計を見る。そろそろ客が戻ってくる時間だ。

譲二「シャワーを浴びておいで。
コーヒーを入れてあげるから、飲んでから帰るといいよ」

 美緒の額にそっと口づけた。

美緒「コーヒーは飲まなくてもいいよ。」

譲二「クロフネに来てコーヒーも飲まないなんて不自然だろ?
 美緒はクロフネに来てコーヒーを飲みながら、俺とおしゃべりをしたんだ。」

美緒「え?」

譲二「ハルには、時々クロフネに来て俺とおしゃべりをしていると話した方がいい。
ここに出入りしているところを誰かに見られているかもしれないし、人間、なるべく嘘はつかない方が気持ちが楽だよ。
わかった?」

美緒「…うん」

譲二「俺に抱かれたことについてはただ黙っているだけだ…。
嘘をつくわけじゃない。」

 美緒はじっと俺を見つめた。

美緒「譲二さん。ありがとう」

譲二「俺は美緒を抱くのは一向に構わないけど…。
美緒の気持ちが落ち着いたら、ただのおしゃべりだけで済むようになるかもしれないよ…。ね?」

 美緒は涙を拭いてニッコリ微笑むとシャワーを浴びに降りて行った。

 俺は急いで服を着て、店に降りる。

 closeの札を取り、美緒のためにコーヒーを準備する。



 間もなく、少し落ち着きを取り戻したらしい美緒が現れた。

 それを見計らってカウンターにコーヒーを出した。

美緒「ありがとう、譲二さん」

譲二「ちょっとは落ち着いた?」

美緒「ええ。」

譲二「美緒ちゃん、本当にどうしたの? 相談ごとがあるなら、俺に話して?」

美緒「…」

譲二「美緒ちゃんが俺に求めているのは体だけ、というなら別だけど…」

美緒「そういうわけじゃないの。ただ、自分の気持ちがちゃんと整理できてなくて…。」

 美緒は職場を退職したわけを話してくれた。

 同僚とのトラブル。

 結婚の準備とも重なり、かなり心労が耐えなかったようだ。

美緒「譲二さんには本当に悪いと思ってる。
今まで散々振り回して、今もまた迷惑ばかりかけて…」

譲二「そんなの気にすることないよ。
俺は今も美緒ちゃんのことが好きなんだから。
好きな人のためなら、なんでもできる。
って、俺がこんなことばっかり言ってるから、美緒ちゃんが不安になるのかな?」

美緒「ううん。ありがとう。今日はもう帰るね。
コーヒーごちそうさま。」

譲二「あ、おごりだから、代金はいいよ」

美緒「でも」

譲二「いいから。また、来て。今度はおしゃべりで」

 美緒は少し微笑んで、出て行った。


 俺は大きくため息をついた。

 美緒が出て行った後に、次々と客が入り出し、深く考えることができなかった。


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 夜、店を閉めてから、シャワーを浴び、自分の部屋に戻った。

 体が少しけだるい。俺ももう年なのかもしれない。

 それにしても、美緒はどうしたのだろう?

 もしかして、美緒は心を病んでいるのだろうか?

 長年、俺とハルの間で取り合いになって、翻弄されて、俺にもハルにも罪悪感を感じているからだろうか?

