恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

またまた始まった…若い子との暮らし~その2

2015-07-27 07:43:58 | かなり年下の彼女

『年上の彼女』と同じ時期に書いたお話です。
ここでは、年下の子との恋愛というよりも、ちょっと手出しをするのは憚られる相手がいたとして、積極的な女の子のアプローチに譲二さんはどう対処するだろう? という興味で書き始めました。
吉恋のヒロインはそんなに積極的というわけではないですからね。女の子の方から抱きついてくるようだったら、どうするの? って。

この話はまだラストが確定してない…と言うか、途中で止まってます。
だけど、upするうちに続きの話も書けるようになるといいな…という希望的観測でupしていきます。


☆☆☆☆☆

 譲二ルート以外のどれかのルートの譲二さん。
 本編のヒロインは大学を卒業して就職、クロフネを出ている。

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またまた始まった…若い子との暮らし~その2

〈譲二〉
 そういうわけで、汐里ちゃんを居候させることになったわけだが、俺に懐いて恋人気取りでまとわりつく。

 一度、シャワーを浴びて自分の部屋に入ったら、汐里ちゃんがベッドに横たわって待ち構えていて、びびった。

 その時は膨れつらの彼女を追い出して事なきを得たが、それからは自分の部屋に鍵をかけるようになった。


譲二「これ以上こんなことをするんだったら、ここから出て行ってもらうからね」


きつく言い渡したが、果たしてどこまで分かってくれたことやら…。

 翌朝、ちょっときつくいい過ぎたかと恐る恐る顔を合わせたら、いつも通りに抱きついて来た。

やれやれ…。

 汐里ちゃんは百花ちゃんよりもずっと年下で、俺の恋愛の守備範囲からは確実にはずれている。

 といいながら…。


汐里「マスター…。お風呂仕掛けたよ…」


 汐里ちゃんが抱きついて来た。


譲二「ご苦労さん」


 俺は彼女を抱きしめて、おでこにキスをした。


汐里「えーっ、おでこだけ? 唇にしてよ、この間みたいに!」

譲二「この間のことは言わないでよ。あれは事故みたいなもんなんだし…」

汐里「だって、やっとマスターが私をオンナとして見てくれたかと思ったのに…」


 この間、汐里ちゃんの唇にキスしてしまい…。

 で、結局それは軽いキスでは終わらなかったんだよね…。

 ちょっと反省してる。

 少しアルコールが入っていたというのもあるし…。


 あれから、俺は酒は飲まないように気をつけることにした。

譲二「だってね…。汐里ちゃんはまだ若いんだから、俺みたいなオジサンじゃなくてもっと若い男と付き合わないと…」


汐里「私はマスターのことが大好きなのに」


 いつもながら、彼女のストレートな物言いに苦笑する。


譲二「それはありがとう。さ、お風呂ができたら先に入っといてね。俺は店を片付けてしまうから…」

汐里「ちぇっ」

譲二「ほらほら」

 不満そうな彼女を追いやる。

 俺はため息をついて、先日の出来事を思い浮かべた。

 

その3へつづく



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