 だとしたら、美緒がああなった責任の一旦は俺にある。

 というより、元々ハルを好きな美緒を無理やり自分のものにした俺の責任が一番重いのだろう。


その3につづく

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秘め事~その3

〈美緒〉
 ハル君との結婚は、ハル君と付き合い始めてからの7年間ずっと望んで来たことだった。



 ハル君にロマンティックにプロポーズされ、それぞれの両親にも正式に挨拶し、みんなに祝福されて結婚したはずだった。

 結婚式には譲二さんさえ出席して祝福してくれた。

 嫌がっていたけど、私が少し脅したら出席してくれたのだ。

 譲二さんは元恋人だけど、吉祥寺での私の親代わりでもある。

 その譲二さんにはどうしても出席して欲しかったのだ。




 結婚前、一度だけ譲二さんに抱かれたことがある。

 ハル君とクライアントのことで喧嘩して家出した夜、クロフネに泊めてもらった時のことだ…。

 その時の私は精神的に不安定で、どうしても譲二さんに慰めてもらいたかった。

 独りになるのが怖くて怖くて、出来れば昔のように譲二さんに抱きしめてもらったまま眠りたかった。

 でも、元恋人の男女が2人っきりという状況では、ただ抱きしめ合うだけでは終わらなかった。

 「とんでもないことをした」と後悔して動揺する私に、譲二さんは「今夜のことは2人だけの秘密にしよう」と言ってくれた。

「ぐっすり眠って明日の朝には全て忘れなさい」とも。

 翌朝、迎えに来たハル君と仲直りして、譲二さんとはそれだけになった。

 だから、私たちが秘密を守れば、何も心配することはないはずだった。




 結婚するにあたって、私は仕事を辞めた。

 みんな「もったいない」と言ってくれたし、私もやりがいのある仕事は続けたいと思っていた。

 しかし、ハル君にプロポーズされる少し前から、職場の同僚と些細なことがきっかけでトラブルになり、それは感情のもつれから修復不可能なものになっていた。

 私の精神が不安定なのはその職場でのトラブルにも一因があった。

 結婚式の準備と職場でのトラブルに疲れ果てた私は、市役所を退職した。




 結婚後しばらくは幸せで充実した日々を送っていた。

 しかし、忙しいハル君を仕事に送り出し、日中独りで過ごしていると、だんだんいたたまれなくなって来た。

 そして、あの譲二さんとの一度だけの過ちが頭の中にもたげて来るようになった。

 譲二さんは私の初めての人で、3年間愛されて来たから、譲二さんのやり方が私には一番しっくりくるのだった。

 心はハル君のことが一番好きだし、恋人としての期間もいつの間にか譲二さんより長くなっていたのに、久しぶりの譲二さんとの出来事が私の体に火をつけてしまったのだ。

 結婚後、初めてフラフラとクロフネに行ったとき、譲二さんはコーヒーを奢ってくれて、たわいのないおしゃべりをした。

 その時も譲二さんに抱いて欲しいと思ったが、店には二組くらいのお客さんがいて、そんなことは言い出せなかった。

 それでも、譲二さんの笑顔をみて、声を聞いたことで、私の気持ちは安定し、その後半月くらいは平穏に過ごした。



 そして、また気持ちが塞いでイライラしたとき、クロフネにいってみた。



 その日はたまたま、お客さんは誰もいなかった。

 コーヒーを飲み、おしゃべりをして…。

 ふと会話が途切れた。

 譲二さんと見つめ合う。

 その時、なぜか私の目からは涙が静かに溢れ出た。

 驚いた譲二さんは私の手を握ってくれた。

 それでも泣き止まない私を慰めようと抱きしめてくれて…。

 その後は譲二さんの部屋で愛し合った。

 そして、それからはひと月に一、二度、クロフネに客足が途絶える時間帯に訪ねては譲二さんに抱いてもらうようになった。

 譲二さんに抱いてもらった後は気分が高揚し、しばらくは朗らかに過ごすことができた。

 しかし、日が経つにつれまた気持ちが塞いで…ということを繰り返していた。


その4につづく

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秘め事~その4

〈譲二〉


 美緒を抱いた数日後の夜、そろそろ店を閉めようと準備していると、ハルが店にやってきた。

 俺は努めて平静にハルを迎えた。

春樹「こんばんは、譲二さん」

譲二「やあ、ハル、久しぶりだね。結婚式以来じゃないか?」

春樹「そうですね…」

譲二「何を飲む?」

春樹「じゃあ、コーヒーを」

 美緒のことを聞きたいと思ったが、下手な言い方をするとやぶ蛇になりそうなので、違う話題をふった。

譲二「仕事の方はうまく行っている?」

春樹「ええ、クライアントも増えましたし、忙しくなってきたので、事務所に人も増やしました。」

 やはり俺は耐えきれずに美緒のことを聞いた。

譲二「そんなに忙しかったら、美緒ちゃんは寂しがってるんじゃないの?」

春樹「美緒のことはいつも気をつけるようにしてます。
昼も時間が取れれば、家に帰って食べるようにしてますし。」

春樹「それより、譲二さん。美緒が時々クロフネにお邪魔しているようですね。」

 俺はあえて、春樹の目をまっすぐ見つめて言った。

譲二「ああ、月に一、二度くらいかな。昼間に来てくれてるよ」

春樹「この間、美緒が自分から譲二さんを時々訪ねていることを話してくれました。」

譲二「色々と愚痴を聞いて欲しいらしいね。
仕事を辞めたのも、職場でのトラブルが原因だと言っていた。
本当はハルにもっと話を聞いて欲しいんじゃないのか?」

春樹「美緒の話は出来るだけ聞くようにしていますよ。
それより…」

春樹「譲二さんは美緒のことをどう思っているんですか?」

譲二「好きだよ」

春樹「!!」

譲二「といっても、今は妹のように思っているんだけどね。」

 俺は、少しだけ嘘をついた。

春樹「恋愛感情はもうないと?」

譲二「ああ。俺たちが別れて、もう8年になるんだよ。
お互いもう気持ちの整理はついてるさ」

春樹「譲二さん。譲二さんと美緒の関係は未だに続いているんじゃないですか?」

譲二「なんでそう思うの?」

春樹「ただ単に俺の勘です」

譲二「そんなこと疑ったら、美緒ちゃんがかわいそうだろ?」

譲二「美緒ちゃんは本当に一途にハルのことを思っているよ。
それは昔から変わらない…」

春樹「譲二さんは…、そんな美緒を自分のものにしたわけですか?」

 一瞬、ハルが言っているのは今のことかと思い動揺した。

 しかし、すぐに昔のことを言っているのだと気がついた。

譲二「ああ、そうだ。
その頃は俺も美緒ちゃんのことが大好きで、どうしてもハルより先に手に入れたいと思った。」

春樹「譲二さんが美緒との交際宣言をして、美緒が俺に別れを告げた時、美緒はすでに譲二さんとは肉体関係があるようなことをほのめかせました。
その時には美緒に手を出していたんですね。」

譲二「ああ。あれよりずっと前にね」

春樹「美緒が何かを悩んでいるように見えた時には既に…ということですか」

譲二「そうだろうね」

春樹「…」

 ハルが心底俺のことを憎いと思っているのが伝わった。

譲二「俺を殴ってもいいぞ。…それで気が済むなら」

春樹「…いいえ。やめときます。
何年も休んで体が鈍っているとはいえ、下手をすると譲二さんを病院送りにしそうですから…」

譲二「なら…。安心した」

 ハルはコーヒーを飲み干すと、

春樹「ごちそうさま…。」

と言って、代金を置くと立ち上がった。

 その後ろ姿に声をかける。

譲二「美緒ちゃんは…、ハルのことが一番好きだし、誰よりも大切に思っている。
昔から今までそれは変わらない。
それを分かってあげて欲しい」

 ハルは後ろを向いたまま答えた。

春樹「それは…言われなくても知っていますよ。」


 そして、そのまま立ち去った。




 春樹は俺を牽制に来たのだと、よくわかっていた。

 今の俺たちの間のことは何があってもしらを切り通さなければならない。

 美緒を守るためにも。

 そして、そのためには美緒が『抱いてくれ』と来ても追い返すのが一番だと分かっていた。

 しかし、いざ美緒が俺のところに来ると、彼女の望み通りに抱いてしまう俺がいる…。


 


 



 いや、「彼女の」ではなく、「俺の」望み通りに…だな…。



その5につづく

 

 

 


☆☆☆☆☆

 


ハル君も大人の男になり、こんな譲二さんとのやり取りが、これ以降も時々出てくる。
2人の緊迫した男同士のやり取り、自分で書きながら中々好きなんだよね。
ハル君は色々経験してピュアなだけの男では無くなり、譲二さんは自信満々に相手しているようで、内心は焦ってるというような…。
2人のやり取りもお話が進むに従って変わっていくので、そこにも注目してもらえるとうれしい。

 

 ☆☆☆☆☆

秘め事~その5

〈譲二〉


 美緒がクロフネを訪ねて来ている。

 行為の後、彼女の体を優しく撫でていた。

美緒「私は、こうやって未だに譲二さんに愛されていることを確認しているんだと思う。」

譲二「え?」

美緒「ハル君と結婚した今でも、譲二さんを永遠に自分のものにして置きたいんだと思うの。」

譲二「俺は美緒を抱かなくても、ずっと美緒を愛してるよ。
それはきっと一生変わらない…」

美緒「でも、ずっと会わないままでいたら、その気持ちは薄らいで、私のことも諦めようとしたでしょ?」

譲二「そんなこと…ないよ」

 そう言いながらも、明里のことを思い出した。

 失恋して…、何年もかかったが結局明里のことは古い友人として心の中で整理することができた。

美緒「私は…いつか譲二さんが私を諦めて、別な人のものになってしまうのが耐えられないのだと思う。
自分はハル君と結婚したくせにね…。」

譲二「それは…もしかして俺に対する復讐なのかな?」

美緒「え?」

譲二「この間、夜にハルがクロフネに来たんだ…」

美緒「ハル君が…!」

譲二「それで、色々話していて、その時にハルは、ハルのことを一途に思っていた美緒を、俺が無理やり自分のものにしたことを責めて、俺を許せないみたいだった。」

美緒「…」

譲二「美緒もやっぱり同じなんじゃないか? 
あの時俺が手を出さなければ、美緒の『初めての人』はキスもセックスもハルだったろ?」

美緒「譲二さんに復讐したいだなんて、そんなこと思うわけないよ…。
だって、譲二さんのことも大好きなんだもの。」

譲二「俺はね、美緒を責めているわけじゃないんだ。
これが美緒の復讐だとしても、俺は甘んじて受け入れる。
一生美緒の虜のままでもいいと思ってる。」

美緒「譲二さん…」

譲二「それくらいひどいことを美緒にしたんだろ?
俺は…」

美緒「そんなことない…」

 美緒が俺にしがみついて来た。

譲二「そんなこと…あるよ…。
そうじゃなきゃハルのことが大好きな美緒が俺に『抱いてくれ』なんて言うわけないじゃないか」

 胸にしがみつく美緒を抱きしめ、…その日俺はもう一度、美緒を抱いた。



秘め事~その6~その9につづく





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